不自然なリンクとは？SEOへの影響と否認する方法

「不自然なリンクについて知りたい」

「スパムリンクがついてるけど、対策方法はある？」

サイト運営をおこなっていると、突然、海外や関連性のないサイトから被リンクを受ける場合があります。このような不自然なリンクがつくと、Googleからのペナルティを心配される方も多いでしょう。

しかし、検索順位に影響がでない限りは、不自然なリンクは大きな問題はありません。

その理由について、本記事で詳しく解説し、さらに、Googleへの否認手続きについても紹介しています。

Webサイトを守るために、特にSEO担当者の方に読んで頂きたい内容となっております。ぜひ最後までご覧ください。

不自然なリンクとは

被リンクの多いサイトをGoogleは評価するため、SEOに有効です。

ただし、あくまで関連性が高くて自然な、質の良い被リンクの場合においてです。不自然なリンクではSEOに逆効果となる場合があるため注意しましょう。

不自然なリンクとは、SEO目的で悪質に設置されたリンクや迷惑なスパムリンクを指します。具体的には以下のようなリンクです。

• ユーザーにとって利便性が低く、低品質なコンテンツからの被リンク
• 数多くの外部リンクを持つサイトからの被リンク

このように、ユーザーのためではなく、検索エンジンのランキング操作を目的としている被リンクは、Googleのウェブマスター向けガイドラインに抵触します。

自然なリンクは、ユーザーに価値を提供するために設置されます。

しかし、実際は質の良い自然なリンクの獲得は難しく、その多くが不自然なリンクの可能性が高いでしょう。

質の良い被リンクを獲得するには、ユーザーニーズを満たす、高品質なコンテンツの配信が重要です。

不自然なリンクの種類

不自然なリンクは、主に2つの種類に分けられます。

• 相互リンク
• 何千もの大量のリンク

どのようなリンクを指すのか、わかりやすく解説します。

相互リンク

相互リンクとは、関連性のあるブログ同士でのリンクの交換です。

本来はユーザーにとって価値のある情報を提供する目的があり、Googleも評価していました。

しかし、SEOを目的とした無関係なサイト同士の相互リンクや、過剰な相互リンクが増えたため、Googleは不自然なリンクと見なすようになりました。

特に、以下のような相互リンクは注意が必要です。

• 明らかにジャンルが異なるサイトとの相互リンク
• コンテンツの内容が合わない関連性の低い相互リンク
• 相互リンク集サイトからのリンク

被リンクが欲しいからといって、無料で登録できる相互リンクサイトなどへの登録はやめましょう。質が低く関連性のないサイトから被リンクを受ける可能性が上がります。

自社サイトにおいて専門性が高く、高品質なコンテンツ作成に注力し、質の高い自然な被リンクの獲得を増やしましょう。

何千もの大量のリンク

突然、大量の被リンクが増えた場合、海外のスパムリンクが原因であると疑われます。

スパムリンクは、他人がスパムサイトから自社サイトへリンクをは貼る行為で、これを自力で防ぐことはできません。

自社サイトが日本語であるにも関わらず、海外のサイトからの被リンクは不自然と見なされがちです。

Googleは、使用者と同じ国のサイトを優先しているため、海外からの被リンクは評価が低くなります。

しかし、海外からの被リンクを受けたからといって、すべてスパムとは限りません。リンク元がスパムサイトかどうかを確認するためには、ブラウザの翻訳機能の利用がおすすめです。

もし、大量の不自然なリンクを受けた場合は、後述するリンク否認ツールを用いての対処も可能です。

しかし、現在のGoogleアルゴリズムにおいては、ほとんどの場合、不自然な被リンクは無効化されるため、それほど心配する必要はないでしょう。

不自然なリンクのリスク

SEOにおいて、不自然なリンクが招くリスクは、主に以下の2点です。

• 評価されない
• Googleからペナルティを受ける

順番にわかりやすく解説します。

評価されない

不自然なリンクがあっても、大抵の場合、Googleは評価せずに無視します。

サイト運営を長く続けていると、時々、海外からのスパムリンクを受けるケースがあります。

しかし、スパムリンクを受けたからといって、それほど焦る必要はありません。

なぜなら、現在のアルゴリズムにおいてスパムリンクは、SEOに良い影響も悪い影響も与えず、原則として無視される場合がほとんどだからです。

海外では、スパムリンクなどの嫌がらせは、日常的に起こります。スパムリンクは、サイト評価に直接影響を及ぼさないため、不自然なリンクがあったとしても、過度な心配は必要はないでしょう。

質の高いコンテンツの提供で、サイトの信頼性を保つサイト運営が重要です。

Googleからペナルティを受ける

前項でも解説した通り、現在のGoogleアルゴリズムでは、意図的でない場合は、不自然なリンクによるペナルティはほとんどみられません。

かつては、相互リンクしただけでも、手動ペナルティを受けるなど、SEOにおいて深刻なダメージがありましたが、現在はそのような状況は減少しています。

しかし、これは不自然なリンクを全く気にする必要がないというわけではありません。

不自然なリンクのリスクがゼロではない以上、Googleからペナルティを受ける可能性があります。

もし、あまりに質が低く、関連性のない被リンクが多い場合は、検索順位が下がっていないか確認が必要です。

スパムリンクの場合、自身で防ぐことは困難です。まずは、自社でできる対策として、コンテンツの質を向上させ、質の高い被リンク獲得を目指しましょう。

不自然なリンクは否認する必要はある？

不自然なリンクの否認はしなけれいけないのでしょうか？

本章では、リンク否認の必要性についてわかりやすく説明し、リンク否認の方法を紹介しています。

順位に影響がなければ必要ない

不自然なリンクは、SEOの観点から見ると、意図的に作られたものでない限り、Googleの検索エンジンは評価をおこなわず、無視する場合が多いです。

そのため、大幅に順位が落ちるなど、順位に影響がないのなら、わざわざ否認する必要はありません。

Googleも、サイトへのリンクの否認について以下のように述べています。

ほとんどの場合、Google は詳しい情報を提供されなくても、どのリンクが信頼できるものかを評価することができます。そのため、ほとんどのサイトではこのツールを使う必要はありません。

Search Consoleヘルプ サイトリンクを否認する

Webサイト運営者は、より質の高いコンテンツの提供を心がけ、自然に良質なリンクが集まるよう努力することが重要です。

意図的ではない不自然なリンクなら、SEOに悪影響を及ぼす可能性は少ないため、過度に気にせず、サイト運営に集中しましょう。

リンクの否認方法

不自然なリンクは、あえて否認をしなくとも、Googleの検索エンジンによって無効化されます。

それでも、どうしても気になる方は、以下の方法で自社サイトへのリンクの否認が可能です。

ただし、否認ツールの使用方法を間違えると、検索結果に影響がでる可能性があるとGoogleに記載があるため、慎重に利用しましょう。

リンクの否認方法

手順		ポイント
1	リンクの否認が必要かどうかの判断	サイトにスパムや品質が低いリンクが多く存在し、これらが原因で現在または将来、手動での対策が必要になる場合
2	否認するリンクリストの作成	否認するページまたはドメインのリストをテキスト ファイルで作成する
3	否認リストをアップロード	所有サイトごとに1つの否認リストをアップロード

参考：Search Consoleヘルプ サイトリンクを否認する

まとめ

不自然なリンクについて解説してきました。不自然なリンクとは、以下のようなリンクです。

• SEOを目的として不適切に設置されたリンク
• 相互リンク
• 海外からのスパムリンク

不自然なリンクがあるからといって、すぐに否認をしたり、慌てたりする必要はありません。なぜなら、現在のGoogleのアルゴリズムでは、不自然なリンクはWebサイトの評価にほとんど影響しないためです。

しかし、不自然なリンクが原因で、検索順

位が落ちた場合は、否認ツールを使用し、スパムリンクを否認しましょう。

サイト運営においては、高品質なコンテンツを作成し、安全で効果的なリンク構築が大切です。検索ランキングを長期間にわたって向上させられるサイトを目指しましょう。