サイトの無料分析を始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない。そんなWeb担当者の方は少なくありません。Googleアナリティクス(GA4)やGoogle Search Console(GSC)といった無料ツールは強力ですが、「入れたものの数字が読めない」という声が中小企業の現場では特に多く聞かれます。
この記事では、無料ツールで自分でサイト分析を進める方法を解説しつつ、株式会社アイダイム(エベレストSEO)がご提供している「無料サイト分析」で実際に何を診断するのかを具体的にお見せします。自分でやるか、プロに任せるか。判断材料としてお読みください。
この記事でわかること
- 無料分析で何が分かるか: GA4を中心とした無料ツールで、サイトのどこを・どう診断できるのかが分かります。
- プロの無料診断6項目: アイダイムの無料サイト分析が、テクニカルSEOからAI検索対応まで何を見ているのかが分かります。
- GA4でつまずかない考え方: 「ツールが難しい」で止まらないために、最初に押さえるべき考え方が分かります。
サイトの無料分析とは?まず何が分かるのか
サイトの無料分析とは、コストをかけずに自社サイトの現状(流入数・ユーザー行動・検索順位・技術的な問題など)を把握し、改善点を洗い出す作業です。代表的な無料ツールはGoogleアナリティクス(GA4)とGoogle Search Console(GSC)の2つで、これだけでも「どこに問題があるか」の大半は見つけられます。
ただし、無料ツールを「導入すること」と「使いこなすこと」の間には大きな差があります。(実務知見)実際に中小企業のサイト改善をご支援する案件では、GA4を導入したまま数字を一度も見ずに放置されているケースが目立ちます。ツールがあっても、どの数字をどう読めば改善につながるのかが分からなければ、宝の持ち腐れになってしまうのです。
無料分析で見るべきものは、大きく次の3つに整理できます。1つ目は流入の量と経路(どれだけの人が、どこから来ているか)、2つ目はユーザーの行動(サイト内でどう動き、どこで離脱しているか)、3つ目は検索での見え方(どんなキーワードで表示され、クリックされているか)です。この3点を押さえるだけで、改善の優先順位はかなり明確になります。
Q. サイトの無料分析は本当に無料のツールだけで完結しますか?
A. 基本的な現状把握はGA4とGSCの無料ツールだけで完結します。流入・ユーザー行動・検索順位という改善に必要な3要素は、いずれも無料で取得可能です。有料ツールは競合の推定データなど補助的な用途で、まず無料ツールを使い切ることが先決です。
無料ツールでどこまで見えるかを理解したところで、次は「自分で見る」のではなく「プロに診てもらう」場合に何が分かるのかを具体的に見ていきます。
アイダイムの無料サイト分析で診断する6項目
アイダイムでは、お客様のWebサイトを無料で詳細に診断する「無料サイト分析」をご提供しています。一般的なアクセス解析にとどまらず、テクニカルSEO(技術的な問題)、コンテンツSEO(検索意図への適合)、そしてAI検索時代に必須となるLLMO(大規模言語モデル最適化)や競合分析まで含めた、多角的な無料分析レポートをお渡しします。
具体的に何を診断するのか、実際のレポートで使っている6つの診断カテゴリを一覧でお見せします。
| 診断カテゴリ | 何を見るか | 分かること |
|---|---|---|
| インデックス・クロール制御 | 不要ページのインデックス状況、クロール効率 | 検索エンジンに正しく認識されているか |
| ページ構造・メタ情報 | タイトルタグ・メタディスクリプションの重複や最適化 | 各ページが独立して評価されているか |
| 内部リンク・サイト設計 | 主要ページへの内部リンク、クロール導線 | 重要ページに評価が集まる構造か |
| AI検索対応(LLMO) | 構造化データ(JSON-LD)の実装状況 | AI検索の引用対象になり得るか |
| E-E-A-T(信頼性) | 実績・資格・運営者情報の明示 | 専門性・信頼性が伝わる構成か |
| コンバージョン導線 | CTA(行動喚起)の位置、離脱ポイント | 訪問者が問い合わせに至る設計か |
この6項目に加え、ターゲットキーワードの洗い出しと、それらで上位表示できた場合の問い合わせ増加シミュレーション(ポテンシャル試算)まで含めてレポート化します。(実務知見)たとえば塗装業のお客様の診断では、外壁塗装・屋根塗装関連で40以上のターゲットキーワードを特定し、上位表示を獲得した場合の月間問い合わせ増加数を標準シナリオで試算してお渡ししました。単なる「現状の数字」ではなく、「改善したら何件増えるか」という未来の数字まで示すのが特徴です。
📌 自社サイトのこの6項目が今どうなっているか、無料で診断します。
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診断項目の中身が分かったところで、次は「そもそもなぜ無料ツールを軸にするのか」という、アイダイム独自の考え方をお伝えします。
有料ツールを疑うために無料ツールがある(精度管理の視点)
サイト分析というと、Ahrefs(エイチレフス)やSemrush(セムラーシュ)といった高機能な有料ツールを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかしアイダイムの立場は明確です。(アイダイム分析)GA4とGSCが返す数字こそが「真値」であり、有料ツールが示す流入数やキーワード順位は、あくまで外部から推定した参考値にすぎません。
これは臨床検査の世界で言う精度管理(QC)の発想です。検査では、測定値が信頼できるかを判断するために必ず「真値が分かっている標準試料」と照合します。Web分析でも同じで、自社サイトの実測値を持つGA4・GSCを基準(真値)に置き、有料ツールの推定値がそれとどれだけズレているかを見る。(アイダイム分析)有料ツールを疑うために無料ツールがある、と言っても過言ではありません。有料ツールの便利な見た目の数字を鵜呑みにせず、必ず自社の実測値と突き合わせる。この一手間が、誤った判断を防ぎます。
実際の判断基準としては、有料ツールが「月間流入2,000」と示していても、GA4の実測が「380」であれば、信じるべきはGA4の380です。(実務知見)競合分析で有料ツールの推定流入を見る際も、自社サイトについてはGA4実測との乖離を必ず確認してから、競合の推定値に同じ誤差幅を当てはめて読むようにしています。基準なしに有料ツールの数字だけを見ると、現実とかけ離れた施策を立ててしまいかねません。
Q. 有料ツールは使わなくてもいいということですか?
A. 競合の推定データなど、自社の実測では得られない情報には有料ツールが有効です。ただし自社サイトの分析では、GA4・GSCの実測値を基準に置き、有料ツールの推定値はそれと照合して使うのが正しい順序です。無料ツールを使い切ってから有料を検討して問題ありません。
この「実測値を基準にする」という考え方を踏まえた上で、では実際にGA4で何を見ればいいのか、具体的な指標に入っていきます。
GA4だけで十分:中小サイトが最初に見る指標
無料分析の主役はGoogleアナリティクス(GA4)です。(アイダイム分析)中小サイトの内部的な分析であれば、まずGA4一本で十分だと考えています。Google Search Console(GSC)は「ユーザーがサイトに来る前」のデータ、つまり検索キーワードや検索順位を見るためのツールで、来訪前の検索意図を確認したいときに軽く参照する程度で構いません。あれもこれもと欲張る前に、GA4で来訪後のユーザー行動を読めるようになることが先決です。
GA4で中小サイトが最初に見るべき指標は、次の4つに絞れます。
- ユーザー数・セッション数:どれだけの人が、何回サイトに来ているか。母数の把握。
- 流入元(参照元):検索・広告・SNSなど、どの経路から来ているか。集客の強み弱み。
- ランディングページ:ユーザーが最初に見たページ。入口の成績。
- コンバージョン(CV):問い合わせや購入など、最終的な成果に至った数。
この4つを定点観測するだけで、「そもそも人が少ないのか」「来ているのに成果につながらないのか」という大枠の課題が見えてきます。デフォルトのレポートだけで分かりにくければ、GA4の「探索」機能でこれらを掛け合わせると、より具体的な示唆が得られます。
なお、GA4は機能追加が活発で、2026年5月13日のアップデートではデフォルトチャネルグループに「AI Assistant」が新設され、ChatGPTやGemini、Claudeなど生成AIアシスタント経由の流入が自動的に分類されるようになりました。AI検索からの流入が無視できなくなった現状を、無料ツール側も追いかけている形です。
Q. GA4とGSCはどちらを優先して見ればいいですか?
A. 中小サイトの内部分析ならGA4を優先してください。GA4は来訪後のユーザー行動と成果を、GSCは来訪前の検索キーワードを見るツールです。まずGA4でユーザー行動を読めるようにし、GSCは検索意図を確認したいときに補助的に使うのが効率的です。
指標が分かっても、「GA4の画面そのものが難しい」と感じる方は多いはずです。次はそのつまずきにどう向き合うかをお伝えします。
「GA4が難しい」でつまずく人へ:考え方から始める
無料分析の現場で最もよく聞く声が、「GA4が難しくて何を見ればいいか分からない」というものです。(実務知見)中小企業のWeb担当者をご支援していて、ツールの操作以前に「何のためにどの数字を見るのか」という目的が定まっていないために手が止まっているケースが大半でした。指標の名前を覚えても、それが自社の何の判断に使えるのかが腑に落ちなければ、分析は続きません。
そこでアイダイムでは、ツールの使い方を教える前に、考え方から教えることを重視しています。(アイダイム分析)「直帰率とは何か」を説明するより先に、「あなたのサイトのゴールは問い合わせか、購入か、資料請求か」を一緒に決める。ゴールが決まれば、見るべき指標は自然と絞り込まれます。操作方法は後からついてくるもので、最初に必要なのは数字を読む目的意識です。
具体的な分析の手順やKPIの設計については、別記事の「Webサイト分析の正しい手順:KPI設定からツール活用・AI時代の戦略まで」で体系的に解説しています。考え方の土台を固めたい方は、あわせてご覧ください。
もし「考え方から教えてほしい」「自社のサイトで一緒に見てほしい」というご要望があれば、無料分析のお問い合わせから個別にご相談いただけます。レポートをお渡しするだけでなく、読み方のレクチャーまで含めて対応しています。
📌 「数字の読み方から教えてほしい」もお気軽に。無料分析のご相談はこちらから。
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考え方が定まれば、あとは分析を改善のサイクルに乗せるだけです。最後に、その回し方を確認します。
無料分析を改善(PDCA)につなげる進め方
サイトの無料分析はゴールではありません。分析結果をもとにPDCAサイクルを回し続けることが、サイトを成長させる唯一の方法です。分析で見つけた課題に対し、Plan(改善策の立案)→Do(実行)→Check(GA4で効果検証)→Action(見直し)を繰り返します。
進め方のコツは、マクロ(全体)からミクロ(詳細)へ焦点を絞ることです。まずGA4でサイト全体のユーザー数・CV数を把握し、次にチャネルごとの流入を確認、最後に成績の悪いランディングページを深掘りする。この順で見ると、最も問題となっているボトルネックを効率よく特定できます。
着手は、効果が出やすく実装コストの低い小さな改善からで構いません。たとえば「問い合わせフォームの入力途中で離脱が多い」と分かれば、入力項目を減らす。「流入キーワードと記事内容がズレている」と分かれば、検索意図に合わせて見出しを修正する。小さな改善を積み重ねるうちに、サイトのE-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)も着実に向上していきます。
Q. 分析した後、何から改善すればいいですか?
A. 効果が出やすく実装コストの低い改善から着手してください。具体的には、問い合わせフォームの項目削減や、検索意図とズレた見出しの修正などです。大きな施策より、小さな改善の積み重ねが成果につながります。優先順位の判断に迷う場合は無料分析でご提案します。
ここまでの内容を踏まえ、よくいただく質問にまとめてお答えします。
サイトの無料分析に関するよくある質問
無料分析を検討される方からよくいただく質問をまとめました。
Q. サイトの無料分析はどこに依頼できますか?
A. アイダイム(エベレストSEO)では、テクニカルSEO・コンテンツSEO・LLMO・競合分析を含む多角的な無料サイト分析レポートをご提供しています。問い合わせフォームからお申し込みいただけます。費用はかかりません。
Q. Googleの無料アクセス解析ツールは何ですか?
A. Googleアナリティクス(GA4)です。ユーザー数・流入元・コンバージョンなどを無料で計測できます。あわせてGoogle Search Console(GSC)を使えば、検索キーワードや検索順位も無料で確認できます。
Q. 無料分析と有料のSEOコンサルは何が違いますか?
A. 無料分析は現状の課題と改善の方向性を診断レポートとしてお渡しするものです。施策の実行・継続的な順位改善・月次レポートまでをご希望の場合は、有料のコンサルティングで対応します。まず無料分析で現状を把握してから判断いただけます。
Q. 無料分析にはどのくらい時間がかかりますか?
A. 診断対象の規模により異なりますが、問い合わせフォームからお申し込みいただいた後、レポートをお渡しするまで数営業日が目安です。お急ぎの場合はその旨をお伝えください。
参考情報
- Google アナリティクス ヘルプ「アナリティクスの新機能」:https://support.google.com/analytics/answer/9164320
- Google アナリティクス ヘルプ「ベンチマーク」:https://support.google.com/analytics/answer/16388466

