検索順位が下がる3つの原因と調査方法は?順位を上げる具体策も解説
自社でサイトやコンテンツの運営を行っており、SEO対策を導入しているにも関わらず、順位が下がってしまった場合があるでしょう。
今回はなぜ検索順位が下がってしまったのか、3つの原因や効果的な改善方法について、解説しています。
対処法を取り入れるうえでの注意点も説明するため、ぜひ最後までお読みください。
なぜ検索順位が下がるのか?
検索順位が下がる原因としては、Webサイトの価値の下落が考えられ、ペナルティによるものやUI/UXの低下が要因に含まれます。
UIはユーザーインタフェースの略で、サービスやプロダクトとユーザーの接点を指す言葉であり、サイトのデザインやフォントなど、ユーザーの目に触れる情報が該当します。
良いUIはどのページでもTOPへ戻るボタンが見つけやすい、テキストリンクの位置や色に違和感がない、見やすいフォントやレイアウト、フォームに入力補助機能があるなどです。
またUXはユーザー体験を指し、サービスやプロダクトを通じて得たすべての顧客体験です。
良いUXとは読み込み速度が速い、欲しい情報にすぐに辿り着ける、入力フォームの手順がスムーズ、ユーザーの興味を掻き立てるグラフィックなどがある状態になります。
価値が下がっているWebサイトは、上記のような良いとされる状態から外れている場合や記載されている情報が古い場合が多くあります。
検索順位が下がる具体的な3つの原因は?
検索順位の下落には古い情報の記載や、UI/UXの問題のほかに原因があります。
順位が下がってしまう具体的な、3つの原因について解説します。
自社のサイトが以下の理由に該当していないか、読みながらご確認ください。
Googleに競合の記事の方が良いと判断された
相対的に検索順位が下がった時に考えられる理由は、競合の記事が良いとGoogleに判断された場合です。
Googleの検索アルゴリズムは、サイトやコンテンツを加点方式で評価するため、日々順位は変動します。
加点される要素はさまざまで、被リンクの獲得やコンテンツの品質などが加点されて、順位として反映されます。
少し前までは自社のコンテンツが上位でも、競合の方が良いと認められた場合は、自社のサイトやコンテンツの順位は下がるでしょう。
Googleからペナルティを受けた
検索順位はGoogleからペナルティを受けた場合にも、下がってしまいます。
Googleのガイドラインに違反した際にペナルティが課され、手動ペナルティと自動ペナルティのどちらかとなります。
手動ペナルティはGoogleの人間が、直接内容を確認して検索順位から非表示や削除の対応を取る方法です。
自動ペナルティはアルゴリズムやAIによって自動で検知され、ガイドラインに違反した場合に自動で順位を落とします。
手動ペナルティの場合は、インデックスから削除されたり検索圏外になったりと、リスクが大きいです。
コアアルゴリズムアップデートの対処が遅れた
検索順位はコアアルゴリズムアップデートへの、対処が遅れた場合にも下がります。
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが年に2〜4回ほど検索アルゴリズムを見直して、検索結果を大幅に改善するアップデートです。
コアアルゴリズムアップデートによって、今まで評価を受けていなかったコンテンツが評価される場合もあります。
しかし場合によっては、しっかりとSEO対策をしていても検索順位が大幅に下がる場合があるでしょう。
アップデートで左右されないためにも、常にユーザー目線に立ったコンテンツ作りを目指す必要があります。
検索順位が下がった時のケース別の対処法は?
検索順位が下がった場合の対処法について、ケース別にご紹介します。
ガイドライン違反や、ユーザビリティが悪くなった場合について解説します。
ケース別の適切な対処法を確認し、少しでも早く検索順位を戻しましょう。
ガイドライン違反が原因の場合
ガイドラインに違反している場合、Googleウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)の内容に違反している場合が原因です。
対処法としてはガイドラインを確認し、思い当たる部分の修正が必要です。
ペナルティを課される場合は、Google Search Consoleからメールに問題のある箇所や修正について記載されます。
どうしても対処がわからない場合は、Google Search Consoleのヘルプコミュニティで、アドバイスももらえます。
検索キーワードの順位やアクセス数、検索順位を下げている問題点の確認と修正を行いましょう。
ユーザーの利便性の低さが原因の場合
ユーザーの利便性の低さが原因の場合は、ユーザーの求める情報を網羅したWebページへ最適化しましょう。
競合の上位サイトを確認し、コンテンツの内容に違いがあるのかや、リンクの設置状況などを調べましょう。
自社に無いものがある場合は、取り入れたコンテンツ作りを検討する必要があります。
またPageSpeed Insights(ページスピードインサイト)を利用すると、ページの表示速度が確認できます。
表示速度に問題があった場合は、改善点が提示されるため、内容を確認してその通りに修正しましょう。
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使うべき検索順位チェックツールは?
検索順位を改善させる施策を行った後には、本当に改善しているかどうかの確認も必要です。
日々変動する順位を、すべて手動で追うのは現実的ではありません。
検索順位はチェックツールを使って確認できるため、以下でご紹介する3つは、ぜひ導入をご検討ください。
検索順位チェッカー(簡易型)
検索順位チェッカーは入力されたキーワードで検索した際の、対象URLの100位までの順位が出ます。
キーワードは最大5つまで、同時に検索も可能です。
順位はパソコンとモバイル両方が取得できますが、環境によっては何度か再チェックが必要になります。
利用料は無料かつ制限も無いため、気軽に利用できるチェックツールとして、初心者の人もまずは導入しましょう。
公式サイト:https://checker.search-rank-check.com/
BULL(クラウド型)
BULLはクラウド型の、完全自動順位チェックツールです。
インストールの手間や順位チェックのためにPC起動の必要はなく、どこでも順位の共有や閲覧が可能となっています。
登録するURLやキーワードをカテゴリ毎に管理できるため、対策ページが増えても複雑な管理は発生しません。
通常盤は利用料金が発生しますが、無料体験版も用意されています。
無料版は2週間体験ができるため、使い心地を確認したうえで導入を検討しましょう。
公式サイト:https://bullseo.jp/
RankTracker(インストール型)
RankTrackerは、インストール型の順位チェックツールで、大量のURLやキーワード調査に適しています。
AmazonやMicrosoftなどの、大手企業でも利用されているツールとしても有名です。
サイトやキーワードの登録や追跡用バックリンクを提供しており、多くの機能を無料で利用可能です。
利用するプラットフォームも制限がないため、人気のMacやWindowsなどで利用できます。
公式サイト|https://www.seopowersuite.jp/
検索順位が下がった記事をリライトする時の注意点
検索順位が下がった場合、記事をリライトする必要が発生します。
リライトとは記事内のタイトルや文章の、見直しや書き換え、追記といった作業を指します。
現状よりもブラッシュアップする作業で、検索順位の上昇を目指す業務です。
以下では、リライト時の注意点を解説します。
タイトルや見出しは変更してもすぐに順位は変動しにくい
リライトの1つとして、ニーズに合ったタイトルや見出しへの変更を実施する場合があるでしょう。
ユーザーニーズや、Googleの意向に合った内容へ変更をすると、検索順位は上昇します。
タイトルや見出しの変更後の効果は、すぐには順位としては表れません。
時間をかけて順位が変動していくため、少しずつ様子を見ていく必要があります。
競合やサジェストワードなどの内容を確認し、現在の検索上位に必要な内容への変更を実施しましょう。
リライトは優先順位を決めて進める
リライトを行う際は、優先順位をつけて進める必要があります。
リライトを優先して進める際には、以下のようなポイントから重要度の高いものを選びましょう。
- 集客を増やせる見込みのある、20位以内のページ
- 表示回数が多いがクリック率の低いページ
- 投稿から1ヶ月程度のページ
- ずっと伸び悩んでいるページ
また自サイト内の記事同士が競合し、足を引っ張り合ってしまうカニバリゼーションを起こしている場合もリライトが必要です。
類似しているが違うコンテンツであると、Googleに認識してもらえるように、ページ内のキーワード調整や内部リンクの最適化を行いましょう。
リライトの流れを理解しておく
リライトをする際は、流れを理解しておく必要があります。
SEO記事の場合はキーワードとニーズが合っていないために、上位に表示されないケースが考えられます。
その場合は競合の上位記事を参考に記事のリライトや、自社オリジナルの記事執筆を実施しましょう。
複数の記事でキーワードが重複している、カニバリゼーションを起こしている場合は、記事の統合や片方のキーワードの変更が必要です。
検索順位が上がらない原因を把握したうえで、適切な流れでリライトを実施しましょう。
まとめ
検索順位が下がるには、競合が良いと判断された場合やGoogleからのペナルティ、コアアップデートの対処の遅れといった3つの原因があります。
順位が下がってしまった場合は、ガイドラインに違反した内容の修正や、ユーザーの利便性の改善といった対処が必要です。
対処を行った後にどの程度順位が回復したのかを確認する際は、検索順位チェッカーやBULL、Rank Trackerなどのツールを利用しましょう。
手軽にURLやキーワードの現在の順位を確認できるため、ぜひ導入をご検討ください。
また順位改善のためにリライトを行う際は、優先順位や流れを理解するなど、気をつけておくべき点があります。
正しい順番でのリライトはもちろん、検索順位が下がってしまった原因を把握をし、検索順位の改善を目指しましょう。