WEBサイトの評価項目と方法について
Webサイトの運用を始めたけれど、思うような評価を得られないと悩んでいる担当者の人は多くいるでしょう。
SEOにおいてWebサイトはどのように評価が決まるのか、どうやって評価向上へとつなげるのかといった内容を解説します。
ぜひ、最後までお読みください。
WEBサイトの主な評価項目
Webサイトを評価する際には、以下でご紹介する5つの項目を主に見られています。
自社のサイトでは、十分な対策ができているのか、必要な対策はないかをご確認ください。
モバイルフレンドリー性
モバイルフレンドリー性は、ユーザーがモバイルサイトを使いやすいよう、最適化されているかが見られます。
フォントは適切なサイズであるか、リンク同士の間隔は問題ないか、などユーザーにとって使いやすいかどうかが重要です。
もしユーザーにとって使いにくいサイトとなると、Googleからの評価が下がり、集客が難しくなります。
検索のほとんどがスマホなどの、モバイルから行われている現在では、モバイルフレンドリー性は軽視できない要素です。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインはパソコン以外の、スマホなどでサイトを見た際に、それぞれに合わせた形になっているかです。
パソコンでの見映えは良くても、スマホやタブレットで見た際に、使いにくくては意味がありません。
せっかく内容が良くても、見にくいサイトでは中身を読む前に、ユーザーが離脱するでしょう。
GoogleがMFI(モバイルファーストインデックス)を導入した背景もあり、レスポンシブデザインは重要な評価項目の1つです。
モバイルページのロード速度
モバイルページのロード速度も、サイトの評価に関わる項目の1つです。
せっかくモバイルフレンドリー性や、レスポンシブデザインを取り入れたサイトを作っても、読み込みが遅ければ意味がありません。
原則一度訪れたサイトに対しては、前回よりも短時間で表示するブラウザキャッシング機能があります。
しかし一度目の訪問では、どうしても読み込みに時間がかかってしまいます。
モバイルページの読み込みでは、3秒以上かかるとユーザーは離脱する可能性が高まる傾向です。
画像ファイルの圧縮や、不要なデータの削除などで、ページの読み込み速度を上げる必要があります。
外部リンク(バックリンク)
外部リンクとは自社サイトのURLを、外部サイトで紹介してもらう、外部からのリンクを得ることを指します。
外部からのリンクを得ると、評価されているとGoogleに判断され、検索順位に影響を与えます。
ただし外部リンクは、ただ獲得すればいいわけではありません。
獲得したリンクの数はもちろん、リンクを掲載した相手側のサイトの質も重要です。
相手側のサイトの権威性や人気があると、良質なリンクとなります。
さらに掲載されているサイトに多様性があると、検索順位の向上へとつながるでしょう。
技術的SEO
技術的SEOでは検索エンジンにとって、クロールしやすく理解しやすいWebサイト作りを目指します。
サイトの構造化データを実装した場合は、クローラーが見やすいサイトになり、どのようなサイトであるかをより正確に伝えられるでしょう。
またクローラーにサイトの階層構造やページ情報を伝えるには、XMLサイトマップの活用も大切です。
反対に特定のユーザーに情報を見せる場合には、特定ページへのクロールを制御するrobots.txtというファイルが必要です。
サイトを作るうえで、404エラーページの作成も、評価につながっていきます。
404エラーページでも主に以下のような措置を取っていると、検索エンジンから高評価を得る場合があります。
- 高品質なメインコンテンツがある
- ユーザー体験を向上させるコンテンツがある
- 問題についての説明がある
- 検索ボックスが用意されている
- 手助けもできているページ
より高い評価を得るためには、技術的SEOも必須の項目です。
WEBサイトの評価方法
Webサイトにおいて、どのような項目が評価につながるかわかったところで、どのように評価がされるのかも確認しましょう。
ここからはWebサイトの評価方法について、3つご紹介いたします。
各ツールを活用して、自社サイトに問題がないかご確認ください。
ページの読み込みスピード
上述している通り、ページの読み込みスピードはWebサイトの評価につながる項目です。
しかし実際にどの程度のスピードで読み込みがされているかは、自身では計測が難しいでしょう。
ページの読み込みスピードを確認する際は、Googleが無料で提供しているPageSpeed Insightsが最適です。
パソコンとモバイルの両方の読み込みスピードが確認できるほか、問題がないか、改善が必要であるかがわかります。
ユーザーにストレスを与えず、離脱率を下げるためにも、コンテンツの作成時だけではなく更新時なども実施しましょう。
サイト品質の簡易的なチェック
Webサイトの評価ではサイト自体の品質も確認されますが、現在のサイトの評価がどうなっているかを、すぐに知るのは難しいです。
現時点のサイト評価を簡易的に調べるには、Googleの拡張機能であるLighthouse(chromeウェブストア)を利用しましょう。
Lighthouseでは、全部で5つの項目からサイトの評価を行います。
- Performance
- Accessibility
- Best Practice
- SEO
- Progressive Web App(PWA)
ページスピードのほか、クローラーやユーザーに対して適切な作りであるかなどを評価します。
コンテンツの公開前に実施すると、すぐに問題点を修正できるため、一つずつ丁寧に確認しましょう。
全体パフォーマンスのチェック
サイト全体のパフォーマンスチェックには、Google search consoleを活用しましょう。
Google search consoleではGoogleの検索結果上に、自社サイトがどのようなキーワードで、何回表示されたかなどがわかります。
クリックの回数、検索順位、ユーザーがアクセスする前の情報の確認が可能です。
狙った通りのキーワードからユーザーが流入しているのか、セキュリティ面に問題がないかも調べられます。
またサイトにSEO上の問題があった時、URL検査を利用して、インデックスがされているかなども随時確認できるツールです。
サイト運営の際には欠かせないツールのため、必ず最初に用意しましょう。
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有料SEOツールで更に評価を深掘り
サイト評価を調べるツールには無料のものもあれば、有料のSEOツールもあります。
最初のうちは無料のツールを利用し、その後、より力を入れたいとなった場合は有料のツールを検討しましょう。
今回は2つの有料SEOツールを、ご紹介します。
ahrefs
ahrefsは世界で60万人が導入しており、競合サイトを含む分析ができる有料ツールです。
検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握できます。
特に外部サイト(バックリンク)、リンクの質と権威性やリンクの多様性といった分析に優れています。
悪質な被リンクの追加にすぐに気づけるようになるほか、ソーシャルメディアからの評価もわかるのは嬉しい点です。
日々変動する検索順位などの情報を蓄積させていきたい、特に外部リンクに関する分析を希望する場合は、ahrefsの導入をご検討ください。
semrush
semrushはSEO・広告分析・SNSの競合対策に、対応した有料ツールです。
デジタルマーケティングに必要な作業を、すべて行えるのが最大の特徴となります。
競合サイトのアクセス解析から、機会のあるキーワードの発掘、検索順位のトラッキングも可能です。
3つのプランが用意されており、企業規模やサイトの規模によって最適なプランが変わります。
14日間の無料お試しもできるため、まずはどのような感じか知りたいといった人は、一度無料体験をご利用ください。
まとめ
Webサイトの評価では主に5つの項目を見られており、特にモバイルへの対応は重要です。
スマホで検索をするユーザーは増えており、スマホでの表示が良くないとページを訪れる人が減ってしまいます。
読み込みのスピードや外部リンクの獲得、検索エンジンに向けたSEOの施策も、評価へとつながっていきます。
まずはユーザーファーストのサイトを作る、その後検索エンジンが理解しやすい内容を整えましょう。
サイトの評価を上げるために利用できるツールの多くは、無料で用意されています。
PageSpeed Insights・Lighthouse・Google Search Consoleの3つは、必ずサイト作成時までには導入しましょう。
その後、より高機能を求める、競合の分析も同時に進めたい、外部リンクの分析をしたいといった場合は、有料ツールへの移行をご検討ください。
サイトの評価につながる項目や対策を知ったうえで、ユーザーからも検索エンジンからもより高い評価を得られるサイトを作りましょう。