「閉店したあと、Googleビジネス情報はどうすればいい?」「削除ボタンを押したのに、店舗情報がGoogleマップから消えない」——アイダイムにも、こうした相談が頻繁に寄せられます。(実務知見)Googleビジネスプロフィールの「削除」には複数の意味があり、混同したまま操作すると、思っていた結果にならないケースが少なくありません。
本記事では、Googleビジネスプロフィールを削除する具体的な方法と、削除しない方がよいケースを整理して解説します。情報を一度削除すると元に戻せないため、あなたの状況にとって何が最適かを確認しながら読み進めてください。
この記事でわかること
- 削除より先に確認すべきこと: 住所変更・オーナー変更・一時的な休業は削除不要で、閉業マークなどで対応できます
- 「削除」の2つの意味: アカウントの管理権限を削除するのか、マップ上の地点情報自体を消すのかで手順が異なります
- 削除できない・消えないときの対処: メインオーナー権限や7日間の待機期間など、見落としやすい条件を確認します
Googleビジネス情報を削除しない方がいいケース
ビジネス情報の削除は取り消せない操作です。特に、住所変更・オーナー変更・一時的な休業といった変更であれば、削除する必要はありません。(実務知見)アイダイムのMEO対応でも、閉業マークで十分に対応できるケースがほとんどで、完全削除まで踏み切る必要があった案件は今のところありません。まずは以下のケースに当てはまらないかを確認しましょう。
住所変更
店舗の住所を変更する場合、ビジネス情報を削除する必要はありません。既存の情報を更新するだけで対応できます。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「情報」タブをクリック
- 「所在地とエリア」または「ビジネス所在地」の編集アイコンをクリック
- 正しい住所を入力
- 「保存」ボタンをクリック
Googleビジネスプロフィールを削除してしまうと、蓄積してきた口コミや投稿もすべて消えてしまいます。住所を変更するだけの場合は、この手続きだけで十分です。
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ(ビジネスプロフィールのビジネス拠点の住所を追加、編集する)
オーナー変更
店舗のオーナーを変更する場合は、Googleビジネス情報を削除せず、新しいオーナーにアカウントを引き継ぎましょう。
- Googleビジネスプロフィールにアクセスし「設定」を開く
- 「ユーザーとアクセス権」を選択
- アクセス権を変更するユーザーを選択
- ユーザーの役割で「メインオーナー」を選択
- 「保存」をクリック
情報を削除しなくても、メインオーナーとしての権限を譲渡することで、口コミや実績を引き継いだままスムーズに運用を継続できます。
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ(ビジネスプロフィールのメインのオーナー権限を譲渡する)
一時的な休業
一時的な休業の場合、削除する代わりに「休業マーク」を設定するのがおすすめです。アカウントを削除してしまうと、投稿された写真や口コミが復元できなくなり、営業再開時に一から情報を作成し直す必要があります。休業マークをつけるには、以下の条件があります。
- 連続して7日間以上の休業
- 休業期間が未定
休業マークをつける方法は、以下の手順です。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- プロフィール編集をクリック
- 「情報」をクリック
- 「営業時間」の編集アイコンを選択
- 「臨時休業」を選択
- 「保存」ボタンをクリック
営業を再開する際は、同じ手順で「営業中としてマーク」を選択し、臨時休業の設定を解除しましょう。
「閉業」「削除」の違いを正しく理解する
Googleビジネスプロフィールにおける「削除」という言葉は、実は2つの異なる操作を指します。(アイダイム分析)ここを混同したまま操作すると「消したつもりが消えていない」という状態になりやすく、実際に相談でもこの混乱がよく見られます。
- 権限の削除: ビジネスプロフィールの管理権限と、オーナーが登録した情報(写真・投稿など)を削除する操作です。これを行っても、店舗自体がGoogleマップやGoogle検索から必ずしも消えるとは限りません。
- 地点情報の削除: Googleマップ・Google検索上の店舗の掲載自体を消す操作です。Googleへの「情報の修正を提案」から申請し、Googleの審査を経て反映されます。
- 閉業マーク: 店舗自体は残したまま「閉業」と表示するだけの操作です。削除ではなく、表示上のステータス変更にすぎません。
このあと解説する手順は、上記のどれに該当するかを意識しながら読み進めてください。
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ(ビジネス プロフィールを削除する方法)
目的別の削除・閉業手順
目的に応じて手順が異なります。以下から該当するものを選んで進めてください。
閉業マークをつける
お店が閉店した場合、まずは「閉業マーク」をつけることをおすすめします。閉業マークをつけておくと、Google検索やGoogleマップで「閉店」と表示され、ユーザーが誤って来店するのを防げます。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「ビジネス情報」を選択
- 上部の「営業時間」を選択
- 編集アイコン(鉛筆マーク)を選択
- 「閉業」を選択
- 「保存」を選択
「閉業マーク」は、ビジネス情報を完全に削除するよりも、店舗の閉店を伝える簡単で柔軟な方法です。ビジネスを再開する可能性がある場合も、営業再開時に簡単に閉業マークを外せます。
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ(ビジネス プロフィールを削除する方法)
管理画面からビジネスを削除する(権限削除)
(実務知見)実際に削除の相談を受けた案件でも、手順通りに操作したのに「削除できない」「消えない」と感じるケースは珍しくありません。多くの場合、次の章で紹介する条件のいずれかに当てはまっています。まずは通常の削除手順を確認しましょう。
- Googleビジネスプロフィールにアクセスし「設定」を開く
- 右上の「その他」アイコンをクリックし「ビジネスプロフィールの設定」を選択
- 「ビジネスプロフィールを削除」をクリック
- 「プロフィール コンテンツと管理者を削除」を選択
- 画面の指示に従う(続行→削除→完了)
この操作はGoogleビジネスプロフィールのメインオーナーのみが実行できます。削除後の復元はできないため、慎重に判断しましょう。もし削除後にプロフィールを再度管理するには、オーナー確認からやり直す必要があります。
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ(ビジネス プロフィールを削除する方法)
複数のビジネスプロフィールを削除する
何らかの理由で、複数のビジネスプロフィールが登録される場合があります。考えられる理由としては、以下が挙げられます。
- 同じ店舗を複数人で管理しており、それぞれが登録してしまった
- 似た店舗名と混同し間違って登録してしまった
- 店舗の移転などで新しくビジネスプロフィールを作成してしまった
このままでは、同じ店舗が2つ以上存在してしまうため、不要なプロフィールは削除しなければなりません。複数のビジネスプロフィールを削除するには、ビジネスプロフィールマネージャーから行います。
- ビジネスプロフィールマネージャーにログイン
- 削除したいプロフィールにチェックを入れる
- 選択したプロフィールの右側にある「操作」をクリック
- 「ビジネス情報を削除」を選択
- 「削除」をクリック
万が一エラーが表示された場合は、削除したい各プロフィールに個別でログインし、前述の「プロフィール コンテンツと管理者を削除」の手順で、一つずつ削除する必要があります。こちらも一度削除すると元の状態には戻せないため、間違えて削除しないよう注意しましょう。
地点情報を削除・修正提案する
Googleマップから不要なビジネス情報を削除したい場合の手順です。閉店した店舗、地図上の住所が違っている店舗、重複して登録された店舗などで必要になります。
マップ上の場所が間違っている場合、来店するはずだったユーザーが別の場所に到着してしまい、売上や信頼を失うリスクが生じます。修正や削除の手続きは以下の手順です。
- Googleマップにアクセス
- 削除したい店舗を検索し店舗情報をクリック
- 「情報の修正を提案」をクリック
- 「休業、閉業、または削除」を選択
- リクエスト送信
削除リクエスト送信後、Googleによる審査が入ります。審査結果や追加情報の確認のため、Googleからのフォローアップメールを確認しましょう。リクエストが承認されれば、Googleマップからビジネス情報が削除されます。
ウェブサイト欄だけを削除・非表示にする
Googleビジネスプロフィールで無料作成できていたウェブサイト(〇〇.business.siteなどのドメイン)は、2026年時点ではすでに提供が終了しています。2024年3月1日に新規作成が終了し、2024年6月10日までは自動でビジネスプロフィールへリダイレクトされていましたが、それ以降にアクセスすると「ページが見つかりません」と表示される仕様です。
(実務知見)このリダイレクト終了に気づかず、名刺やチラシに古いウェブサイトURLを載せたままにしているケースも見られます。ウェブサイト欄を削除するだけでなく、案内先URLの見直しも合わせて行うと安心です。ウェブサイト欄自体は、以下の手順で削除・変更できます。
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「情報」タブを開く
- 「ウェブサイト」欄の編集アイコンをクリック
- URLを削除、または新しいURLに変更
- 「保存」ボタンをクリック
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ(作成したウェブサイトはまもなく利用できなくなります)
Googleビジネスプロフィールを削除できない場合の対処法
「手順通りに操作したのに削除できない」という場合、多くは以下のいずれかが原因です。
- メインオーナー以外が操作している: プロフィールのコンテンツと管理者を削除できるのは、メインオーナーのみです。サブオーナーや管理者権限では削除できません。
- オーナーになってから7日以内である: 新しくオーナー・管理者になった場合、7日間は削除操作ができない制限があります。
(実務知見)実際の相談でも「削除ボタンが反応しない」「エラーが出る」という声の大半は、上記のどちらかに当てはまっていました。まずは自分のアカウントの権限と、オーナーになった日付を確認してみましょう。
Q. メインオーナーかどうかはどこで確認できますか?
A. 管理画面の「ユーザーとアクセス権」から自分のアカウントの役割を確認できます。「メインオーナー」と表示されていない場合、削除操作は行えません。
Q. 7日間の待機期間中に急いで削除したい場合はどうすればいいですか?
A. 待機期間の短縮はできません。日数が経過するまで待つか、既存のメインオーナーに削除操作を依頼してください。
権限とタイミングの条件をクリアしていれば、通常は前述の手順どおりに削除が完了します。
削除に関するよくある質問
Q. 削除申請を提出してから、どのくらいの期間で反映されますか?
A. (実務知見)体感では1週間程度で反映されることが多いという声もありますが、案件数はまだ多くないため、目安としてご参考ください。混雑状況によってはさらに時間がかかる場合があります。
Q. 削除したビジネスプロフィールは復元できますか?
A. 復元はできません。削除後にもう一度管理したい場合は、新規のオーナー確認からやり直す必要があります。
Q. プロフィールの管理権限を削除したのに、Googleマップに店舗情報が表示されたままなのはなぜですか?
A. オーナー権限とコンテンツをすべて削除しても、それだけで店舗がGoogleマップやGoogle検索から必ずしも消えるとは限りません。地点情報自体を消したい場合は、前述の「地点情報を削除・修正提案する」の手順で別途申請が必要です。
Q. 同じ店舗のビジネスプロフィールが重複して登録されています。どちらを残せばいいですか?
A. 実績や口コミが多く蓄積されている方を残し、もう一方は前述の「複数のビジネスプロフィールを削除する」の手順で削除するのが基本です。判断に迷う場合は、削除前に閉業マークを付けて様子を見る方法もあります。
まとめ
Googleビジネス情報を削除する際には、まず「削除しなくても済む変更ではないか」を確認することが重要です。住所変更・オーナー変更・一時的な休業であれば、削除ではなく更新や権限譲渡、休業マークで対応できます。
削除が必要な場合も、「管理権限の削除」と「マップ上の地点情報の削除」は別の操作である点を押さえておくと、意図しない結果を避けられます。削除できないと感じたときは、メインオーナー権限と、オーナーになってからの経過日数をまず確認しましょう。
Googleビジネスプロフィールの管理方法や、その他のMEO対策については、ぜひお気軽にaidaimまでご相談ください。

