SEOとは?基本的な考え方と対策について詳しく解説
Webサイトやコンテンツを作成する中で、SEOという言葉をよく聞きます。
しかしどのような意味があるのか、SEO対策に必要な対策とはなにかわからない人もいるでしょう。
今回はコンテンツが検索上位に表示されず結果を出せない、SEOとはそもそも何かといった人向けに、解説いたします。
ぜひ最後まで、お読みください。
SEOとは
SEOとはSearch Engine Optimiizationの略であり、検索エンジン最適化の意味があります。
具体的にどのような対策をするのか、効果や目的、実際に意味があるのかといった疑問に以下で回答します。
SEO対策について
SEO対策は検索エンジンの最適化を目的に、実施する対策について指します。
大まかにコンテンツ施策・内部対策・外部対策の、3つに分かれます。
SEO対策はマーケティングの1つの手法のため、サイトが達成したい結果につなげるのが、本質的な目的といえるでしょう。
つまり施策の実施によって検索結果の上位表示を目指し、最終的に流入数や問い合わせ数などの増加が目標です。
検索結果の上位表示を狙うには、ユーザーのニーズを満たしたコンテンツ作りが大切になります。
SEO対策のメリットと意味がないと言われている理由
SEO対策には実施するにあたり、当然メリットもデメリットも存在します。
SEO対策のメリットは広告費用がかからない、実施によってコンテンツの価値が高まり、サイト全体の資産性が高まる点です。
ほかにも検索上位になると流入数が増える、ブランディングにつながるといったメリットもあります。
反対にSEO対策は結果が出るまでに時間がかかる、確実な正解がないといった点がデメリットです。
確実な正解がないために、実施しても思うような効果が得られなかった、意味がなかったと言われる場合もあります。
検索エンジンが検索結果の順位を決める仕組み
検索エンジンはどのように、検索結果の順位を決定するのか、仕組みについてご紹介します。
順位が付くまでには、クロールとインデックスの2つの段階を経て、検索結果に表示される仕組みです。
それぞれ評価について、詳しく以下で解説します。
クロール
クロールではGooglebotと呼ばれるWebクローラーが、インターネット上のWebページを巡回して、新しいページや更新されたページを見つけ出します。
クローラーはリンクをたどってWebページを巡回し、ページ内のコンテンツや画像のほか、ファイルやタグなどを収集します。
どんなにユーザーにとって有益な情報が書いてあっても、クローラーに認識されなければ、検索結果に表示されません。
SEO対策では、クローラーに認識されるサイト作りも重要な要素の1つです。
インデックス
インデックスとはクロールされたWebページの内容を、Googleのインデックスという巨大なデータベースに保存することです。
インデックスはWebページの内容や、そのほかのページの更新日時、キーワードの出現頻度などを元に、ページがどのような検索クエリに関連するかを判断します。
登録しても問題ない品質であると判断された場合に登録され、キーワード検索された際の結果として表示される仕組みです。
場合によってはクロールが正しく行われても、インデックスがされておらず、検索結果に表示されないケースも存在します。
検索結果の表示
クロールによって収集されてインデックスされたページ情報は、Googleのアルゴリズムに従って関連性と信頼性の高いページが表示される仕組みです。
この際200以上のランキング要因をもとに、ページの順位が決定されます。
順位決定の際にはページの品質やリンクの数、品質、ユーザーの検索履歴、位置情報などが考慮されます。
検索結果は一度表示されたら固定されるわけではなく、日々アップデートや新しいコンテンツの登場によって変化します。
上位表示を目指すには、ユーザーのためを考えたコンテンツを作成し、日々更新する必要があるでしょう。
SEOの基本的な考え方
SEOの基本的な考え方は、Googleのウェブマスター向けガイドラインやGoogle 品質評価ガイドラインから確認できます。
ガイドラインには基本指針やコンテンツの評価基準、ペナルティ対象となる不正行為などが明記されています。
特に以下の、「Googleの掲げる10の真実」は重要です。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
Googleが追い求める検索エンジンのあるべき姿が、読み解けるでしょう。
SEO対策の基本
SEOの目的や基本的な考え方はわかったが、どのような対策をすべきかわからない人もいるでしょう。
以下では、SEO対策の基本となる施策を、7つご紹介します。
コンテンツを作成する際は、以下の対策を盛り込んでおきましょう。
キーワード選定
SEO対策の基本の1つは、キーワード選定です。
自社のコンテンツへのアクセスを増やすためには、ユーザーのニーズがあるキーワードを選定する必要があります。
検索ボリュームが非常に多いキーワードはビッグキーワードと呼ばれ、競合が多く、上位表示が難しいです。
まずは自社の製品やサービスに関連したキーワードの中から、検索ボリュームがそれほど大きくないキーワードを選定しましょう。
関連するキーワードは、サジェスト機能やGoogleトレンドなど、無料のツールを利用して確認可能です。
参考記事:キーワード選定が難しい方へ|正しいやり方とおすすめツールをプロが解説
サイト、記事設計
キーワードを選定したあとは、サイトや記事の設計です。
サイト設計ではWebサイトを作成する前に、あらかじめどのようなテーマでサイトやコンテンツを作成するかを具体的に決めて、設計をします。
設計を行うとサイトのテーマがブレる可能性も下がり、ユーザーからの評価も得やすくなります。
さらに専門性や独自性の高いサイトにつながり、結果としてGoogleからの評価が高まるでしょう。
サイト設計時にはWebサイトを通して成し遂げたい目標や、メインのターゲットなども併せて定めておくと、よりSEOに効果のあるサイトにつながります。
ページ読み込みスピード
ページを読み込むスピードも、SEOにおいては大切なポイントです。
読み込みのスピードが遅いと、ユーザーの離脱が増えてしまいます。
ユーザー体験が悪くなるほか、親切な設計ではないと判断され、順位低下につながります。
ページスピードを改善させるためには、画像や動画などを圧縮させてから掲載する、遅延性の画像読み込みを採用するなどの方法を導入しましょう。
またページ読み込みスピードは、Googleが提供しているPageSpeed Insightsから無料で確認可能です。
参考記事:pagespeed insights(ページスピードインサイト) 改善方法をSEOのプロが解説!
適切なHTMLタグの設置
適切なHTMLタグの設置は、ユーザーというよりもクローラー向けの対策になります。
クローラーはロボットのため、記事を人間と同じように判断しているのではなく、タグ内の情報を読み取って判断しています。
そのため適切な位置に適切なHTMLが設置されていないと、正しい情報を読み取ってもらえず、低評価につながってしまうでしょう。
コンテンツ作成時に利用するタグは、主に以下のようなものです。
- title
- meta description
- meta
- h1~h4
- alt
SEOとしてはユーザーはもちろん、評価をする検索エンジンにも配慮した対策が重要です。
内部リンク
内部リンクはサイト内の記事をつなぐ、リンクを指します。
サイト内でも特に現在のコンテンツと関連性の高い、コンテンツのリンクを掲載しましょう。
関連性の高いリンクを設置していると、ユーザーの欲しい情報を一度に提供できる可能性が高まり、滞在時間も伸びます。
またクローラーもリンクを辿って移動するため、関連性の高いリンクを設置しているサイトとして評価につながるでしょう。
設置の例としては「旅行 おすすめ」の記事を作成していた場合、サイト内の「旅行 海外 おすすめ」「旅行 お土産 おすすめ」などの、キーワードの記事が該当します。
記事を作成する際は、関連性の高い記事がないか、内部リンクを設置できないかを確認しましょう。
外部リンク(被リンク)
外部対策は主に他のサイトからの、被リンク獲得がメインになります。
Googleでは多くのサイトからリンクされているサイトが、良いサイトであると考えているため、被リンクもSEOへ影響を与えます。
紹介されるサイトは、信頼できる品質の良いサイトであると、ユーザーにも判断されるでしょう。
しかし評価の対象となる被リンクは、自然発生的な良質なサイトからの被リンクに限られます。
外部サイトの質が低い、関係ないサイトからの被リンク、自身で購入したといった場合は評価の対象にはなりません。
反対にペナルティの対象となる可能性もあるため、不自然な被リンクは注意する必要があります。
E-E-A-T
E-E-A-Tとは「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」の頭文字を取ったものです。
Googleではサイトの専門性や、信頼できるかどうかを確認しています。
権威のある人に監修されている、独自の経験談が盛り込まれている、専門性が高いサイトは品質評価が高まり、結果上位表示へとつながります。
反対に信用性の薄い情報のみが記載されているコンテンツは、評価が下がり、サイト全体への評価にも影響を及ぼします。
特にYMYLと呼ばれる金融や保険、医療などの生活に深く関わる、専門知識の必要な内容を扱う際には専門性などを重視しましょう。
関連記事:E-E-A-Tとは?SEOに重要な理由と具体的な対策について解説
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SEOの効果を確認する方法
SEO対策は一度実施したら、そこで終了ではありません。
実際に行った施策に、どのような効果があったのかを確認し、場合によっては再度対策を行う必要があります。
今回はSEOの効果を確認する方法を、2つご紹介します。
全体パフォーマンスの確認
サイト全体のパフォーマンスを確認して、どのような変化があったのか確認しましょう。
対策を実施した後の効果確認には、ツールの利用が必須です。
特にGoogleが提供している、以下の無料のツールは導入しましょう。
- Google Search Console
- Google Analytics
Google Search Consoleは検索結果に何回表示されたのか、何回クリックされたか、流入経路などの確認が可能です。
Google Analyticsはサイトやコンテンツ内で、ユーザーがどのように動いたかを分析します。
どちらもコンテンツを運営するうえでは欠かせないため、事前に登録を済ませておきましょう。
検索順位のモニタリング
SEOの効果が検索順位に、どのように反映されているのかの、モニタリングも必要です。
ただし検索順位は日々変動するものであり、毎日ずっとパソコンの画面を見ているわけにもいきません。
検索順位チェックツールを利用すると、自社はもちろん競合の変動を記録として確認できます。
競合の順位も確認しておくと、検索エンジンの動向やアルゴリズムの変化について、対応できるようになる可能性があります。
定期的に検索順位チェックツールを利用して、どのような変化を辿っているか確認し、適切な対策の実施を検討しましょう。
SEOのよくある質問
SEO対策を行う際には、目的や必要な対策内容のほかにも、疑問に感じる点はあるでしょう。
下記ではSEOについてよくある質問を、3つご紹介しています。
回答を確認し、不安や疑問を解消したうえで、適切なSEO対策を実施しましょう。
Q:SEO対策の費用はどれくらいかかる?
SEO対策の費用は、どの程度の対策を実施するのかによって変動します。
一般的な対策の相場については、以下の表をご確認ください。
対策 | 費用相場 |
SEO総合コンサルティング | 10〜50万円程度 |
SEO設計コンサルティング | 10〜100万円程度 |
コンテンツSEO | 5〜10万円/本 |
内部SEO対策 | 50万円〜 |
外部SEO対策 | 1万円〜15万円程度 |
同じ施策内容でも、ボリュームなどによって値段は変動します。
一般的にSEO対策を外注した場合は、数万円〜数百万円の費用が発生すると想定しましょう。
少しでも費用を抑えたいと考えている人は、aidamへご相談ください。
お客様が納得できる価格となるよう、お見積もり作成やご相談に対応いたします。
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Q:SEO対策は自分でできる?
SEO対策は、自身でも可能です。
ただしSEO対策自体は専門的な知識とスキルが必要なため、自身で行えるのは簡単な内容のみです。
ある程度の経験がある場合は、全て自身で行うのも可能でしょう。
しかし結果につなげるためには、手間も時間もかかるうえ、すぐに効果は表れません。
本格的な対策を導入したい場合は、専門の業者への外部委託がおすすめです。
自身で行えるセルフSEOについては、以下の記事をご覧ください。
参考:セルフSEOは意味がない?検索順位をあげる6つのポイントを解説
Q:SEOライティングとは?
SEOライティングは特定のキーワードや、フレーズを適切に取り入れたコンテンツ作成を指します。
キーワードに関連する検索クエリでの、検索順位の向上が目標です。
つまりキーワードを検索した際に、ユーザーにとっても有益なコンテンツである必要があります。
特にユーザーのニーズや問題点を理解し、それに回答するような内容のコンテンツ作りが重要です。
参考:【記事作成】SEOに強い記事のライティング方法|高評価に繋がる記事とは?
まとめ
SEOとはSearch Engine Optimiizationの略であり、検索エンジン最適化の意味があります。
検索結果の上位に表示させて、問い合わせ数や購入数の増加などを目標とします。
SEO対策は7つの基本的な考え方があるため、原則基本に則って作成を進める必要があります。
さらに、作成をした後も定期的に効果を確認し、順位に大きな変動がないかの確認が必要です。
SEO対策では、基本を押さえた施策の実施が大切となります。
特にGoogleが掲げる10の真実や、品質評定ガイドラインは作成前から確認しましょう。
ユーザーにとっても、検索エンジンにとっても有益なコンテンツ作りには、欠かせません。
SEOは適切に対策を行うと高い効果につながるため、まずは基本に則った対策を実施しましょう。