SEOに最適な文字数は?Google公式見解と当社377記事の実測・調べ方

SEOに最適な文字数は?Google公式見解と当社377記事の実測・調べ方

SEOに最適な文字数は決まっていません。Googleは公式ドキュメントで「優先する文字数は存在しない」「理想的なページ長というものはない」と明記しており、文字数そのものは順位を決める指標ではありません。

ただ「では何文字書けばいいのか」が分からないと、記事の設計は進みません。本記事では、Googleの公式見解を一次資料で確かめたうえで、当社サイト(aidaim.co.jp)の投稿377本で測った文字数と検索順位の関係と、自分のキーワードで適正な文字数を調べる手順・ツールを示します。

この記事でわかること

  • 決まった文字数は無い:Googleの「有用なコンテンツ」の自問項目と、生成AI機能向けの最適化ガイドの2つが明記しています。
  • 当社377記事でも関係は弱い:文字数と平均掲載順位の順位相関は−0.19、表示回数とは0.05でした。
  • 文字数は調べて決める:上位記事の字数の中央値と、足りない論点から逆算します。使えるツールと手順も紹介します。
目次

SEOに最適な文字数は決まっていない|Googleの公式見解

Googleは公式ドキュメントで、優先する文字数も理想的なページ長も存在しないと明記しています。

この見解は、ドキュメントと担当者の発言の両方で一貫しています。主なものを表にまとめました。

出典時期書かれていること・発言
Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」(自問項目)日本語版 2026年10月更新「Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか(そのような設定は存在しません)。」
Google検索セントラル「生成AI機能向けの最適化ガイド」英語版 2026年7月更新理想的なページ長というものは無い。オーディエンスやトピックによっては、短いページ(または長いページ)が効果的な場合もある
John Mueller氏(Google)2021年2月ページの語数は品質の要因でもランキングの要因でもない
Danny Sullivan氏(2023年当時のSearch Liaison)2023年6月Google検索で成功するための最良の語数というものは存在しない
John Mueller氏(Google)2024年8月・10月Googleでは誰もブログ記事のリンク数や語数を数えていない/どんな場合にも理想となる長さは無い

1行目の自問項目は、Googleが「検索エンジンのためのコンテンツ」になっていないかを確かめるために挙げている問いの1つです。つまり、文字数を目標にして書くこと自体が、避けるべき書き方の例として示されています。

(アイダイム分析)文字数と内容の関係は、色の説明に似ています。「白」の一言が最も短い表現で、「オフホワイト」と言えばもう少しニュアンスが伝わります。一方で「黒でもなく紫でもなく、光を最も吸収しにくい色」と説明し始めたら、読む側はうんざりします。短すぎれば内容がどこにでもあるものになり、長すぎれば離脱を招きます。適切な文字数とは、その情報をちょうどよく伝えきれる量で、記事ごとに変わります。

それでも上位記事が長くなりやすい理由|相関と因果

上位に長い記事が多く見えるのは相関で、文字数が順位を押し上げているわけではありません。

海外のSEO調査サイトBacklinkoは、1,180万件の検索結果を分析し、Googleの上位10件の平均語数を1,447語と報告しています。同じ調査は「語数と順位の間に直接の関係は無い」とも結論づけています(ページの最終更新は2025年4月。初出の年はページに記載がありません)。英語の語数を日本語の字数に置き換える決まった換算は無いため、本記事では字数に直しません。

Semrushが120万本超の記事を調べた2021年2月の調査では、7,000語以上の記事は平均的な長さの記事の約4倍のトラフィックを得ていました。ただしこれは順位ではなく、トラフィック・シェア・被リンクとの関係を見た調査です。長い記事は扱う検索語が多いぶん、流入の入口も増えると当社は見ています。

論点が多い・一次情報時間をかけて作る文字数が増える上位に出やすい結果として評価される理由見かけの相関(直接の因果ではない)

(アイダイム分析)図のとおり、「読者の疑問に多く答える」「独自の調査を載せる」「時間をかけて作る」という共通の原因があり、その結果として字数も順位も上がりやすくなります。字数だけを増やしても、原因の側は動きません。

  • 論点の多さ:読者の疑問に多角的に答えようとすると、字数は自然に増えます
  • 一次情報:自社の調査や事例を載せると、その説明の分だけ長くなります
  • 被リンク:情報量の多い記事は、他のサイトから参照される機会も増えると当社は考えています

当社サイト377記事で測った「文字数と検索順位」

当社サイトの投稿377本では、文字数と検索順位の関係は弱く、表示回数とはほぼ無関係でした。

2026年10月、aidaim.co.jpの投稿377本の本文の字数(タグと空白を除いた文字数)と、Search Consoleの90日分(2026年7月11日〜10月8日)のページ別の平均掲載順位・表示回数・クリック数を突き合わせました。期間中に表示があったのは350本です。対象はSEO・Web集客の解説記事が中心で、ほかのジャンルのサイトで同じ結果が出るとは限りません。

対象本数字数の中央値字数×平均掲載順位字数×表示回数字数×クリック数
期間中に表示があった投稿350本6,731字−0.190.050.15
表示100回以上の投稿174本6,810字−0.280.020.15

数値はスピアマンの順位相関係数で、−1から1の値をとり、0に近いほど関係が無いことを示します。平均掲載順位は数字が小さいほど上位なので、マイナスは「長い記事ほどやや上位」を意味します。字数の帯ごとに分けると、次のとおりです。

字数の帯本数平均掲載順位の中央値表示回数の中央値クリック合計
〜3,999字31本20.8位46回13回
4,000〜5,999字95本25.0位139回67回
6,000〜7,999字114本10.9位64回83回
8,000〜9,999字66本13.7位95回183回
10,000字〜44本13.8位241.5回115回

長い記事ほど順位がやや上という弱い傾向はあるものの、表示回数との関係はほぼ0でした。帯ごとに見ても順位は字数の順に並ばず、最も良いのは6,000〜7,999字の帯(中央値10.9位)、最も悪いのは4,000〜5,999字の帯(25.0位)です。

不利な数字も書いておきます。10,000字以上の44本は表示回数の中央値が最も大きい(241.5回)一方で、クリック合計は8,000〜9,999字の帯(183回)を下回る115回でした。長く書いても、クリックが増えるとは限りません。

(アイダイム分析)この数字から「長く書けば上がる」とは言えません。当社で長い記事になりやすいのは、調査記事やピラー記事など力を入れた主題で、字数と一緒に取材の量や内部リンクの数も増えています。相関であって因果ではない、というのがこの実測の読み方です。

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最適な文字数の調べ方と使えるツール

適正な文字数は、狙うキーワードの上位記事の字数と論点を調べ、足りない分を足して決めます。

上位記事から決める3ステップ

上位記事の字数の中央値を見て、足りない論点と自社の一次情報を足すと、字数が決まります。

1 上位の字数中央値を見る2 論点の比較足りない問いを探す3 一次情報自社の実測・事例字数が決まる書き終えた結果字数は先に決めず、3つを書き終えた結果として決まる
  1. 上位5〜10件の字数を数え、中央値を見る:平均は極端に長い1本に引っぱられるので、真ん中の値を使います。数えるのは本文だけで、メニューやコメント欄は除きます。
  2. 上位に共通する論点と、足りない論点を洗い出す:見出しを並べ、上位の多くが答えている問いと、どの記事も答えていない問いを分けます。
  3. 自社の一次情報を足す:実測・事例・検証など、自社にしか書けない内容を加えます。字数はこの3つを書き終えた結果として決まります。

(アイダイム分析)当社では、上位の中央値は「これに大きく届かないなら論点が抜けていないか」を確かめる物差しとして使い、超えること自体は目標にしていません。そもそもどのキーワードを狙うかの決め方は「キーワード選定のやり方|AI時代に難しいを解消し勝てるKWを見極めるコツ」で解説しています。

文字数を調べるツール

上位記事との字数の比較はディーボ、見出しの比較はラッコキーワード、原稿の字数はラッコツールズが使えます。

ツールできること料金・制限
ディーボ「SEO文字数カウント」対策ページのURLと対策キーワードを入れると、文字数・総単語数・ユニーク単語数を競合上位10位の平均と比べられる無料
ラッコキーワード「見出し抽出」キーワードで検索上位のページの見出しを抽出し、論点を並べて比べられる無料は使用回数に制限あり(ラッコIDの登録で緩和)
ラッコツールズ「文字数カウント」貼り付けた文章の文字数・空白なしの文字数・行数・原稿用紙換算などを数える。HTMLタグを除いて数える設定もある無料

(2026年10月11日に各ページで確認)

ラッコツールズの文字数カウントは貼り付けた文章を数えるツールで、競合のURLを入れて一括で調べる機能はありません。以前この記事で紹介していた「SEOラボの文字数確認ツール」は、SEOラボがディーボの情報メディアの名前で、独立したツールが確認できなかったため外しました。

平均を目標にしない

上位の平均や中央値は、自社記事が薄くないかを確かめる参照値で、書く量の目標ではありません。

同じ字数でも、一般論の繰り返しでは差がつきません。上位記事の見出しに無い問いに答えることと、自社の数字を載せることのほうが、字数を合わせるより先です。記事の構成と見出しの作り方は「SEO記事の書き方|手順・構成・AI活用まで実務で解説【2026年版】」で解説しています。

コンテンツの種類で文字数が変わる理由

読者がそのページで何をしたいかによって必要な情報の量が変わるため、文字数も種類ごとに変わります。

  • SEOの解説記事:背景・仕組み・手順まで知りたい読者が多く、扱う論点が増えるぶん長くなりやすい
  • 比較記事:選択肢ごとの違いと選び方を示すため、比べる対象の数に応じて長さが決まる
  • LP(ランディングページ):問い合わせや購入が目的で、判断に要る情報を絞るほうが行動につながりやすい
  • 商品ページ:仕様・価格・使い方など、買う前に確かめたい事実を過不足なく載せる
  • 地域・店舗のページ:住所・営業時間・アクセスなど、来店に要る情報の正確さが先に来る
  • ニュース・速報:何が起きたかを早く正確に伝えることが先で、詳しい解説は別の記事に分けられる

「SEO 文字数」の検索で出てくる日本語の解説記事9本を当社で確認したところ、9本中8本が本文の目安を数字で書いており、その幅は800字から12,000字までばらばらでした(2026年10月11日確認)。同じ問いへの答えが、記事によって10倍以上違うことになります。

当社サイトの投稿の字数の中央値は6,731字ですが、これもSEO・Web集客の解説記事が中心のサイトの値で、ほかの種類のページの目安にはなりません。種類ごとの字数は、上の3ステップでその都度調べてください。

文字数を増やすと逆効果になる2つの場面

短い答えが求められている検索と、字数のための水増しでは、字数を増やすほど読者が離れやすくなります。

検索意図が短い答えを求めている場合

用語の意味を問う検索では、短いページが効果的な場合があるとGoogleも書いており、短く答えるほうが合います。

(アイダイム分析)「noindexとは」のように用語の意味を問う検索の読者は、定義と1〜2個の例を求めていると当社は考えています。歴史や背景まで書き連ねると、答えにたどり着く前に読者が離れる原因になります。Googleの生成AI機能向けの最適化ガイドも、トピックによっては短いページが効果的な場合があると書いています。

字数のために内容を水増しする場合

同じ内容の言い換えや本題と関係の薄い説明で字数を増やすと、Googleの評価の方針に逆らうことになります。

Googleは2024年3月、有用なコンテンツを評価するヘルプフルコンテンツシステムをコアランキングシステムの一部に組み込み、同じ時期の更新で低品質で独自性のないコンテンツを検索結果から45%減らしたと発表しています。

スパムポリシーには、検索順位の操作を主な目的として、利用者の役に立たないページを大量に作る「大量生成コンテンツの不正使用」も挙げられています。生成AIで字数だけを増やした記事を量産すると、この扱いに近づきます。既存の記事に何を足すべきかの見つけ方は「SEOに効く記事リライトのやり方。検索順位を上げる改善手順」で解説しています。

AI検索(AI OverviewsやAIモード)で文字数の考え方は変わるか

変わりません。Googleは、AI機能に表示されるための追加の要件や特別な最適化は無いと説明しています。

2026年に公開された生成AI機能向けの最適化ガイドでも、理想的なページ長は無いとしたうえで、AIが理解しやすいようにコンテンツを細かく分割する必要は無いと書かれています。Danny Sullivan氏も2026年1月のGoogleの公式ポッドキャストで、LLMのために記事をひと口サイズに分けることについて「やってほしくない」と述べたと報じられています(PPC Land)。

「Googlebotは2MBまでしか読まないので長文は不利」という説もSNSで見かけます。公式ドキュメントによると、Google検索のGooglebotが取得するのはHTMLなどのファイルの先頭2MBで、上限は圧縮前のデータにかかります。この2MBにはHTMLのタグや、ページの中に直接書かれたCSS・JavaScriptも含まれます(外部ファイルとして読み込むCSS・JavaScriptは別に取得され、それぞれに同じ上限がかかります)。本文のテキストだけなら日本語1字3バイトの計算で約70万字に当たり、1万字の本文は約30KBです(当社の計算)。Googleも公式ブログで「ウェブの大多数にとって2MBのHTMLは巨大」としており、記事の字数でこの上限に届くことはまずありません。

(アイダイム分析)AI検索のために記事を短く書き直したり、逆に長く書き足したりする必要は無いと当社は考えています。AI検索とSEOへの力の配り方は「AI検索とSEOの併用が正解|95%が両方使う実測とLLMO予算の考え方」で実測をもとに整理しています。

SEOに必要な記事数は?本数より「答えている問いの数」

必要な記事数に決まった本数はありません。Googleは、ページの数が多くてもサイトの質は上がらないとしています。

生成AI機能向けの最適化ガイドには、ページの数が多いことはサイトの質や利用者との関連性を高めないという記述があります。似た言い回しごとに別ページを量産して、順位やAIの回答を操作しようとするのはスパムポリシー違反になるとも書かれています。

「SEO 記事数」の検索で出てくる解説記事5本を確認すると、5本とも「20〜30本」「50〜200本」といった本数の目安を挙げていましたが、根拠になる調査の出典を示した記事はありませんでした(2026年10月11日確認)。

(アイダイム分析)当社では本数ではなく、狙う主題の中で読者が持つ問いを洗い出し、まだ答えていない問いの数を、記事を増やす基準にしています。当社サイトの投稿377本のうち、直近90日に検索結果への表示があったのは350本で、残る27本は表示が0回でした。書いても表示されない記事がある以上、本数そのものを目標にする理由はありません。記事どうしのつなぎ方は「内部リンクとは?SEO効果・貼り方・設計を、Google公式と763記事の実測で検算する」で解説しています。

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まとめ:文字数より先に確認する3つの問い

文字数を決める前に、文脈・わかりやすさ・独自性の3つを満たしているかを確かめてください。

  • 文脈は明確か:読者の「なぜ知りたいのか」という出発点に、記事の論理展開がつながっているか
  • わかりやすいか:専門用語に説明があるか。図や表で整理できているか
  • 独自の内容になっているか:自社の経験・検証データ・一次情報が入っているか。上位記事と同じ内容の並べ替えになっていないか

この3点を満たしたうえで、上位記事と比べて抜けている論点があれば書き足す。これが文字数に対する当社のやり方です。文字数は、読者に必要な情報を書ききった結果として決まるもので、最初に数値の目標として置くものではありません。経験・専門性・権威性・信頼性の観点から自社の記事を見直す方法は「E-E-A-Tとは?Googleが重視する4要素と具体的な強化方法【2026年版】」を参考にしてください。

SEOの文字数に関するよくある質問

Q. SEOに文字数は関係ありますか?

A. 順位を決める指標としては関係ありません。Googleは優先する文字数は存在しないと明記しています。ただし文字数は「何をどこまで書いたか」の結果なので、上位記事と比べて極端に短いときは、論点の抜けを疑うきっかけとして使えます。

Q. 長い記事の方がSEOに有利ですか?

A. 長さそのものは有利になりません。当社の投稿377本の実測では、10,000字以上の帯は表示回数の中央値が最も大きい一方で、クリック合計は8,000〜9,999字の帯を下回りました。一方で、読者が求める答えにたどり着けない長文は離脱を増やします。長く書くなら、目次と各見出しの直後の答えで、読者が必要な箇所へすぐ飛べるようにしておくことが前提です。

Q. ブログ記事は何文字が理想ですか?

A. 理想の字数はありません。目安が欲しい場合は、狙うキーワードの上位5〜10件の字数の中央値を出してください。お知らせや日記のように検索からの流入を狙わない記事は、字数を気にする必要がありません。

Q. 文字数が少なくても上位表示できますか?

A. できます。用語の意味や単純な事実を問う検索では、短いページが上位に出ることがあります。少ない字数で上位を狙うなら、冒頭の1〜2文で答えを言い切り、その後に例や注意点を足す形にしてください。

Q. 文字数を数える無料の方法はありますか?

A. 上位記事との比較ならディーボ「SEO文字数カウント」、自分の原稿を数えるならラッコツールズ「文字数カウント」が無料で使えます。Googleドキュメントで書いている場合は、メニューの「ツール」→「文字カウント」でも数えられます。

Q. タイトルとメタディスクリプションは何文字にすべきですか?

A. Googleは、title要素にもメタディスクリプションにも長さの上限は無いとしています。ただし検索結果では端末の幅に合わせて切られるため、伝えたいことは前半に置きます。詳しくは「SEOタイトルの付け方|文字数とCTRの基準を解説」と「メタディスクリプションとは?SEO効果と最適な文字数・書き方を解説」で解説しています。

Q. AI検索に合わせて記事を短くすべきですか?

A. 短くする必要はありません。Googleは理想的なページ長は無く、AIのためにコンテンツを細かく分割する必要も無いとしています。見出しの直後に答えを1〜2文で置く書き方は、AI検索のためというより、急いで答えを探す読者のために役立ちます。

参考情報

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