「臨時休業のはずなのに営業中と表示されている」「1日だけ休みたいのに設定方法がわからない」——Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用で、こうした営業時間まわりの悩みは尽きません。
Googleビジネスプロフィールの臨時休業とは、店舗を一時的に閉める際に、検索結果やGoogleマップ上で「臨時休業」と明示する機能です。連続7日以上または期間未定の休業に使い、6日以内の短期休業は「特別営業時間」で対応します。設定の正確さは、来店前のユーザーに正しい状況を伝え、無駄足とブランド毀損を防ぐ要になります。
(アイダイム分析)「営業しているはず」と思って足を運んだ顧客が休業に当たったとき、失われるのはその日の売上だけではありません。「この店の情報は当てにならない」という不信は、次に検索結果で選ばれない理由にもなり得ます。臨時休業の設定は、機会損失の回避であると同時に、ブランドの信頼を守る作業だと位置づけています。
この記事でわかること
- 使い分けの基準: 7日以上は臨時休業マーク、6日以内(1日だけを含む)は特別営業時間で対応します。
- 設定・解除の手順: マークの付け方、特別営業時間の入力、通常営業への戻し方まで画面操作で解説します。
- 正確さが集客を左右する理由: 誤った休業情報は機会損失だけでなく、信頼を損なうブランド毀損につながります。
1日だけ・短期だけ休みたいときは?臨時休業マークと特別営業時間の使い分け
まず結論です。休業する日数によって、使う機能が変わります。連続して最長6日間まで(1日だけを含む)の休業は「特別営業時間」、7日以上または期間未定の休業は「臨時休業マーク」を使います。これはGoogle公式ヘルプで定められた仕様です。
「1日だけ臨時休業にしたい」と考えても、臨時休業マークは1日単位の短期休業を想定していません。1日や数日の休みは、特別営業時間で該当日を「休業」に設定するのが正しい方法です。
両者の違いを表で整理します。
| 項目 | 臨時休業マーク | 特別営業時間 |
|---|---|---|
| 使う場面 | 7日以上・期間未定の休業 | 6日以内の短期休業/祝日などの時間変更 |
| 表示のされ方 | 「臨時休業」と明示 | 指定日のみ営業時間/休業を表示 |
| 通常営業時間の登録 | 不要 | 必須(前提として登録が必要) |
| 休業終了後 | マークを手動で解除 | 期間経過で自動的に通常表示へ |
| 検索順位への影響 | 休業中は営業中店舗の後ろに回る場合あり | 通常どおり |
表のとおり、短期の休みで臨時休業マークを使うと、解除忘れや順位面のリスクを抱え込むことになります。短い休みほど特別営業時間が適しています。
Q. 1日だけ休む場合はどう設定すればいいですか?
A. 1日だけ、または最長6日以内の休業は「臨時休業マーク」ではなく「特別営業時間」で設定します。該当の日付を追加して休業として保存すると、その日のみ休業と表示され、期間が過ぎると自動で通常表示に戻ります。
Q. 特別営業時間と臨時休業の違いは何ですか?
A. 特別営業時間は6日以内の短期休業や祝日などの一時的な営業時間変更に使い、通常営業時間の登録が前提です。臨時休業マークは7日以上または期間未定の休業に使い、通常営業時間の登録は不要です。
ここからは、それぞれの設定手順を順に見ていきます。
臨時休業マークを設定する方法と条件
臨時休業マークは、連続して7日以上休業する場合、または休業期間が未定の場合に使います。季節営業でオフシーズンに休む店舗も対象です。
(自社検証)当社が支援したGoogleビジネスプロフィールの最適化では、設定を整えた翌月にプロフィールの操作(インタラクション)が約2倍に増加した店舗があり、別の店舗ではMEO/GBP最適化により月間の問い合わせが約52件に達したケースもあります(2026年時点)。この結果からも、営業時間や休業情報を含むプロフィールの整備が、来店前のユーザー行動に直結することがうかがえます。
(アイダイム分析)営業時間や休業は、感覚で運用する項目ではなく、正確に入力し続けるべき管理項目です。情報のズレが一度でも来店者の不信につながると、その回復には設定の何倍もの労力がかかります。
臨時休業マークは、以下の手順で設定します。
- Googleビジネスプロフィールにログインする
- 「プロフィールを編集」を選択する
- 「営業時間」の横にある編集アイコン(鉛筆マーク)を選択する
- 「臨時休業」にチェックする
- 「保存」を選択する
設定後は、Google検索とGoogleマップ上に「臨時休業」と表示されます。実際の表示を確認し、意図どおり反映されているかチェックしましょう。
Q. Googleで臨時休業にするにはどうすればいいですか?
A. ビジネスプロフィールにログインし、「プロフィールを編集」→「営業時間」の編集アイコン→「臨時休業」を選んで保存します。Google検索とGoogleマップに「臨時休業」と表示されます。
設定そのものは数分で完了しますが、運用全体を見直したい場合は専門家への相談も選択肢になります。
📌 営業時間管理を含め、GBP運用全体を任せたい・見直したい方はこちら。
→ MEOコンサルティングとは?必要性と選び方を解説
特別営業時間を設定する方法(1日ずつ・スプレッドシートで一括も可)
6日以内の短期休業や、祝日・年末年始・ゴールデンウィークなどの一時的な営業時間変更には、特別営業時間を使います。なお、特別営業時間を設定するには、あらかじめ通常の営業時間を登録しておく必要があります。
設定手順は次のとおりです。
- Googleビジネスプロフィールにログインする
- 「プロフィールを編集」を選択する
- 「営業時間」タブを選択する
- 「特別営業時間」の横にある編集アイコンを選択する
- 「日付を追加」から対象日を指定し、営業時間を入力する(終日休業の場合は休業に設定)
- 「保存」を選択する
設定した期間が来ると、その日のみ特別営業時間や定休日が表示され、期間が過ぎると自動で通常の営業時間に戻ります。解除作業が不要な点が、短期休業で特別営業時間が便利な理由です。
入力時の注意点として、1つの特別営業時間は24時間以内で設定します。深夜0時をまたぐ営業時間の場合は、初日が終わる0時前までと、翌日の0時からの2つに分けて入力します。
複数店舗を運用している場合は、特別営業時間を1日ずつ手入力する代わりに、ビジネスプロフィール マネージャの一括アップロード用スプレッドシートを使って、複数プロフィールの特別営業時間をまとめて読み込むこともできます。店舗数が多いほど作業時間の短縮につながります。
臨時休業を解除して通常営業に戻す方法
営業を再開する際は、必ず臨時休業マークを解除します。解除を忘れると、再開後も「臨時休業中」と表示され続け、来店機会を逃します。
解除の手順は以下のとおりです。
- Googleビジネスプロフィールにログインする
- 「プロフィールを編集」を選択する
- 「営業時間」の横にある編集アイコンを選択する
- 「決まった営業時間で営業している」を選択する
- 営業時間(必要に応じて休憩時間)を設定する
- 「保存」を選択する
これで臨時休業マークが外れ、通常営業の表示に戻ります。(アイダイム分析)解除忘れは、休業設定そのものよりも見落とされやすいポイントです。再開日をカレンダーやチーム内のルールに紐づけ、「再開=解除確認」をセットで運用することをおすすめします。
Q. 臨時休業を解除するにはどうすればいいですか?
A. 「営業時間」の編集アイコンから「決まった営業時間で営業している」を選び、営業時間を設定して保存すると、臨時休業マークが外れて通常営業の表示に戻ります。解除忘れは機会損失につながるため、再開時に必ず確認しましょう。
なお、所在地や名称の変更にともなって閉業マークが付いた場合は、営業中への再設定ができません。この場合は新しいビジネス情報を追加し、オーナー確認を行う必要があります。
臨時休業設定で注意すべきポイント
臨時休業の設定では、見落としやすい注意点がいくつかあります。
テイクアウト・デリバリーへの影響:臨時休業マークを付けると、システム上はすべての店舗サービスが停止しているとみなされます。店内営業は休んでもテイクアウトやデリバリーは続ける場合、マークを付けるとこれらのサービスが表示されなくなるため注意が必要です。飲食店の集客全体の考え方は「飲食店にMEO対策が必要な理由|集客の注意点とポイントを解説」も参考になります。
反映までの時間:休業情報を変更しても、すぐには反映されず、通常10分ほどかかります(※公式の確定値ではなく目安です)。「変更できませんでした」と表示された場合は、1〜2時間ほど空けて再度試してください。反映の仕組みと目安は「Googleマイビジネスの反映待ちの原因と時間の目安について解説」で詳しく解説しています。
検索順位への影響:臨時休業マーク自体がアルゴリズム評価を直接下げるわけではありません。ただしGoogle公式ヘルプによると、臨時休業しているビジネスは、広範囲なクエリが行われた際に、営業中のビジネスの後ろにランク付けされる場合があります。影響の程度は業種やクエリの種類などによって異なります。つまり、不要に長く休業表示を残すことは、表示機会の面でも避けたいということです。
Q. 臨時休業にすると検索順位は下がりますか?
A. マーク自体が評価を下げるわけではありませんが、Google公式ヘルプによると、臨時休業中のビジネスは広範なクエリで営業中の店舗の後ろにランク付けされる場合があります。影響の程度は業種やクエリにより異なります。
これらを踏まえ、休業情報は「設定したら終わり」ではなく、反映確認と再開時の解除までをセットで運用しましょう。
営業時間・休業が勝手に変更されたら
設定したはずの営業時間や臨時休業が、知らないうちに変更されることがあります。主な原因は2つです。
ひとつは、Googleがほかの情報源から情報を自動収集してプロフィールを更新するケース。もうひとつは、第三者が修正提案を行える仕組みを通じて、誤った情報が反映されるケースです。
対処の基本は、正しい情報をホームページや外部サイトと統一し、定期的にプロフィールを確認することです。意図しない変更が繰り返される場合の具体的な対処法は「Googleマイビジネスに登録している情報が勝手に変更される理由と対処法について」で詳しく解説しています。
(アイダイム分析)営業時間や休業は、正確に入れ続けるべき項目です。勝手な変更を放置すると、知らないうちに誤情報で顧客を迎えることになります。定期確認を運用ルールに組み込むことが、ブランドを守る最低限の備えになります。
Q. 営業時間が勝手に変更されるのはなぜですか?
A. Googleが他の情報源から自動収集して更新する場合と、第三者が修正提案を行う場合があります。正しい情報をホームページなどと統一し、定期的に確認することで、意図しない変更を抑えられます。
まとめ
Googleビジネスプロフィールの休業設定は、休業日数で使い分けるのが基本です。6日以内(1日だけを含む)は特別営業時間、7日以上・期間未定は臨時休業マークを使います。マークは再開時の解除を忘れないこと、テイクアウト等への影響や反映時間にも注意することがポイントです。
正確な休業情報の提供は、無駄足という機会損失を防ぐだけでなく、「この店は情報が信頼できる」という評価を積み上げ、ブランドを守る取り組みでもあります。休業予定が決まったら早めに、そして正確に設定しましょう。
参考情報
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「特別営業時間を設定する方法」(https://support.google.com/business/answer/6303076?hl=ja)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「営業時間を設定する方法、または閉業マークを付ける方法」(https://support.google.com/business/answer/10417060?hl=ja)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネスに閉業マークを付ける」(https://support.google.com/business/answer/15300196?hl=ja)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「一括アップロード用スプレッドシートを作成する」(https://support.google.com/business/answer/3370250?hl=ja)

