Bing Places for Businessとは、Microsoftが無料で提供している店舗・事業所の情報登録サービスです。登録した情報はBing検索とBing Mapsに表示されます。2025年10月に全面刷新され、入口のURLが bingplaces.com から bing.com/forbusiness に移りました。旧画面のまま書かれた解説記事どおりに進めると途中で迷うので、この記事は刷新後の画面を前提にまとめています。
この記事でわかること
- 登録の入口は3つ: すでにある店舗情報にオーナー申請する、Googleビジネスプロフィールから取り込む、新規で登録する。どれを選ぶかで所要時間が変わります。
- オーナー確認は待つ前提で組む: 表示される確認方法は店舗ごとに違い、完了まで3か月かかった実例もあります。確認を待つあいだに他を進める段取りにします。
- AIとの関係はMicrosoftの言葉どおりに: 「登録すればCopilotに出る」ではありません。公式は「掲載対象になり得る」という言い方をしています。
Bing Places for Businessとは|Microsoftの無料の店舗情報管理サービス
Bing検索とBing Mapsに出る自社の店舗情報を、無料で登録・修正できるMicrosoftのサービスです。
Googleビジネスプロフィール(以下GBP)と役割は似ていますが、管理する検索・地図サービスが違います。詳しい違いと、どちらを優先すべきかは後半でまとめて比較します。ここではまず、何がどこに出るのかを押さえてください。
Q. bingplaces.com にアクセスできないのですが。
A. 2025年10月の刷新で bing.com/forbusiness へ移りました。旧URLは転送されるので、そのまま新しい画面に入って問題ありません。当社で 2026年8月14日に確認したところ、旧URLは301リダイレクトで新URLに着地しました。
Bing検索とBing Mapsに出る店舗情報を管理できる
登録した情報が確実に表示されるのは、Bingの検索結果とBing Mapsの2か所です。
MicrosoftがBing Placesの表示先として明示しているのはこの2つです。EdgeやWindowsの検索窓からBingを使う人も多いため、そこ経由で自社の情報に触れられる場面はありますが、それはBingへの導線であって、Edgeという別媒体にBing Placesの専用枠があるわけではありません。図にすると次のようになります。
2025年10月の刷新で変わったこと
2025年10月3日にUIごと作り直され、入口のURLと、Googleからの取り込みの流れが変わりました。
Microsoftの公式ブログによると、変更点は次のとおりです。ドメインが bingplaces.com から bing.com/forbusiness へ移りました。Googleビジネスプロフィールからのインポートが「より速く、より確実に」なり、店舗名・営業時間・連絡先といった情報を保持しやすくなっています。リスティングの状態と業種から不足項目を提案する「おすすめ」機能が入りました。複数店舗向けにダッシュボードと一括編集、リアルタイムの状態表示が用意されています。既存ユーザーは自動で移行され、これまでの認証情報でログインすると新しい画面にリダイレクトされます。
つまり、2025年9月以前に書かれた手順記事は、画面の見た目もURLも合いません。検索で出てきた解説と自分の画面が違っても、操作を間違えたわけではないので落ち着いてください。
日本の店舗でも使えるのか
2026年8月現在、管理画面は日本語で利用でき、国内から登録画面へ進めます。
当社で2026年8月14日に確認したところ、bing.com/forbusiness の公式ページは日本語で提供されており、「開始する」「サインイン」というボタンが並んでいました。国内の飲食店が登録の承認メールを受け取ったという報告も確認できています。
一方で、海外の古い記事には対応国を9か国程度に限定して列挙し、日本を含めていないものがあります。これは現行の画面と整合しないので、この記事では対応国リストを根拠に使いません。逆に「Microsoftが日本を正式な対応国として明記している」とまで言える公式資料も見つかりませんでした。実務上は「日本語で使えて、国内店舗の承認例もある」という事実の範囲で判断するのが安全です。
なお、日本語ページの作りはまだ粗い部分があります。公式ページ上部に並ぶ利用者数の表記は、日本語版では数字の単位変換が崩れたまま表示されていました。数値そのものを引用すると誤りを広めることになるので、本記事では使いません。日本語環境は英語圏より一歩遅れている、という前提で見ておいてください。
Bing Places for Businessの登録方法
入口は3つあり、すでにGBPを運用しているなら取り込みがいちばん早いです。
どの入口を選んでも、最後は「オーナー確認」を通さないと公開されません。全体の流れは次のとおりです。
入口①|すでにある店舗情報にオーナー申請する
Bing側にすでに自社のデータがある場合は、それを見つけて所有者として申請するのが最短です。
Bing MapsやBing検索で自社名を調べてみてください。登録した覚えがないのに情報が出ているなら、Microsoftが他の情報源から拾って作った状態です。この場合は新しく作らず、既存のものにオーナー申請してください。新規で作ると、同じ店舗が二重に存在する状態になり、どちらが表示されるか読めなくなります。
入口②|Googleビジネスプロフィールから取り込む
GBPをすでに運用しているなら、その内容をインポートするのがいちばん短い道です。
Microsoftが2025年10月の刷新で改善したと説明しているのは、この取り込みの流れです。店舗名・営業時間・連絡先といった情報を保持したまま持ってこられます。ここで言葉を正確にしておくと、公式が説明しているのは「インポート」であって、GBPとBingが常に双方向で同期し続けることを保証しているわけではありません。取り込みは一度きりの移送に近いものと考えて、あとはBing側も自分で見る前提にしてください。
実務上のコツとして、日本語の実務記事では、先に最小限の情報だけで登録を通し、オーナー確認まで進めてホーム画面が出てから取り込みをかけると通りやすい、という手順が共有されています。最初から全部を入れようとして途中で止まるより、段階を分けたほうが結果的に早いことがあります。
入口③|新規で登録する・複数店舗をまとめて登録する
Bing側にデータがない場合は新規登録です。複数拠点なら一括編集のダッシュボードを使います。
刷新で複数店舗向けのダッシュボード、一括編集、リアルタイムの状態表示が入りました。ここで気をつけたいのは、代表店舗だけ整えて残りを放置するパターンです。地図から店舗を探す人は最寄りの拠点で検索するので、代表店舗だけ完璧でも、その人には届きません。多拠点の情報設計そのものは「多店舗SEO対策|地域ページの作り方・URL設計・重複を防ぐ運用方法」でも扱っています。
オーナー確認は店舗ごとに表示される方法が異なる
電話・メール・郵送のどれが選べるかは、店舗や地域、登録の状態によって変わります。
「3つの方法から選べる」と書いてある解説をよく見ますが、実際には全員が同じ3択にはなりません。電話やメールが出ず、郵送しか選べないという報告もあります。表示された方法の中から選ぶ、という前提で臨んでください。
| 表示されうる確認方法 | 完了までの目安 | 出やすい条件 | 出なかったときの考え方 |
|---|---|---|---|
| 電話(自動音声・SMS) | その場で完了することが多い | 登録した電話番号が公開情報と一致している場合 | 番号の表記ゆれを疑う。GBPと同じ表記に揃える |
| メール | 当日中のことが多い | 自社ドメインのメールアドレスがある場合 | フリーメールでは選択肢に出ないことがある |
| 郵送(ハガキ) | 1〜2週間が目安。それ以上かかる例もある | 他の方法が出ない地域・業態 | 届かない報告もある。届かない前提で予定を組む |
目安は目安です。2026年6月には、公開の確認に3か月かかって突然完了したという事業者の報告もありました。確認が終わらないと表示されないので、この工程は「待つもの」として段取りに組み込んでください。待っているあいだにGBP側を整えておけば、手は空きません。
Q. 登録したらすぐBing Mapsに表示されますか。
A. すぐには変わらないことがあります。オーナー確認が完了していない段階では公開されません。表示されないときは編集をやり直す前に、まず登録の状態と確認の進捗を見てください。
登録したのに反映されない・情報が古いときの確認手順
編集をやり直す前に、登録・確認・公開のどの段階で止まっているのかを切り分けるのが先です。
登録作業そのものより、ここでつまずく人のほうが多いところです。焦って同じ項目を何度も直すと、かえって状態が読めなくなります。順番に見ていきます。
まず「登録済み」「確認待ち」「公開済み」を切り分ける
管理画面の状態表示を開き、自分の店舗がいまどの段階にあるのかをまず確定させてください。
刷新でリアルタイムの状態表示が入ったので、まずここを見ます。確認待ちで止まっているなら、情報をいくら直しても表示は変わりません。この段階でやることは編集ではなく、確認方法の選択と待機です。
Bing検索とBing Mapsの実際の表示を確認する
管理画面が正しくても、表示側が追いついていないことがあります。両方見てください。
管理画面上は最新なのに、検索結果には古い営業時間が出ている、という状態は起こります。Microsoft自身、Bing Places を事業情報の情報源の一つと位置づけており、唯一の情報源だとは説明していません。つまり、Bing Placesを直せばすべての表示が即座に一致する、というものではありません。実際の表示は必ず自分の目で確認してください。
直してもすぐ変わらないときは、再編集を繰り返さない
反映には時間差があります。何日で反映されると決まっているわけではありません。
同じ箇所を繰り返し編集すると、どの版が処理中なのか分からなくなります。1回直したら、状態表示を見ながら待つのが結果的に早いです。修正した日付と内容をメモに残しておくと、あとで「いつ直したのに変わっていない」が判断できます。
オーナー確認が進まないときの選択肢
待つ、別の確認方法が出るのを待つ、サポートに問い合わせる、の3つです。
郵送しか選べず、そのハガキも届かない、という状態は実際に起きています。この場合、登録内容(住所の表記、建物名の有無、番地の書き方)をGBPと揃え直すと、別の確認方法が出ることがあります。それでも動かないならサポートへの問い合わせを検討してください。ここで無理をして時間を使うより、GBP側の改善に工数を回したほうが売上への距離は近い、という判断もあります。
登録やオーナー確認が進まない、複数拠点の情報整理まで必要、という場合は、Googleとあわせた店舗情報の運用としてまとめてお手伝いしています。
→ エベレストMEO(店舗集客の支援)を見る
登録後に整えておきたい店舗情報
公開されたら終わりではありません。空欄が多いままだと、見つかっても選ばれません。
登録を通すことと、選ばれる状態にすることは別の作業です。最低限どこまで埋めるかを整理します。
| 項目 | なぜ必要か | 空けたままだとどうなるか |
|---|---|---|
| カテゴリ | どんな検索に対して出るかの基礎になる | 意図の違う検索に出る、または出ない |
| 営業時間 | 「今開いているか」で絞り込まれる | 開いているのに候補から外れる |
| Webサイト | 地図から自社サイトへの唯一の導線 | 見つかっても詳細が伝わらない |
| サービス・提供内容 | 何ができる店かを判断する材料になる | 他店と区別がつかない |
| 写真 | 入りやすさ・雰囲気の判断に直結する | 情報はあるのに選ばれない |
「おすすめ」に出た不足項目を消化する運用にする
刷新で入った「おすすめ」機能が、足りていない項目を教えてくれます。これを潰す運用にします。
Microsoftの説明では、リスティングの状態と業種から、写真・サイトのURL・営業時間・SNSアカウントといった追加を提案します。飲食店ならメニューやオンライン注文のリンクが出ます。自分でチェックリストを作らなくても、画面が次にやることを出してくれる形なので、月に1回開いて出ているものを片づける、くらいの運用で十分回ります。
GBPから取り込んだ情報も、Bing側で定期的に目視する
取り込みは一度きりの移送に近いので、任せきりにせず年に数回は自分の目で見てください。
GBP側で営業時間を変えたらBingも自動で追随する、と考えていると事故ります。日本語での観測でも「簡単に取り込めた」という声と「連携が動いていないのでは」という声の両方があり、常に動き続ける前提には立てません。年末年始や連休の営業時間、移転、電話番号の変更といった、間違っていると実害が出る項目だけでも、変更のたびにBing側を開いて確認する習慣にしてください。
Googleビジネスプロフィールとの違い|Bing Placesまで登録すべきか
優先順位はGBPが先です。ただしBing Placesは、やるかどうかを悩むほどの工数がかかりません。
比較はここに集約します。まず、それぞれが何を管理しているのかを並べます。
| 項目 | Googleビジネスプロフィール | Bing Places for Business |
|---|---|---|
| 表示先 | Google検索・Googleマップ | Bing検索・Bing Maps |
| 費用 | 無料 | 無料 |
| 初期の手間 | 一から作る | GBPから取り込める分だけ軽い |
| クチコミ | 自前で集まり、返信もできる | 外部サービスの評価が取り込まれる形が中心 |
| 日本での利用者の厚み | スマホを含め圧倒的に厚い | PCに偏る。無視できない少数層 |
| 運用の継続コスト | 投稿・クチコミ返信で継続的にかかる | 情報の維持が中心で軽い |
Q. Googleビジネスプロフィールだけではだめですか。
A. だめではありません。工数が限られているならGBPの改善が先です。ただしBing Placesは取り込みで作れて維持も軽いので、GBPが整っているなら入れておいて損はない、というのが当社の判断です。
結論:GBPが先。ただしBing Placesは悩む工数ではない
順番はGBPが先です。そのうえで、Bing Placesは「やるか迷う」より入れてしまったほうが早い部類です。
当社がクライアントに勧めているのもこの形です。GBPからの取り込みで作れるので、ゼロから作る負担がありません。運用も、クチコミ返信のように毎週手が要るものではなく、情報を正しく保つのが中心です。工数の見積もりが小さいものを「効果が読めないから」と止めておくより、入れて置いておくほうが機会損失が小さい、という考え方です。GBPそのものの運用リスクは「Googleビジネスプロフィール停止の原因と復旧・予防策【2026厳格化】」も参考にしてください。
BtoBでも入れておく理由
法人相手の事業でも勧めています。相手の環境が会社支給のPCだからです。
日本でBingが使われている場面を具体的に言うと、会社から支給されたPCでEdgeが既定のまま使われている、Microsoft Rewardsでポイントを貯めるために使っている、Copilot経由で触れている、といったところです。「Bingを使う人が多い」という話ではありません。ただ、法人の担当者が業務時間中に会社のPCで調べる、という場面に限ると、この層は無視できない厚みになります。
特に優先度が上がるのは、すでにBing経由の自然検索から問い合わせが出ている場合です。これは仮説ではなく実測なので、いちばん強い判断材料になります。Bing側でのAI引用や可視性の測り方は「Bing Citation Share(AI引用シェア)とは?GEO計測の新KPI」で扱っています。
なお、検索エンジンのシェア調査でBingが3割前後という数字を見ることがありますが、これはページビューをもとにした推計で、しかもデスクトップに偏っています。検索エンジンのシェアと、地図サービスの利用者数はまったく別の数字です。「シェアが3割だから店舗集客も3割」という読み替えはできません。
期待値は業種で決めない|地図からどれだけ来ているかを見る
飲食だから、BtoBだから、で期待値を決めないでください。自社の数字を見て判断します。
業種で切ると必ず外れます。同じ飲食でも、地図から探される店と指名で来る店では話が違います。当社が見るのは、そのプロダクトで検索がどれだけ地図経由で起きているか、という割合です。具体的には次の4つを並べます。
まず、GBPのインサイトに出る検索数・ルート案内・電話の件数と、サイト全体の自然検索の規模を並べて、地図側がどれくらいの比率かを見ます。次に、Search Consoleで「地域名+サービス名」のクエリがどれだけ立っているかを見ます。三つ目に、GA4で地図・ローカル経由のセッションと問い合わせの比率を見ます。そして四つ目、これがいちばん効きますが、Bing経由の自然検索でコンバージョンが出ているかを見ます。ここに実績があるなら、Bing Placesの優先度は一段上がります。
この4つを見れば、業種の一般論ではなく自社の実態で判断できます。GA4側の見方は「【図解】GoogleビジネスプロフィールGA4連携と効果測定手順」にまとめています。
GoogleだけでなくBingも含めて、いま店舗情報がどう出ているかをまとめて確認したい方へ。
→ 店舗検索の現状を診断する(エベレストMEO)
Bing Placesの効果はどう測るか|見る場所は2つある
店舗リスティングの露出と、サイトのAI引用は別の指標です。混同すると判断を誤ります。
同じ「Bingの効果測定」という言葉で、まったく別のものを指している解説が多いところです。分けて説明します。
店舗リスティング側|管理画面の表示回数と操作回数
Bing Placesの管理画面で、情報が何回見られ、何回操作されたかを確認します。
表示回数と、そこからの操作(サイトへの遷移、ルート案内、電話)の内訳が見られます。指標の名称や粒度は画面の更新で変わることがあるので、実際の画面で確認してください。見るときのコツは、絶対数の大小で一喜一憂しないことです。地図からの流入は母数が小さくても、来店や電話に直結する分、1件あたりの重みが大きくなります。
サイト側|Bing Webmaster Toolsは別のツール
サイトがAIの回答に引用された回数は、Bing Webmaster ToolsのAI Performanceで見ます。
2026年2月10日にパブリックプレビューとして公開されたレポートで、Microsoft Copilot、Bingの生成AIによる要約、一部の提携先のAI体験で、自社サイトが出典として表示された回数を確認できます。2026年6月16日には、Intents・Topics・Citation Share・Compare という4つの機能が追加されました。
ここで大事なのは、これが測っているのはサイトのURLの引用であって、Bing Placesの店舗リスティングの表示回数ではないという点です。店舗の露出を知りたいのにこのレポートを見ても答えは出ません。逆も同じです。AI引用の計測そのものは「AI引用はMicrosoft Clarityで分かる|無料で見る手順」でも扱っています。
Bing Placesに登録すればCopilotに表示されるのか
登録すれば表示される、とは言えません。ただしMicrosoftは登録を明確に勧めています。
ここは断定している解説が多いので、公式が実際に何と書いているかを見てください。2025年10月の刷新発表では、Bing MapsとCopilotとの連携を深めるのは「今後の予定」として書かれていました。そして2026年2月10日のBing Webmaster公式ブログで、一歩踏み込んだ説明が出ています。要約すると、ローカルビジネスにとっては、AIが場所に関する質問に答えるときに正確な事業情報が特に重要であり、住所・営業時間・連絡先といった主要な項目を最新に保ち、AI生成回答への掲載対象となるようにするために、Bing Places for Business への登録が使える、という趣旨です。
原文で使われている言葉は「eligible for inclusion(掲載対象となり得る)」です。掲載されると書いてあるわけでも、順位が上がると書いてあるわけでもありません。どういう条件で採用されるかも公開されていません。
したがって、書ける範囲は次の3つに整理できます。「登録すればCopilotに出る」は言えません。「MicrosoftはAI生成回答への掲載対象にするための手段としてBing Placesへの登録を案内している」は言えます。「掲載の保証、採用のロジック、順位への効果は公開されていない」も言えます。この3行の間に線を引けているかどうかが、AI検索まわりの情報を扱ううえでの分かれ目になります。
ChatGPTについては、さらに慎重に見てください。Bingが各種AIサービスの検索基盤として使われる場面はありますが、ChatGPTが個別の店舗に関する回答でBing Placesの情報をどう使っているかは公開されていません。「MicrosoftとOpenAIの関係があるからBing PlacesをやればChatGPT対策になる」という説明は、根拠のない飛躍です。
まとめ|今日やること5つ
やることは5つだけです。上から順に片づければ、待ち時間を除いて半日で終わります。
一つ、bingplaces.com をブックマークしているなら、bing.com/forbusiness に置き換えてください。二つ、Bingで自社名を検索して、すでに情報が出ていないかを確認します。出ているならオーナー申請、出ていないならGBPからの取り込みか新規登録です。三つ、最小限の情報で登録を通します。四つ、オーナー確認を申請し、待っているあいだにGBP側のカテゴリ・営業時間・写真を整えます。五つ、公開されたら「おすすめ」に出た項目を消化し、3か月後に管理画面の数字を見ます。
そのうえで、続けるかどうかは自社の数字で決めてください。地図からどれだけ来ているか、Bing経由でコンバージョンが出ているか。この2つが判断材料です。
Bing Places for Businessのよくある質問
本編で触れきれなかった質問をまとめます。
Q. Bing Places for Businessは無料ですか。
A. 無料です。登録も情報の更新も費用はかかりません。かかるのは、登録と維持にあてる自社の工数だけです。
Q. 登録するとCopilotやChatGPTに自社の店舗情報が出るようになりますか。
A. 表示は保証されません。Microsoftは2026年2月の公式ブログで、住所や営業時間を最新に保ち、AI生成回答への掲載対象となるようにする手段としてBing Placesへの登録を案内していますが、掲載されると書いているわけではありません。ChatGPTが個別の店舗回答でこの情報をどう使うかは公開されていません。
Q. 効果はどこで見られますか。
A. 店舗の露出はBing Placesの管理画面で、表示回数と操作回数を見ます。サイトがAIの回答に引用された回数はBing Webmaster ToolsのAI Performanceという別のレポートです。両者は測っているものが違うので、混ぜないでください。
参考情報
- Microsoft Bing Blogs「Introducing the New Bing Places for Business: Built for Business Owners, Powered by Research」(2025年10月3日)
- Microsoft Bing Webmaster Blog「Introducing AI Performance in Bing Webmaster Tools (Public Preview)」(2026年2月10日)
- Microsoft Bing Blogs「New AI Visibility Insights in Bing Webmaster Tools: Intents, Topics, Citation Share, Compare」(2026年6月16日)
- Bing Places for Business 公式ページ(bing.com/forbusiness)
- Statcounter Global Stats「Search Engine Market Share Japan」
- 当社による実機確認(2026年8月14日/旧URLの転送、日本語UIの提供状況)

