意外と軽視されがちですが、Webサイトやブログを運営する上で、パーマリンクは非常に重要な要素です。
パーマリンクとは、Webサイトのページごとに設定されるURLのことで、英語表記の「Permalink」は「半永久的なリンク」を意味します。適切に設定することで、読者にとって使いやすく、SEOの観点からも大きなメリットがあります。
編集者masayukiそして基本的には一度決めたら、変えないことを進めますし、変更方法を間違えるとトラフィックが0になるリスクもありますので非常にデリケートな内容です。
Googleも、できる限りシンプルで人間が理解できる構造のURLを推奨しています。
特にWordPressを使っている初心者の方は、最初の設定が肝心です。
この記事では、パーマリンクの基本から、SEO効果を最大化するための最適な決め方のルール、そして具体的な設定方法まで詳しく解説していきます。パーマリンクは一度決めたら原則として変更しないことが推奨されるため、記事を公開する前に最適な設定を行いましょう。
パーマリンクとは?基礎知識とSEOにおける重要性
パーマリンクは、インターネット上の住所のようなものです。ドメイン名に続く、個別のWebページを指定するためのURLの永続的な一部を指します。
パーマリンクとは:特定のWebページを指し示すURLの恒久的なリンク。
編集者masayuki重要ですので、もう一度言いますが、インデックスされる前であれば、変更も可能ですがインデックス後は変更してはいけません。トラフィックが0になるだけでなく、最悪その後のインデックスにも悪影響を及ぼす可能性があります。
ドメイン、URL、スラッグの関係
パーマリンクは、大きく分けてドメインとURLスラッグで構成されています。
| 要素 | 例(太字部分) | 解説 |
|---|---|---|
| ドメイン | https://example.com/post-name/ | サイト全体のアドレス(Webサイトの顔) |
| URLスラッグ | https://example.com/post-name/ | 記事やページの固有の名前(パーマリンクのカスタマイズ部分) |
このURLスラッグこそが、私たちがWordPressなどで自由に設定できるパーマリンクの核心部分です。
SEOへの間接的な影響:Googleの推奨
Googleは、パーマリンク自体が直接的なランキング要因ではないと述べています。しかし、検索エンジンがユーザーに提示するURLの構造は、間接的にSEOに影響を与えます。
シンプルなURLは、検索エンジンがコンテンツを理解しやすくします。また、短くて分かりやすいURLは、ユーザーに「このページは信頼できそう」という印象を与え、クリック率の向上に貢献します。
SEOに最適なパーマリンクの「決め方」7つのルール
パーマリンク(URLスラッグ)を決定する際の具体的な7つの決め方を解説します。これは、ユーザーと検索エンジンの双方にとって最適な構造を作るための設定ルールです。
1. 記事の「メインキーワード」を必ず含める
パーマリンクのスラッグには、ページの内容を最もよく表すキーワードを必ず含めます。これにより、検索エンジンに記事の内容を正確に伝えられます。
決め方の例として、「パーマリンク設定」に関する記事なら、permalink-settingなどが適しています。ただし、複数のキーワードを詰め込みすぎると、スパム行為と見なされ、評価を落とすリスクがあるため注意が必要です。
2. ユーザーが理解できる「英単語」で記述する
パーマリンクのスラッグは、英単語で記述することを強く推奨します。日本語URLも技術的には問題ありませんが、コピペする際などに長大な文字列にエンコード(文字化け)されてしまい、ユーザーに不信感を与えてクリックを避けられるリスクがあります。
英単語はシンプルで短く、SNSなどで共有されても構造が崩れません。一方で、ローマ字表記(例: pa-marinku)は意味が伝わりにくいため、避けるべきです。
| URLの種類 | コピペ時の例 | UX上の問題点 |
|---|---|---|
| 日本語 | .../%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF... | 不信感、リンクの短さが損なわれる |
| 英単語 | .../permalink-setting/ | シンプルで信頼性が高い |
3. 短く、シンプルな構造を心がける
GoogleはシンプルなURL構造を推奨しています。
パーマリンクは、短くてシンプルであるほど、検索エンジンとユーザー双方にとって読みやすくなります。長すぎるURLは、検索結果画面で途中で切り捨てられて表示される可能性があるため、キーワードは絞り込みましょう。
4. 単語の区切りには「ハイフン(-)」を使用する
単語と単語の区切り文字には、ハイフン(-)を使用します。
Googleはハイフン(-)を単語の区切りとして認識します。アンダースコア(_)は単語を連結して一つの単語として認識する可能性があるため、公式にハイフンの使用が推奨されています。
5. 数字(日付やステップ数)を含めない
パーマリンクに投稿日やステップ数などの数字を含めるのは避けましょう。
記事の内容を更新する際、URLまで変更する必要が生じてしまいます。変更すると、後述のリダイレクト(301)設定が必要となり、手間がかかるためです。
6. 不要な「ストップワード」や記号を削除する
URLをシンプルにするために、意味を持たないストップワードや特殊な記号は削除します。
例えば「a」「the」「of」「and」などの助詞・冠詞が該当します。コンマ、句読点、スペース、不要な冗長な情報(例: our 4-step process)も取り除きましょう。
7. すべて「小文字」に統一する
URLは、すべて小文字で統一して設定します。
大文字と小文字が混在すると、検索エンジンが重複コンテンツとして認識してしまうリスクがあります。構造の統一は、サイト全体の信頼性と評価を保つ基本です。
【重要】パーマリンク設定後の変更がもたらすリスクと対処法
冒頭でも説明しましたが、パーマリンクは「Permalink(半永久的なリンク)」という名前が示す通り、一度公開したら原則として変更してはいけません。
変更が推奨されない理由:SEO評価のリセットとアクセス不可
URLを変更すると、以下のような重大なデメリットが発生します。
まず、外部サイトからの貴重な被リンクが404エラー(ページが見つかりません)となり、評価を失います。また、検索エンジンがURL変更を「新しい記事」として認識し、それまでの評価がゼロになるリスクがあります。さらに、旧URLへのアクセスがすべて失われてしまいます。
変更をせざるを得ない場合の唯一の対処法:301リダイレクト
パーマリンク変更が避けられない場合は、「301リダイレクト」という恒久的な転送設定が唯一の解決策です。
リダイレクト (301)とは:旧URLから新URLへユーザーと検索エンジンを恒久的に転送する設定。これにより、旧URLの評価を新URLに引き継ぐことができます。
WordPressの場合は、「Redirection」などのリダイレクト用プラグインを使用すると、簡単に設定できます。
変更に不安がある場合は、プロに任せることを推奨します!
編集者masayuki弊社でも無料相談承っておりますので、ご心配の方はご相談を
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サイトの無料スピード診断WordPressで推奨されるパーマリンク設定と手順
WordPressでSEOに最適なパーマリンクの設定を行う具体的な手順を、初心者向けに解説します。
1. 基本設定は「投稿名」を選択する
WordPressの初期設定(デフォルト設定)は、投稿日やカスタム構造など複雑になりがちで、SEO的には推奨されません。
手順は次の通りです。「WordPress管理画面」→「設定」→「パーマリンク設定」へ移動します。推奨設定として「投稿名」を選択しましょう。
「投稿名」は、URLスラッグの部分を記事ごとに自由に英単語で設定できるため、最もシンプルで汎用性が高い構造です。
2. 記事ごとのURLスラッグを個別設定する手順
「投稿名」を選んだら、記事作成画面でURLスラッグを個別に設定します。
記事タイトルを日本語で入力すると、WordPressは自動で日本語URLを生成します。記事作成画面の「パーマリンク」(またはURL)編集箇所をクリックし、上記7つのルールに従って、SEOに最適な英単語のスラッグに変更します。
3. カテゴリーやタグのURLスラッグ変更方法
記事だけでなく、カテゴリーやタグのパーマリンクも論理的な構造に整えましょう。
手順は次の通りです。「投稿」→「カテゴリー」または「タグ」画面へ移動します。各項目で「スラッグ」の部分を、分かりやすい英単語に変更します(例:カテゴリー「お知らせ」をnewsに)。
サイトの信頼性を高めるURL構造のベストプラクティス
パーマリンク設定だけでなく、URL構造全体の信頼性を高めるためのさらに一歩進んだSEOのベストプラクティスをご紹介します。
階層構造は「サブディレクトリ」で設計する
サイトの構造を示す際、「サブドメイン」ではなく「サブディレクトリ」(フォルダ)を使用することがSEO上推奨されています。
サブドメインの例はblog.example.comで、サブディレクトリの例はexample.com/blog/です。理由としては、サブディレクトリはメインドメインの評価を構造的に共有しやすいと考えられています。多くのSEO専門家が、サブディレクトリ移動後にトラフィック増加を報告しています。
HTTPS(SSL化)の使用とトップレベルドメインの選択
信頼性の高いURLの構造には、セキュリティ対策も必須です。
HTTPS(SSL化)の使用は、Googleが推奨する軽量なランキング要因の一つです。ドメインは、.comや.jpなど、信頼性の高いトップレベルドメインを選びましょう。
URLパラメータは可能な限り避ける
URLに?以降の文字列(URLパラメータ)を大量に含めるのは、極力避けます。
理由としては、検索エンジンが同じコンテンツのURLを複数生成し、重複コンテンツの原因となり、評価が分散するリスクがあるためです。シンプルなURL構造を保つことが大切です。
パーマリンクは「英単語の投稿名」が最強
この記事では、パーマリンクの基本から、SEO効果を最大化するための最適な決め方、WordPressでの設定手順、変更時のリスクと対処法までを解説しました。
結論として、WordPressのパーマリンク設定は「投稿名」を選択し、記事ごとのスラッグを「ハイフンで繋いだ英単語のキーワード」にすることがSEOに最強です。
重要なのは、パーマリンクは一度設定したら、301リダイレクトなしに変更してはいけないということです。公開前に最適な構造を決めましょう。

