誰でもできるセルフSEO|検索順位をあげる6つのポイントを解説
Webサイトを運営していく担当者の人が、実際に運営を行っていくなかで気になる点の1つは、SEOによって上位が狙えているかでしょう。
セルフSEOは費用がかからずにできる反面、順位を上げられるのか、正しい効果を得られるか不安になる部分もありますよね。
今回はSEOの正しい知識と、6つのポイントを抑えて検索順位を上げるための解説をします。
セルフSEOで検索順位は上げられるのか?
正しい知識とポイントを抑えた施策を導入すると、自分でSEO対策して検索順位は上げられます。
SEOは検索順位を上げるだけでなく、検索エンジンの持つロボットや検索ユーザーにとって、理解しやすくて使いやすいサイト作りが目的です。
ただし、知識と経験は必要となってくるため、様々な情報を集めながらPDCAを回していく必要があります。
まず、Google検索エンジンの検索結果としてサイトページが提示されるまでに、どのような動きをしているか知りましょう。
SEOの基本
SEOとは検索エンジン最適化という意味を持ち、Googlebotのクローラーに正しくクローリングされる設定や状態を指します。
またGoogleなどの検索エンジンが正しく、レンダリング可能なページになっている、正しくインデックスされる状態です。
検索エンジンにとって理解しやすいのはもちろん、ユーザーニーズに対応したコンテンツ作りがSEOでは基本となります。
検索順位が決まるまで
検索エンジンがWebサイトの、検索順位を決定するには、3つの順序を踏んでいきます。
それぞれの工程に必要な作業を怠ると、期待するような検索順位は得られないでしょう。
今回はどのような形で順位が決定となるのか、その流れを以下で解説します。
流れを理解してどのような対策をするべきか、どういった点に気をつけなければならないかをご確認ください。
クローリング(Crawling)
クローラーと呼ばれる検索エンジンのロボットが、Webサイトを巡回してページの情報を取得する行動をクロールと呼びます。
取得する情報は多岐にわたり、コンテンツや画像、ファイルといったあらゆる情報が対象です。
クローラーは検索エンジンごとに存在し、不定期で巡回します。
そのためサイトを公開しても、タイミングによってはすぐにクローリングされるわけではありません。
レンダリング・インデキシング(Rendering&Indexing)
レンダリングとは画面の内容を指示するデータを、プログラムで処理をして、人間がわかる内容に変換する作業です。
レンダリングの内容をもとに、Googleでは検索エンジンのデータベースにWeb情報の登録をする、インデックスを行います。
ユーザーにどのように情報が見えるのかを確認し、検索エンジンへのデータベースにカテゴリーごとに登録をする流れが、順位への影響を与えます。
ランキング・検索結果情報の提供(Ranking & Serving)
Googleのアルゴリズムによって、ページを評価した後はランク付けが行われます。
順位が決定した後に、検索結果として提供されます。
検索上位に表示されるためには、Googleが公表している方針などを事前に確認しましょう。
特に情報の関連性や信頼性、ユーザーニーズに関する部分は、Googleで重要とされている部分です。
セルフSEOで抑えるべき6つのポイントは?
検索エンジンがどのように評価をするかわかったところで、セルフでSEOをする際に抑えるべき点もご紹介します。
SEOでは効果があるものを取り入れないと、時間をかけたのに無駄だったとなってしまいます。
SEO対策で順位を上げて、アクセスを増やすためのポイント6つを解説します。
SEO対策の基本【キーワード選定】
SEO対策で基本中の基本となるのがキーワード選定です。
上位表示できないキーワードを選んでしまうと、全くアクセスが来ません。
例えば『脱毛』とか『育毛剤』などの単一キーワードと呼ばれるもの。
ビッグキーワードとも呼ばれています
他にはYMYLと呼ばれるジャンルのキーワード。
YMYLに関しては、以下の記事を参考にされて下さい。
まずは、ロングテールキーワードと呼ばれるキーワードを選定して対策していくことが大切です。
記事の構成
セルフSEO対策の一環としてブログ記事の執筆において、検索意図に合わせた記事構成、コンテンツの順序、そして文章の書き方は非常に重要です。
ここでは、効果的なブログ記事の構成方法とPREP法を用いた文章の書き方について解説します。
検索意図に合った構成
検索意図を理解することは、SEO対策において最も重要な要素の一つです。
読者が何を求めているかを正確に把握し、それに応える内容を提供する必要があります。
検索意図は大きく「情報収集」「具体的な方法の検索」「購入意志」の3つに分けられます。
記事を書く前に、対象とするキーワードがどの検索意図に該当するかを分析し、その結果に基づいて記事の構成を考えましょう。
コンテンツの順序
- 導入部: 読者の関心を引き、記事が提供する価値について簡潔に説明します。また、読者がこの記事で何を学べるのかを明確にします。
- 背景情報: トピックの背景や基礎知識を提供し、読者が内容を理解しやすくします。
- メインコンテンツ: 検索意図に基づいた具体的な情報、解説、手順などを提供します。この部分は論理的に構成され、読者が求める答えやソリューションを提供することが重要です。
- 補足情報: 必要に応じて、関連する研究結果やデータ、例示を加えて、主張を補強します。
- 結論: 記事の主なポイントをまとめ、読者に次に取るべき行動を促します。
文章の書き方:PREP法
PREP法は「Point(ポイント)」、「Reason(理由)」、「Example(例示)」、「Point(再度のポイント)」の順に情報を整理して提示する方法です。この方法を用いることで、読者に対して明確で説得力のある文章を書くことができます。
- Point(ポイント): 最初に伝えたい主張やアイデアを提示します。
- Reason(理由): その主張を支持する理由や根拠を述べます。
- Example(例示): 具体的な例やデータを用いて、理由を補強します。
- Point(再度のポイント): 記事の最後に、最初のポイントを再度強調し、読者の記憶に残るようにします。
この構成法とPREP法を組み合わせることで、SEOに強いだけでなく、読者にとって価値の高いコンテンツを作成することが可能です。
読者が求める情報を的確に提供し、魅力的な文章で伝えることが、SEO対策としても最終的には最も効果的な方法と言えるでしょう。
画像にaltタグやキャプションを適切に設定
画像を挿入する場合は、altタグやキャプションを適切に設定しましょう。
設定によって検索エンジンが、どのような画像であるかを認識できるようになるでしょう。
また画像が正しく読み込めなかった際に、どのような画像であるのかが、キャプションによってわかります。
画像直下に配置するキャプション・注釈は、検索エンジンが重視している点の1つのため、しっかりと対策しましょう。
モバイルフレンドリーなWebサイトに対応する
近年ではスマホが普及しているため、モバイルフレンドリーなサイトであるかも、SEOでは大切な要素の1つです。
現在では検索結果に表示されるほとんどのサイトは、モバイルファーストインデックス(MFI)に対応しています。
検索上位を狙うためには、自社でMFIに対応する必要があります。
作成した後は、必ずWebサイトやコンテンツの、スマホでの見え方を確認しましょう。
内部リンクを的確に設置
サイト内の記事同士をつなぐ内部リンクは、的確な設置が大切です。
コンテンツとの関連性と重要性が高い記事への発リンクが評価となるため、関係性のない記事へのリンクは意味がありません。
たとえば「スマホ 充電器」の記事の場合は、「スマホ 充電器 ケーブル」「スマホ 充電器 海外」といった記事のリンクが有効です。
重要なページに一定のリンク数を集める、クローラーが巡回しやすいサイトにするためにも、適切な内部リンクを設置しましょう。
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意味のないSEO対策とは?
SEO対策には効果がある重要な施策もあれば、意味がないとされるSEOもあります。
以前はSEOに対して効果的と言われていましたが、時代やアップデートの影響で、効果が薄れているものです。
場合によってはGoogleに検知された際に、ペナルティとなる場合もあるため、事前にどのような内容を避けるべきか確認しましょう。
検索順位を操作する目的で購入した被リンク
外部サイトから自サイトへのリンクを得る、被リンクの購入はSEOに効果があるとはいえません。
以前は最も知られるSEO対策の1つでしたが、現在ではGoogleからのマイナス評価または評価の無効化につながります。
自社サイトからの関連性が低い、品質が低いサイトからの被リンクはサイトへ悪影響を与える可能性もあります。
検索順位を操作する目的で被リンクを購入するのではなく、関連性の高い自然な被リンクの獲得を目指しましょう。
ユーザーの役に立たないコンテンツを機械的に大量生産
検索エンジンはユーザーの役に立つコンテンツを評価するため、役に立たないコンテンツは意味がありません。
現在は、ほとんど見られることはなくなりましたが、キーワードを散りばめたのみのワードサラダ記事を量産すると言う手法がありました。このようなニーズを満たしていないコンテンツは、低品質であると判断されるでしょう。
ChatGPTで記事を量産したサイトも、あるタイミングで順位を落とされるケースもあるようです。
大量にコンテンツを作成するだけでは評価の対象とはならないため、ユーザーの役に立つコンテンツ作りを目指しましょう。
検索順位を上昇させるだけの作為的と思われる行動
ただSEOを意識しただけで、ユーザーのニーズを満たしていないコンテンツは評価を得られません。
Googleが検索順位を決定するなかで重視している指標に、ユーザーの役に立つかどうかがあります。
つまりただ順位を上昇させるだけの作為的な行動は、ユーザーニーズとは離れるため、サイトの品質を落とす結果につながるでしょう。
コンテンツ作りはあくまで、ユーザーのために行うという点が重要です。
現在のSEOは、小手先の技術で対応できるものではありません。
まとめ
SEOは検索エンジン最適化という意味があり、Googlebotのクローラーに正しくクローリングされる設定や状態を指します。
専門の業者への依頼を行うのはもちろん、自社で行うセルフSEOによって、検索エンジンが理解しやすいサイト作りは行えます。
リンクの最適化やタグの活用、スマホへの対応といった内容を行うと、検索エンジンからユーザーに対して親切なサイトであるという評価を得られるでしょう。
反対に検索順位だけを重視した対策は、ユーザーを考えていないと判断され、評価にはつながりません。
SEO対策では自社サイトの検索順位を重視するというよりも、ユーザーに対してどのように役に立つのかが評価につながります。
まずは適切なセルフSEOの実施で、少しでも順位改善へつなげましょう。
ただし競合が多く強豪が狙うキーワードは、1人で上位表示を狙うのは難しいといえます。
自身で行える範囲のSEOを実施した後は、専門業者へ依頼をして、より上位を狙いましょう。