SEOって何から始めればいいの?初心者にもわかりやすく重要性や今すぐやるべき事を解説!
「SEOって具体的には何をするのか?」
「どうやったら上位表示されるのか?」
SEOは重要だとわかってはいても、具体的には何から始めたらいいのか悩んでいる方は多いでしょう。
本記事では、このような疑問に答えるために「SEOとは何か?」その重要性ややるべきことについて詳しく解説しています。
Googleの考えを理解し、効果的なSEO対策のコツを知りたいと考えている、初心者の方に、特におすすめの内容です。
ぜひ最後までお読みください。
SEOとは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と意味します。
サイトやコンテンツを検索エンジン上で、上位表示させるための方法や取り組みの総称です。
検索エンジンで上位表示を獲得するためには、ユーザーにとって価値のある、高品質なコンテンツでなければなりません。
本章では「SEOで上位表示される仕組み」や、「Googleが掲げる10の事実」について詳しく解説します。
SEOで上位表示される仕組み
Googleがウェブページを評価するには3つのステップがあります。
- クロール:クローラがページを読み込む
- インデックス登録:読み取った情報がGoogleのデータベースに保存される
- 検索結果への表示:200以上の「アルゴリズム」を基にランキングが決定される
SEO対策は以下の3つの主要な施策からなります。
- 内部施策:クローラにサイトを適切に読み取られるようにする
- 外部施策:リンク対策を通じてランキング向上を目指す
- コンテンツ施策:質の高いコンテンツを制作しランキング上位を狙う
SEOはユーザーに価値ある情報を効果的に届けるために必要な施策です。
Googleが掲げる10の事実
Googleの基本的な考えを理解することは、ビジネス戦略やSEOの取り組み方を把握するために欠かせません。
Googleの公式にある「Google が掲げる10の事実」を理解すれば、Googleの思想やSEOへのアプローチが明確になるでしょう。以下引用です。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
3種類のSEO:内部SEO・外部SEO・コンテンツSEOとは?
SEOは、サイトの検索順位を向上させるための戦略です。
大きく「内部SEO」「外部SEO」「コンテンツSEO」の3つに分類されます。
本章では、3つのSEO対策について解説しています。順番にみていきましょう。
内部SEO
内部SEOとは、自身のWEBサイトを検索エンジンが理解しやすくするための施策です。内部SEOにより、サイトの検索順位を向上させるための土台を築けるでしょう。
主な対策として、以下の通りです。
- タイトルタグ・メタタグの最適化:クリック率(CTR)に影響する
- URLの最適化: 短く、わかりやすいURLにする
- サイトマップの作成:クローラがサイト内のページを効率的に巡回をサポート
- ページの読み込み速度の最適化:読み込み速度が遅いとユーザビリティが下がり、検索順位にも悪影響
内部SEO対策をしっかりと行い、Googleに適切に評価してもらえるよう基盤を整えましょう。
外部SEO
外部SEOとは、WEBサイト外部の要因に焦点を当てた検索エンジン最適化(SEO)の取り組みです。
具体的には、他のサイトから自分のサイトへのリンク、いわゆる「バックリンク」を中心に、どのようにして自分のサイトの信頼性や権威性を高めるかを考える対策です。
主な対策には以下があります。
- バックリンク:他のサイトから、自社サイトへリンクを張ってもらう
- リンクの質:権威のあるサイトや、関連性の高いサイトからのリンクは価値がある
- ソーシャルシグナル:SNSユーザーが簡単に共有できるサイト設計や、共有したくなるようなコンテンツにする
外部SEOは、サイトの評価を上げるための長期的な取り組みです。適切に対策を行えば、サイトの検索順位やアクセス数の向上が期待できるでしょう。
コンテンツSEO
コンテンツSEOは、ユーザーにとって役立つ情報を投稿して、検索上位を目指す方法です。ユーザーと検索エンジンの両方双方からの高い評価が求められます。
以下はその主な対策方法です。
- 質の高いコンテンツ制作:情報の正確さ、有益さ、独自性などが求められます。
- キーワードを入れる:ユーザーが検索するキーワードを適切に織り込む。ただし、キーワードの過剰な繰り返しはペナルティの対象となるため注意。
- 読みやすさの向上させる: 見出し、リスト、画像、動画などを活用して、コンテンツを分かりやすく整理する。
- 更新頻度:コンテンツを定期的に更新し、新鮮さを保つ。
コンテンツSEOは、ユーザーにとって有益な情報を提供し、検索エンジンにその内容を適切に評価してもらうための取り組みです。
SEOを一から始める手順とポイントは?
本章では、以下の6つステップで、SEOの始め方を解説します。
これらのステップを正しく実行すれば、検索エンジンでのランキング向上につながるでしょう。
では、具体的にどのように進めていけば良いのか、詳しく見ていきましょう。
ステップ1:SEOのデータを集める
SEOを成功させるためには、サイトの訪問者がどんな人か、人気のあるページはどれかなど、ユーザーの行動データを把握するための、アクセス解析が必要です。
おすすめのツールは「Googleアナリティクス」と「Google サーチコンソール」の2つです。無料で使える便利なツールのため登録しておきましょう。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- Googleアナリティクス:サイト訪問者の属性、流入経路、滞在時間、コンバージョン
- Googleサーチコンソール:検索パフォーマンスの確認(キーワード、表示回数、クリック数、クリック率、検索順位)、インデックス登録、サイトマップの送信
2つのツールを使えば、サイトの状況を把握したり、改善点を見つけ対策したり、SEOを効果的に進められるでしょう。
ステップ2:検索エンジンにサイトを登録する
検索エンジンが効率的にサイトを探索するために、Googleサーチコンソールに「xmlサイトマップ」と「robots.txt」を登録します。
- xmlサイトマップ:サイト内の全ページの一覧を示し、Googleがサイトをクロールする際の案内図のような役割
- robots.txt:検索エンジンにクロールが必要のないページを知らせるためのファイル
「xmlサイトマップ」「robots.txt」を正しく設定し、Googleサーチコンソールに登録すれば、サイトの情報が正確にGoogleに伝わるでしょう。
ステップ3:ターゲットキーワードを調査する
ターゲットキーワードは、サイトを訪れたり商品を購入したりして欲しいユーザーが、使うであろうキーワードを考慮して選ぶものです。キーワードの選定は、SEOにおいて非常に重要です。
選んだキーワードの検索ボリュームやコンバージョン率を考慮し、そのキーワードがどれほどの成果をもたらすかを予測しましょう。
キーワードは大きく「ビッグ」「ミドル」「ロングテール」の3つに分けられます。それぞれのキーワードの特徴を理解し、効果的に使い分けましょう。
キーワードが決まったら、titleタグ、メタディスクリプション、h1タグの見出し、ヘッダー、本文にキーワードを織り込み、SEOに強いページを制作しましょう。
ステップ4:良質なコンテンツを制作する
コンテンツ作成の際、最も大切なのはユーザーニーズを把握し満たすことです。検索されたキーワードの意図をしっかりと捉え、ユーザー満足度の高いコンテンツ制作が必要です。
情報は正確で、わかりやすく、独自性を持たせましょう。さらに、定期的に内容の更新も重要です。
ユーザーが記事を読んで完結するような内容、つまり検索意図がしっかりと含まれたものが理想です。記事を読み終わったあとに、読者が再び検索を必要とするような内容ではいけません。
Googleも以下のような記事はユーザーのためではなく、検索エンジンのための記事だと述べています。
ユーザーがコンテンツを読み終わっても、他のソースからより良い情報を得るために再び検索する必要があると感じさせてしまいますか。
有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツ作成 Google 検索セントラル Google Developers
SEO対策は大切です。しかし、何よりもユーザーの検索意図を優先しての記事作成が最も重要です。そのバランスを見失わないよう心掛けましょう。
ステップ5:サイトとコンテンツの社会的地位を高める(EEAT)
EEATとは、ウェブサイトやコンテンツの評価基準として使用される概念です。これは以下の4つの単語の頭文字を取ったものです。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
EEATは、もともとEAT(専門性、権威性、信頼性)として知られていました。後に「経験」が加わり、より総体的な評価基準として注目されるようになりました。
特に医療、法律、金融など、人々の生活や健康に直接影響を及ぼす可能性があるコンテンツは、このEEATは非常に重要です。
EEATのあるコンテンツはユーザーからの信頼が高く、検索エンジンからも高く評価される傾向にあります。
ステップ6:被リンクを集める
被リンクとは、自社サイトが他のサイトからリンクされることを指します。
被リンクが多いほど、そのサイトは社会的に信頼され、評価されていると捉えられます。検索エンジンからも評価され、上位表示されやすくなるでしょう。
ただし、被リンクは数だけを追うのではなく、どこからのリンクなのか、その質も考慮しなければなりません。
例えば、権威性のあるサイトからのリンクは、質が高いと見なされます。しかし、スパムサイトからのリンクや、関連性のないサイトからのリンクはSEOにとってマイナスとなる場合があります。
被リンクは質と数をバランスよく増やす努力が、サイトの信頼性向上につながり、SEOに効果的です。
まとめ
SEOとは、検索エンジン最適化を表し、検索結果の上位表示を目指す施策です。大きく分けて「内部SEO」「外部SEO」「コンテンツSEO」の3つのタイプがあります。
SEOを効果的に進めるための手順として、まず自社サイトの検証を始め、その結果を基に適切な対策を進めていく必要があります。
本記事では以下の6ステップで解説しました。
- SEOのデータを集める
- 検索エンジンにサイトを登録する
- ターゲットキーワードを調査する
- 良質なコンテンツを制作する
- サイトとコンテンツの社会的地位を高める(EEAT)
- 被リンクを集める
最終的に重要となるポイントは、ユーザーにとって価値のある情報提供の心がけです。本記事で学んだSEO対策を実践し、上位表示されされるサイトを目指しましょう。