次世代フォーマットwebpのSEOへの影響について|変換方法も紹介
「webpを使った方がSEOに効果的なの?」
「webpに変換する方法が知りたい!」
webpはGoogleが開発した画像形式です。優れた圧縮率を持ちながらも高画質を保てる点が魅力といえます。
しかし、本当に使うべきなのか、変換するにはどうすればいいのかと、疑問をお持ちの方もいるでしょう。
本記事では、webpがもたらすSEOへの効果やメリット・デメリットをわかりやすく解説しています。
Webサイトのパフォーマンスを最適化し、検索エンジンでの順位向上を目指すためにも、ぜひ最後までご覧ください。
次世代フォーマットwebpについて
webp(ウェッピー)は、2010年にGoogleが開発した画像フォーマットです。
PNG、GIF、JPEGといった従来の画像形式に比べて、圧縮率の高さが大きな特徴です。
画質を落とさずにファイルサイズを小さくできるため、Webサイトのロード速度が向上し、SEOにも有利に働きます。
webpの主な特徴は、以下の4つです。
- 高い圧縮率を実現し、ファイルサイズを小さくできる
- GIFのようにアニメーションが可能
- PNGのように透明な背景を持つ画像に対応
- 主要なブラウザで対応
webpが持つ特性により、Webサイトの速度とパフォーマンスの改善が可能です。
結果として、ユーザビリティ向上につながるため、SEO対策にも効果的です。
このサイトで使用している画像形式もwebpとなっています。
webpのSEOへの影響
- 直帰率の低下
- 離脱率の低下
- エンゲージメントの向上
webpは、SEOにおいて直接的ではないものの重要な役割を果たします。
webpの画像形式は、高画質を保ちつつ、ファイルサイズを小さくできる点が魅力です。
ファイルサイズの縮小により、ページの読み込み速度を上げ、ユーザーの直帰率や離脱率を低下させる効果があります。
読み込み速度は、GoogleのSEOの評価指標の一つです。
特に、2021年6月のページエクスペリエンスアップデート以降は、ページ速度をより重視しています。
そのため、webpへの対応はSEO対策として必要であり、ユーザーエクスペリエンスの向上にもつながります。
表示速度の遅れは、直帰率や離脱率の増加を招き、検索順位の低下につながる可能性が高いです。
webpの利用すればスムーズな画像表示が可能となり、直帰率や離脱率の低下といった間接的な効果も期待できます。
SEOを意識したWebサイト運営では、積極的にwebpを活用していきましょう。
webpのメリット
webpは、SEOを強化し、Webサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させます。本章では、webpの主なメリットを2つ紹介します。
- 読み込み速度が上がる
- データ容量を圧迫しない
Googleはページスピードを重要な評価指標としています。
webpを使用し画像を圧縮すると、検索エンジンからの評価の向上につながります。まずは、webpのメリットを理解しましょう。
読み込み速度が上がる
webpのフォーマットを使用すると、画像データを軽量化できます。
ファイルサイズは、小さければ小さいほど、Webページの表示速度が向上するため、webpは非常に効果的です。
画像サイズが最適化されると、ユーザーはページを快適に閲覧し、サイトをスムーズに見て回れるようになります。
webpの活用で、ページの読み込み速度を改善させ、ユーザーにとってより使いやすいサイトを構築しましょう。
結果として、Webサイトを通じた購入や問い合わせなど、ユーザーの積極的な行動へとつながり、コンバージョン(CV)数向上が期待できるでしょう。
データ容量を圧迫しない
webpは画質を維持しながらも、画像を軽量化できます。
webpとPNG・JPEGを比較すると、webpは最低でも25%のデータ容量を削減できます。以下はGoogleからの引用です。
WebP 可逆圧縮画像は、PNG 画像と比べてサイズが 26% 小さくなります。WebP の非可逆画像は、同等の SSIM 品質インデックスで同等の JPEG 画像よりも 25〜 34% 小さくなります。
ウェブ用の画像形式
webp形式は画像を圧縮しても、画質を損なうことなく、見た目の美しさが保たれます。
データ容量を圧迫しないため、Webページの読み込み速度が早くなり、ユーザビリティが向上し、SEOの観点からも大きなメリットとなります。
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webpのデメリット
webpの使用においては、ほとんどデメリットはありません。現時点で考えられるデメリットは、以下の2点です。
- 対応していないブラウザがある
- 毎回変換する手間がかかる
対応していないブラウザがある
webpのデメリットは、対応していないブラウザがある点です。とはいっても、2024年4月現在では、chromeとfirefoxとEdge、Opera、Safari14以降など、ほとんどのブラウザに対応しています。
以下のサイトから、現在のwebp対応ブラウザが確認できます。
- サイト名:Can I use
URL:https://caniuse.com/?search=webp
webpは、IE(Internet Explorer)は非対応になっています。
しかし、IEは2022年6月でサポートが終了しており、IEでのアクセスは自動的にEdgeブラウザへとリダイレクトされるようになりました。
そのため、webp画像を使っても、わざわざIE用の代替画像の準備をする必要はありません。
ただし、webpは、macOS 11 Big Sur以前のSafariなど、古いブラウザには対応していないため、代替画像のフォーマットを設定しておくなど対応を考えておきましょう。
webpは、パソコンやスマートフォンを問わず、ほとんどのブラウザで対応しているため、幅広いユーザーにとって利用しやすいフォーマットです。
毎回変換する手間がかかる
webp形式への移行は、画像の品質を保ちつつファイルサイズを削減する大きなメリットを持ちますが、その一方で変換作業が手間となるデメリットもあります。
現在、多くの画像はJPEG、PNG、GIFといった形式で保存されており、webpに変換するには専用のツールが必要です。
ツールによっては未対応の形式があるため、適切なツールを見つけるのに時間がかかる場合があります。
webpへの変換はメリットがあり、SEOに効果的です。しかし、変換する手間が毎回かかると理解しておきましょう。
webpへの変換方法
webpへの変換は、Webサイトの速度向上に欠かせない作業です。
ツールを利用して変換する方法があり「webp 変更方法」などで検索すると、多くのツールがヒットするでしょう。
その中でも手軽に始められる方法として、サルワカ道具箱がおすすめです。
サルワカ道具箱は、ブラウザ上で使えるツール集で、その一つにwebpへの変換ツールがあり、JPEGとPNGに対応しています。
以下の3ステップと操作が簡単なため、一度ためしてみましょう。
- サルワカ道具箱「画像をWebPに変換」へアクセス
- 変換する画像をドラッグ&ドロップ
- 画像を一括ダウンロード
サルワカ道具箱は、複数の画像を一括でwebp形式に変換できます。
細かい画質や圧縮率の設定はできないものの、作業を迅速に進めたい方にとって最適なツールです。
また、WordPressユーザーの方は、EWWW Image OptimizerやWebP Expressのプラグインを利用すると、アップロード時に自動で画像をwebpに変換でき便利です。
まとめ
次世代フォーマットwebpのSEO効果について解説しました。
webpは高い圧縮率を持ち、画質を維持しながらファイルサイズを縮小できます。
ファイルサイズが小さくなると、ページの読み込み速度を向上させられるため、SEOの評価を高める効果が期待できます。
webpへの変換ツールでは、簡単で扱いやすい「サルワカ道具箱」の利用がおすすめです。
webpを活用してWebサイトをより速く、使いやすいものにしてください。
ユーザー満足度が高く、検索エンジンからも評価されるサイト運営をおこないましょう。