ページの読み込み速度はSEOと関係する?測定方法や改善方法を解説
サイトスピードとは、ユーザーがサイトにアクセスしてからページが読み込まれて表示される速度のことを指します。
しかし、
「そもそもサイトスピードってSEOにどんな関係があるの?」
「ページの読み込み速度を改善するとSEOどんな影響があるの?」
と悩んでいる方も多いはず。
そこで今回は、サイトスピード(ページの読み込み速度)はSEOとどのような関係があるのか?
また、サイトスピードの測定方法や改善方法、改善するとVCR効果やSEO対策になる事もGoogleの見解も含めて解説します。
サイトスピードのSEOへの影響を正しく理解した上で改善をすることで効果的なSEO対策につながるので、ぜひ本文を読んで、実際にサイトスピードの改善をしてみてください。
ページの読み込み速度(サイトスピード)はSEOに影響する?
リード文
Googleは2018年1月に、ページスピードがモバイル検索のランキング要因として使用されることを事前アナウンスして、2018年7月にスピードアップデート”Speed Update” を導入しました。
(参考:https://developers.google.com/search/blog/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search?hl=ja)
Googleがページスピードで評価するポイントは次の3つです。
- サイト上でサンプルに設定したページビューの表示時間。
- トラッキングの対象にしている個々のクリック、イベント、ユーザー操作の実行速度または読み込み時間(画像の表示時間やボタンのクリックの反応時間など)
- ブラウザがドキュメントを解析し、ユーザーの操作が可能になるまでの時間。
(参考:https://support.google.com/analytics/answer/1205784?hl=ja)
つまり、ページスピードがSEOの評価に影響してしまうので、上記の評価ポイントをおさえた上での対策が重要になるということです。
なぜ重要になるのかも踏まえて解説します。
SEOの評価に影響する
Googleの正式な見解は以下のページに記載されています。
参考:https://developers.google.com/search/blog/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search?hl=ja
簡単にまとめると、「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」という内容になっています。
Webサイトの読み込みが遅いと、ユーザーはすぐにサイトを離れてしまい離脱率が高まります。
離脱率が高いとGoogleはそのサイトがユーザーにとって有用でないと判断し、検索結果のランキングが下がってしまいます。
これは、Googleがユーザーの満足度をとても重要視しているため、ページスピードが遅いサイトはユーザーの満足度を満たすことができないと判断しているためです。
これらの理由から、ページの読み込み速度はSEOの評価にとても影響します。
直帰率・離脱率に影響する
速度改善は、SEOだけでなくUX(ユーザーエクスペリエンス)の面でも重要です。
サイトの表示スピードは3秒掛かるだけでも遅いと言われています。
あなた自身も実際に経験があるかもしれませんが、ユーザーが何か調べ物をする際、アクセスしたサイトが重くて全然表示されないと、イライラしてすぐに別のサイトに移動してしまいます。
サイトの表示が遅ければ遅いほどサイトの訪問者にストレスがかかり、サイトから離脱してしまう可能性が高くなるのです。
直帰率や離脱率を下げるためにも、サイトの表示スピードをなるべく早くすることで、訪問者のストレスを軽減してあげることが大切です。
弊社では、直帰率や離脱率に関する改善も実施しております。これらはサイトの表示スピード以外の要因も考えられるため、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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ページの読み込み速度のチェック方法
ページの読み込みスピードのチェック方法は、PageSpeed InsightsやTest my siteという計測ツールを使うか、Google Chromeのブラウザの拡張機能であるLighthouse(ライトハウス)という計測ツールを使う方法などがあります。
それぞれの計測ツールについて詳しく説明していきます。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsは、Googleが提供するスピード測定機能になります。このツールは、パソコンとモバイルそれぞれでWebサイトの読み込み速度とパフォーマンスを評価し、最適化の提案を行なってくれます。
実際に使ってみると、 0から100までのパフォーマンススコアで評価され、点数は90以上が「高速」、50-89が「平均」、0-49が「低速」と分類されています。
さらに、パフォーマンススコアが表示されるだけでなく、スコアを更に良くするために改善すべき点や具体的な解決策を教えてくれるので、速度パフォーマンスのの改善に重宝します。
Test my site
Test my siteは、Googleが提供する無料のモバイルのスピード測定ツールとなります。
このツールを使用すると、サイトの読み込み速度、同業種のサイトの中で自分のサイトがどの程度のパフォーマンスなのか、速度の改善に必要な最適化案などを教えてくれます。
このTest My Siteを上手に活用することで、モバイルでの表示スピードが改善できるのでUX(ユーザーエクスペリエンス)をアップさせ、SEOに良い影響を与えることができます。
Chromeのブラウザの拡張機能
ページスピードをチェックする方法の1つとしてLighthouse(ライトハウス)というGoogle Chrome拡張機能を利用することもおすすめです。
Lighthouse(ライトハウス)は、Chromeのプラグインで、Webサイトの品質を測定・分析し、自分のサイトの課題や改善案を教えてくれます。
普段使っているChromeにこの拡張機能を入れれば簡単に測定でき、自分のサイトの改善をお手軽に進めることができます。
ページ読み込み速度改善|具体的な手段について
それでは、ページ読み込み速度の改善として具体的な方法について説明します。
表示速度が遅い場合は、「ブラウザのキャッシュ活用」「ソースコードの軽量化」「画像の最適化」「AMPの実装」などで改善できます。
そもそも読み込み速度が遅くなる3つの要因は「画像が重い」「外部ファイルが多い」「効果計測タグが多い」が考えられるからです。
これらの方法を組み合わせて適用することで、ページの読み込み速度を改善することができます。
ページ速度改善は一度で完了するものではなく、定期的に改善を繰り返す必要がありますので、ぜひ定期的に改善に取り組んでみてください。
具体的な手段については以下で解説します。
画像の軽量化
画像はWebサイトの重要な要素ですが、ページの読み込み時間を長くしてしまう原因にもなります。
画像のファイルサイズを小さくするために、画像のリサイズや圧縮、適切なファイル形式(JPEG、WebP等)に変換しましょう。
また、不要な画像を減らして、必要以上に画像を載せないようにすることがおすすめです。
ソースコードの軽量化
JavaScriptやCSS等の外部コードで不要なコードは削除し、軽量化しましょう。
これらの外部コードファイルのサイズを減らすために、不要な空白や改行を削除したり圧縮を行ったりします。
使用していないCSSやJavaScriptファイルがある場合は、ページスピードが遅くなってしまうので削除しましょう。
また、Google Analyticsの計測タグや分析ツールのタグの見直しを行うことも有効です。
キャッシュを使う
ブラウザのキャッシュ機能は、以前訪れたWebページの画像やCSS、JavaScriptファイルなどをブラウザに保存し、再訪問時にそれらを再度ダウンロードすることなく表示する機能で、ページの読み込み時間を大幅に短縮することができます。
キャッシュの設定して効果があるのは、訪問数が多いサイトや重い画像が多く掲載されているサイト等です。
Googleによると、「クライアントが以前に取得したレスポンスを再利用してよいかどうかやその有効期限を判断できるように、すべてのサーバーレスポンスにキャッシュポリシーを指定することをおすすめします。」と言われています。
(引用:https://developers.google.com/speed/docs/insights/LeverageBrowserCaching?hl=ja)
まとめ:ページの読み込み速度はSEOに深く関係するのですぐに計測・改善しましょう
今回は、ページの読み込み速度とSEOの関係や、ページの読み込み速度の具体的な改善方法について解説していきました。
読み込み速度はSEOやサイトの訪問者の直帰率、離脱率にも大きく関わります。
離脱率が高いとGoogleはそのサイトがユーザーにとって有用でないと判断し、検索結果のランキングが下がってしまうので、しっかり対策を行う必要があります。
計測方法はGoogleが推奨する無料のツールがあるのでぜひ使ってみましょう!
計測結果が分かったら、早速課題点の対策を行い、読み込み速度の改善をして、ユーザーに満足してもらえるようなサイトにしていきましょう!