Googleビジネスプロフィールで臨時休業を設定する方法と注意点について解説
「臨時休業を設定する方法がわからない」
「設定した営業時間が勝手に変更されてしまう」
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を運用していると、このような疑問や悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
店舗の営業時間や特別な休業情報を正しく伝えることは、ユーザーとの信頼関係を築くうえで欠かせないものです。
しかし、設定ミスや思わぬ変更によって、お客様に混乱を招いてしまう場合もあるでしょう。
本記事では、臨時休業の設定方法や注意点、臨時休業時間が勝手に変更された場合の対処法についてわかりやすく解説します。
営業時間の管理はお店にとって大切なことです。正確な情報を維持し、安心してお客様を迎えられるように、ぜひ参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールで臨時休業を設定する方法
Googleビジネスプロフィールの臨時休業設定は、店舗が一時的に営業を休止する際の便利な機能です。臨時休業を設定すれば、検索結果に休業中であると明確に表示されるため、ユーザーに正確な情報を伝えられます。
本章では、以下について解説します。
- 臨時休業マークをつける条件
- 臨時休業マークをつける手順
設定は簡単で、急な休業の際も、お客様の無駄足を防ぎ、スムーズな対応がおこなえます。正しい手順を理解して、状況に応じた効果的な活用を心がけましょう。
臨時休業マークをつける条件
臨時休業マークは、予定外の休業や季節ごとの休業などで店舗を一時的に閉じる際に使用する機能です。
ただし、臨時休業マークの設定には、以下の条件があります。
- 7日間以上の連続休業が必要な場合
- 休業期間が不定である場合
臨時休業マークの設定により、ユーザーはお店に行く前に営業状況を確認でき、無駄な来店を防げます。
結果として、お店を訪れるユーザーの満足度向上にもつながるでしょう。たとえば、イベントによる休業や自然災害の影響、設備の修理などの場合に、臨時休業を設定しましょう。
臨時休業マークの設定により、正確な休業日の管理が可能となります。
顧客の混乱を防ぎ、お店の信頼性向上につなげるためにも、休業日の管理を徹底しましょう。なお、6日以内の休業については、後述する特別営業時間の設定がおすすめです。
臨時休業マークをつける手順
臨時休業マークは、以下の5ステップで簡単に設定できます。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「プロフィールを編集」のアイコンを選択
- 「営業時間」の横の編集マーク(鉛筆マーク)を選択
- 「臨時休業」にチェックする
- 「保存」を選択
臨時休業マークの設定を行うと、Google検索やGoogleマップ上で「臨時休業」と表示されるようになります。イベントなどで不定期な休業がある場合には、迅速な情報更新が必要です。
さらに、設定が完了した後は、確認のためにGoogle上で実際の表示をチェックしましょう。
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ 営業時間を編集する
臨時休業を設定する際の注意点
Googleビジネスプロフィールで、臨時休業を設定する際の主な注意点は以下の通りです。
- 1. テイクアウトやデリバリーサービスへの影響
- 2. 営業再開時の設定解除
- 3. 反映までの時間
- 4. 短期休業の場合の設定方法
- 5. 検索結果への影響
- 6. ユーザーへの正確な情報提供
これらの点に注意しながら、適切に臨時休業の設定をおこないます。また、投稿機能を活用して臨時休業に関する情報発信も効果的です。
1. テイクアウトやデリバリーサービスへの影響
Googleビジネスプロフィールで臨時休業を設定すると、システム上ではすべての店舗サービスが停止しているとみなされます。そのため、店内飲食を行っていなくても、テイクアウトやデリバリーサービスを提供している店舗の場合は注意が必要です。
2. 営業再開時の設定解除
店舗を再開する際は、必ず、臨時休業設定を解除する必要があります。解除を忘れると、営業再開後も「臨時休業中」と表示され続け、来店機会を逃す可能性があるため注意が必要です。
以下はGoogleビジネスプロフィールの臨時休業設定を解除する手順です。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「プロフィールを編集」のアイコンを選択
- 「営業時間」の横の編集マーク(鉛筆マーク)を選択
- 「決まった営業時間で営業している」にチェックする
- 営業時間と休憩時間を設定する
- 「保存」を選択
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ 営業時間を設定する
解除手続きを行わないと、実際に営業を再開していても、臨時休業となったままで、集客の機会を逃します。営業再開時には設定解除の確認を徹底しましょう。
3. 反映までの時間
Googleビジネスプロフィールで、臨時休業情報を変更した場合、すぐに反映されるわけではなく、通常10分ほどかかります。Googleには関連するウェブサイトや情報を確認・審査するシステムがあり、反映までに時間がかかるのです。
ただし「変更できませんでした」といったエラーメッセージが出る場合もあります。この場合は少し時間を空けて、1〜2時間後に再度設定を試してみましょう。
4. 短期休業の場合の設定方法
6日以内の短期休業や、年末年始やゴールデンウィークなどの一時的な営業時間変更には、臨時休業マークではなく特別営業時間を設定しましょう。
特別営業期間を設定するには、あらかじめ通常の営業時間の登録が必要です。特別営業時間を設定すると、その期間中はプロフィール上で設定した時間や定休日が表示され、期間が終わると自動で通常の表示に戻ります。
特別営業時間の設定方法については、次章で詳しく解説します。
5. 検索結果への影響
臨時休業マークの設定は、Google検索結果の表示順位に直接的な影響を与えるものではありません。臨時休業マークをつけても、ほかの営業中のビジネスと同様に扱われます。
検索結果のアルゴリズムは、ビジネスの評価、口コミの質や数など他の要因によって左右されるため、臨時休業設定のみでランキングが変わるわけではないのです。
6. ユーザーへの正確な情報提供
臨時休業の設定は、ユーザーに正確な情報を届け、無駄な来店や問い合わせを防ぐ効果があります。来店前に確認した情報が誤っていると、顧客の信頼を失いかねません。
定期的に情報を見直し、正確な内容の提供が大切です。臨時休業の情報を常に更新しておけば、ユーザーは来店前に営業状況を把握しやすくなるでしょう。
特別営業時間を設定する方法
特別営業時間は、通常の営業時間とは異なるスケジュールで営業する場合に設定します。これにより、臨時休業(7日間以上の連続休業)以外の特定のスケジュールを顧客に正確に伝えられまする。イベントや祝日、キャンペーン時などに役立つ機能です。
特別営業時間の設定方法は以下の6ステップです。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「プロフィールを編集」のアイコンを選択
- 「営業時間」タブを選択
- 「特別営業時間」の横の編集マーク(鉛筆マーク)を選択
- 「日付」と「営業時間」を入力
- 「保存」を選択
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ 特別営業時間を設定する方法
設定後は、Google検索やGoogleマップ上で表示が反映されます。設定内容に間違いがないかを確認し、ユーザーに正確な営業時間が伝わるようにしましょう。
Googleビジネスプロフィールで臨時休業時間が勝手に変更される理由
Googleビジネスプロフィール上で、営業時間や臨時休業時間が予期せず変更される場合があります。この現象には主に2つの理由があります。
- Googleの自動修正:
Googleは、より正確な情報をユーザーに提供するため、様々な情報を収集し、ビジネスプロフィールを自動で更新しています。しかし、このシステムは完璧ではなく、誤った情報に基づいて変更が行われる場合があります。
- 第三者による変更:
Googleビジネスプロフィールは、誰でも情報修正を提案できる仕組みになっています。この機能は、より正確な情報を提供するためのものです。しかし、悪意のあるユーザーが、意図的に誤った情報を登録するケースも存在します。
Googleビジネスプロフィールの情報は、定期的に管理し、不適切な変更を見つけた場合は、すぐに正しい情報に修正しましょう。悪意のある改ざんが続く場合は、Googleへ直接問い合わせてみましょう。
Googleビジネスプロフィールで臨時休業時間が勝手に変更された際の対処法
Googleビジネスプロフィールに間違った営業時間が表示されると、顧客の混乱やクレーム、悪い口コミにつながり、ビジネスの印象を損なう恐れがあります。
Googleビジネスプロフィールが勝手に変更された場合は、速やかな修正が必要です。修正方法は以下の通りです。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「プロフィールを編集」を選択
- 正しい情報を登録
- 「保存」を選択
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ Google でビジネス プロフィールを編集する
営業時間を示す写真を添付すると、修正がスムーズに進む場合があります。
また、Googleビジネスプロフィールの臨時営業時間が勝手に変更されるのを防ぐための対処法を2つ紹介します。
ホームページや外部サイトでの情報の統一
正しい営業時間をホームページや外部サイトに記載しておくと、第三者によるGoogleビジネスプロフィールの変更提案が承認されにくくなります。情報を統一することで、信頼性が高まります。
MEOツールの活用
MEOツールの中には、Googleビジネスプロフィールの情報を監視し、不正な変更があった場合に自動で元に戻す機能を持つものがあります。MEOツールを使用すると、より正確で信頼性の高い情報管理ができます。
間違った情報登録を防ぐためにも、Googleビジネスプロフィールは定期的に確認しましょう。もし、繰り返し誤った情報に変更される場合は、Googleへの問い合わせも検討しましょう。
お問い合わせ先:Googleビジネスプロフィールヘルプ お問い合わせ
まとめ
Googleビジネスプロフィールの臨時休業の設定は、ユーザーに正確な情報を提供し、無駄な来店を防ぐうえで非常に重要です。設定手順や注意点を押さえた適切な運用で、ユーザーとの信頼関係が築かれ、ビジネスの評判向上にもつながります。
臨時休業マークは、Googleビジネスプロフィールのプロフィール編集から、簡単に設定や解除が行えます。必要に応じて設定し、正しい情報をユーザーに届けましょう。
臨時休業の設定におけるポイントが3つあります。
- 臨時休業マーク:7日以上の連続休業に設定する
- 営業再開:営業を再開時は「臨時休業マーク」の解除する
- 特別営業時間:6日以内の連続休業や、祝日など、通常の営業時間と異なる場合は「特別営業時間」を設定する
また、予期せず設定内容が変更された場合には、速やかに正しい情報に修正し、ユーザーに混乱を与えないようにしましょう。常に最新情報を提供し、顧客満足度の向上を目指してください。