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会社名・サイト名が検索に出てこない原因と対策|順位を上げる手順

会社名・サイト名が検索に出てこない原因と対策|順位を上げる手順

「会社名で検索しても、自社のホームページが出てこない」「サイト名で検索しているのに上位に表示されない」——こうした悩みは、B2Bの中小企業で特によく見られます。会社名やサイト名で検索したときに自社が出てこない状態とは、検索エンジンがそのページを正しく認識できていないか、認識はされていても他サイトに評価で負けている状態を指します。原因を切り分けて対処すれば、多くのケースは改善可能です。

本記事では、会社名・サイト名・サービス名が検索に出てこない原因を診断し、今すぐできる対策から中長期の施策までを順番に解説します。

この記事でわかること

  • まず原因を診断できる: 「認識されていない」のか「評価で負けている」のかを切り分ける手順がわかります。
  • 今すぐできる対策がわかる: インデックスリクエストやタイトル修正など、実装コストの低い順に対処できます。
  • 上位表示の中長期施策がわかる: 指名検索の増加と被リンク獲得で、ブランド検索の評価を底上げする方法がわかります。
目次

会社名・サイト名が検索に出てこない原因をまず診断する

会社名やサイト名で検索しても出てこない場合、いきなり対策に着手するのではなく、まず「どの段階で問題が起きているか」を切り分けることが先決です。原因は大きく分けて、検索エンジンにそもそも認識されていないケースと、認識はされているが上位表示で他サイトに負けているケースの2つに分かれます。

なお、ホームページ全体が検索に引っかからない一般的な原因については「ホームページが検索に引っかからない!原因と簡単対処法を解説」で扱っています。本記事は会社名・サイト名・サービス名という「指名検索」での表示問題に絞って解説します。

(実務知見)当社で会社名検索の改善を依頼された案件を振り返ると、「出てこない」サイトは、そもそもテクニカルSEOの基本ができていないケースが大半でした。インデックス未登録、タイトルタグの未設定、内部リンク不足といった土台の不備が重なっている状態です。臨床検査の精度管理と同じく、いきなり高度な対策に進む前に、土台の項目を1つずつ点検することが結果的に近道になります。

会社名・サイト名が出てこないときの診断フロー site:ドメイン で検索 表示されない → インデックス未登録 表示されるが上位でない → 評価で他サイトに負け ・インデックスリクエスト ・タイトルに社名を明記 ・noindex / robots.txt 点検 ・同名/別店舗との競合を整理 ・旧サイト→本命へ301/内部リンク ・NAP統一・指名検索・被リンク

下記の診断フローで、自社がどの段階でつまずいているかを確認してから、該当する原因の項目に進んでください。

Q. site:検索で自社サイトが出てこないときはどうすればいい?

A. インデックス未登録の可能性が高いため、Google Search ConsoleのURL検査からインデックス登録をリクエストしてください。検索窓に「site:自社ドメイン」と入力して1ページも表示されない場合、検索エンジンのデータベースに登録されていない状態です。新規サイトや更新の少ないサイトで起こりやすく、リクエスト送信でクロールを促せます。

この診断で「認識されていない」と分かった場合は次のインデックスの項目へ、「認識はされている」と分かった場合は上位表示の原因の章へ進んでください。

①検索エンジンに認識されていない(インデックス未登録)

サイトがインデックスされていないと、どれだけ優れたコンテンツがあっても検索結果には表示されません。インデックスとは、検索エンジンのクローラーがWebサイトの内容を読み取り、検索エンジンのデータベースに登録することを指します。新規サイトやアクセスの少ないサイトでは、クロールされるまでの期間が長くなる場合があります。

確認方法は簡単です。検索窓に「site:自社サイトのドメイン」と入力して検索し、自社ページが一覧表示されれば認識されています。表示されなければインデックスされていないため、後述するインデックスリクエストを行いましょう。

なお、自社サイトのうち何ページがインデックスされているかを正確に把握する方法は「インデックス数の調べ方と登録されない原因・対処法」で詳しく解説しています。

Q. インデックス登録は何日くらいで完了する?

A. 数日から数週間が目安です。Google公式ドキュメントでも、クロールとインデックス登録には数日から数週間かかることがあると記載されています。Search Consoleからインデックス登録をリクエストすると短縮できる場合がありますが、リクエストが必ず承認されるわけではありません。

インデックスが確認できたら、次はタイトルタグの設定を点検します。

②タイトルタグに会社名・サイト名がない

会社名やサイト名がタイトルタグに設定されていない場合、検索エンジンはそのページが誰のサイトかを正確に認識できません。タイトルタグとは、Webページのタイトルが記載されるHTMLタグです。トップページであれば、ソースコードの<head>内にタイトルタグがあり、その中に社名やサイト名が記載されているのが理想です。

ただし、会社名を必ずトップページのタイトルに使う必要はありません。多くの企業は会社概要ページを別に作成しており、その会社概要ページのタイトルに会社名が含まれていれば認識上の問題はありません。タイトルタグの最適化は会社名検索だけでなくクリック率にも直結するため、付け方の基本は「SEOに強いタイトルの付け方とは?最適化するとCTRが上がる!」を参照してください。

③NAP情報がサイト間でバラついている

会社名で検索しても出てこない、あるいは別のサイトが先に表示されてしまう原因として見落とされがちなのが、NAP情報の不統一です。NAPとはName(名称)・Address(住所)・Phone(電話番号)の頭文字で、企業情報の基本3項目を指します。

(実務知見)実際に会社名検索の改善案件で原因を調べると、メインサイト・Googleビジネスプロフィール・各種ディレクトリサイトでNAP表記がバラついているケースが多く見られました。表記が揺れていると、検索エンジンがどれを正規の企業情報として扱うべきか判断しづらくなります。この場合、複数媒体のNAP表記を1つに統一する作業が、会社名検索の改善の前提になります。

NAP情報の統一は地味な作業ですが、会社名・店舗名といった指名検索の評価を安定させる土台です。次は、認識はされているのに上位表示されないケースを見ていきます。

検索結果には出るが上位表示されない原因

site:検索で自社サイトが確認でき、インデックスもされているのに会社名で上位に来ない場合は、認識の問題ではなく評価で他サイトに負けている状態です。主な原因は、同名の存在・別サイトへの評価分散・会社名そのものの性質の3つに整理できます。

同名の会社・別店舗が複数ある

同じ社名の企業が複数存在する場合、会社名検索での上位表示は難しくなります。検索エンジンが候補の中からより適切なサイトを選ぼうとして競争が激しくなり、検索結果に埋もれてしまうためです。特に「田中」「佐藤」といった一般的な名字が社名に入っていると、全国に同名企業が多数存在する可能性があります。知名度の高い有名企業と社名が重なる場合も、信頼性の高いサイトが優先されるため上位表示は難しくなります。

(実務知見)当社の案件でも、同じ会社名が全国にたくさんあって競合に負けているパターンは実際によく見られました。さらに、チェーン展開している企業では、同じ会社の別店舗のページに検索評価で負けてしまうケースもあります。この「身内に負ける」状況は、外部競合との戦いとは対処が異なり、どのページを会社名検索の受け皿にするかを社内で整理する必要があります。

対策としては「地域名+会社名」「業種+会社名」といった掛け合わせキーワードで上位を狙う方法が一般的です。社名単体で勝てない場合でも、地域や業種を掛け合わせることで面を取りにいけます。

Q. 同じ会社名がたくさんある場合はどうすればいい?

A. 「地域名+会社名」「業種+会社名」の掛け合わせキーワードで上位を狙うのが現実的です。社名単体での競争が激しい場合、まず掛け合わせクエリで確実に表示される状態を作り、並行してコンテンツの質と被リンクで全体評価を底上げします。全国に同名が多数あり改善が見込めない場合は、通称名やブランド名の併用も選択肢になります。

同名問題は外部要因ですが、次に挙げる「別サイトへの評価分散」は自社内で起きている問題です。

本社サイト・旧サイトが評価を取ってしまっている

会社名で検索したときに、狙っているメインサイトではなく別のサイトが表示されてしまうケースがあります。

(実務知見)当社が見てきた中では、以前に運用していた旧サイトや、本社・グループ会社の別ドメインが先に会社名の評価を取ってしまっているパターンが少なくありませんでした。過去に別サイトで会社名のコンテンツを蓄積していると、新しいメインサイトよりそちらが評価され、検索結果でメインサイトより上位に出てしまいます。本社サイトのドメインが強い場合、支店や事業部の個別サイトはその評価に埋もれやすくなります。

この場合の対処は、旧サイトからメインサイトへの301リダイレクト、または本社サイト内からの内部リンクで「どのページが正規の受け皿か」を検索エンジンに明示することです。評価が分散している状態を放置すると、いくらメインサイトを強化しても会社名で先頭に出てきません。

会社名・サービス名がSEOに適していない

会社名やサービス名が一般的な単語の場合、検索結果に埋もれて自社のホームページを見つけてもらえなくなります。たとえば会社名が「おにぎり」だった場合、「おにぎり」で検索してもレシピサイトや販売店が表示され、自社サイトの需要がそれを上回らない限り上位表示は困難です。英単語の社名も、意味を調べるユーザーの検索が優先されがちです。

サービス名・サイト名で上位を狙う場合も考え方は同じです。サービス名が一般名詞や既存の有名サービスと重複していると、指名検索で自社にたどり着いてもらえません。会社設立時やサービス命名時には、SEOの観点から検索されやすく他と混同されない名称を選ぶことが、後々の集客に効いてきます。

検索に出てこない場合の対策(今すぐできる順)

原因が特定できたら、実装コストの低い順に対策を進めるのが効率的です。下表は主要な対策を、効果と実装コストで整理したものです。

対策効果実装コスト即効性
タイトルに社名・サービス名を入れる速い
インデックスリクエスト速い
テクニカルSEOの整備
NAP情報の統一
被リンク獲得遅い

上から順に、タイトル修正・インデックスリクエストは実装コストが低く即効性が高いため、最初に着手すべき対策です。順番に解説します。

サイトのタイトルに社名・サービス名を入れる

まず確実に行いたいのが、タイトルタグへの社名・サービス名の明記です。検索エンジンはタイトルタグをもとにページの内容を判断するため、社名を入れておけばそのページが自社に関連すると認識されます。「株式会社◯◯|おいしいパンの通販サイト」のように、社名とページ内容を簡潔に併記するのが理想です。会社名だけでなく主要なキーワードもタイトルに含めると、検索にヒットしやすくなります。

Search Consoleからインデックスリクエスト

2つ目の対策は、Google Search Consoleを使ったインデックスリクエストです。Search Consoleは、Googleが提供するWebサイト運営者向けの無料ツールで、サイトの検索パフォーマンスを確認しながら問題の特定と改善ができます。

インデックスリクエストの4ステップ ①Search Console にログイン ②「URL検査」 を選択 ③対象URLを 入力 ④登録を リクエスト

インデックスリクエストの手順は以下の4ステップです。

  1. Google Search Consoleにログイン
  2. 左メニューから「URL検査」を選択
  3. インデックス登録したいURLを入力
  4. 「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリック

※ここにSearch ConsoleのURL検査画面のスクリーンショットを挿入

通常は数時間から1週間程度でインデックスされますが、リクエストが必ず承認されるわけではありません。Search Consoleはインデックス促進のほか、クリック数や検索クエリの把握など自社サイトの分析にも役立つため、会社名検索の改善には欠かせないツールです。

テクニカルSEOの基本を整える

会社名・サイト名で出てこないサイトの多くは、テクニカルSEOの基本が整っていないことが根本原因です。

(アイダイム分析)当社が会社名検索の改善に入るとき、コンテンツの追加よりも先に確認するのは、インデックス設定・タイトルタグ・内部リンク・NAPといったテクニカルな土台です。臨床検査の精度管理では、測定値を疑う前に機器の校正や試薬の状態を点検します。SEOでも同じで、順位を上げる施策に進む前に、検索エンジンがサイトを正しく読める状態になっているかを先に検査します。(実務知見)実際にファクトチェックを進めると、外部競合ではなく同じ会社の別店舗ページに評価で負けていた、という社内要因が見つかることもありました。

具体的には、WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」設定が誤ってオンになっていないか、noindexタグやrobots.txtでクロールを止めていないか、内部リンクが適切に張られているかを点検します。これらは特別なツールがなくても確認でき、整えるだけで「出てこない」状態が解消するケースが多くあります。

上位表示するための中長期施策

テクニカルな土台を整えたうえで、会社名・サイト名での評価をさらに高めるには、ブランドシグナルとドメイン評価を底上げする中長期施策が効きます。

指名検索を増やしてブランドシグナルを強める

会社名で上位表示させる有効な施策の1つが、指名検索の増加です。指名検索とは、ユーザーが直接会社名やサービス名を入力して検索することを指します。指名検索が多いほど、検索エンジンは「この名称とサイトの関連性が高い」と判断しやすくなります。

指名検索はブランドSEO全体にも好影響を与えます。Ahrefsの調査では、検索ボリュームベースで約46%(45.7%)、検索クエリ数ベースで36.9%が指名検索だと報告されており、ブランド検索が増えると非ブランド検索の評価にも間接的に寄与する傾向が指摘されています。指名検索を増やすには、SNSでの継続的な情報発信、Web広告による認知拡大、名刺や営業資料からの自然な検索誘導といった、オンライン・オフライン両面の認知向上が有効です。

指名検索の増やし方をより深く知りたい場合は「指名検索SEOの効果と増やし方について詳しく解説」で具体的な施策を解説しています。

被リンクを獲得してドメイン評価を上げる

被リンクとは、他サイトから自社サイトへ貼られたリンクで、検索エンジンがサイトの信頼性や権威性を判断する重要な指標です。Backlinkoが1,180万件の検索結果を分析した調査では、被リンク数・リンク元ドメイン数と上位表示の間に明確な相関があり、1位のページは2〜10位のページと比べて平均3.8倍の被リンクを持つと報告されています。

(実務知見)会社名が検索に出てきたい段階の、ドメインがまだ無名でリソースの限られた中小企業の場合、「良質なコンテンツを作れば自然に被リンクが集まる」という一般論をそのまま実行するのは現実的ではありません。当社の案件では、被リンクを1本でも増やすために、プレスリリース配信による外部ドメインからの被リンク獲得や、業界団体・地域ポータルへの掲載、Googleビジネスプロフィールの整備といった、能動的に獲得できる手段から着手するのが効果的でした。プレスリリースは被リンク獲得と認知拡大、早期インデックスを同時に狙える点で、初動の施策として相性が良い手段です。

被リンク獲得を含む外部施策の全体像は「SEO外部対策は重要?方法やメリット・デメリットを解説」で整理しています。

会社名・サイト名が検索に出てこない場合のよくある質問

ここまでの原因と対策を踏まえ、会社名・サイト名検索に関してよく寄せられる疑問をまとめます。

Q. 会社名で1位なのにアクセスが増えないのはなぜ?

A. タイトルが検索意図と合っていないか、そもそもその会社名での検索数が少ない可能性があります。会社名で1位を取っていてもクリックされない場合、検索結果に表示されるタイトルがユーザーの知りたいことと噛み合っていないことが多いです。タイトルに「会社概要」「アクセス」など、ユーザーが探している情報を明示すると改善する場合があります。

Q. 社名変更しないと上位表示は無理?

A. 多くの場合は社名変更なしで改善できます。社名変更はコストと労力が大きいため、まずはタイトル最適化・NAP統一・テクニカルSEOの整備を試すのが先決です。一般名詞や有名企業と完全に重複していて改善が見込めない場合に限り、通称名やブランド名の併用を検討します。社名そのものの変更は最終手段です。

Q. 指名検索が増えると他のキーワードの順位も上がる?

A. 間接的に寄与する傾向があります。指名検索が増えるとブランドの認知度や信頼性のシグナルが高まり、検索エンジンがサイト全体を評価しやすくなると考えられています。ただし指名検索だけで一般キーワードの順位が直接上がるわけではなく、コンテンツの質や被リンクなど他の施策と組み合わせることで効果が出やすくなります。

参考情報

  • Google 検索セントラル「Google にページの再クロールをリクエストする」 https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/ask-google-to-recrawl
  • Google 検索セントラル「タイトルリンク」 https://developers.google.com/search/docs/appearance/title-link
  • Ahrefs「Almost Half of All Google Searches Are Branded」 https://ahrefs.com/blog/almost-half-of-google-searches-are-branded-study/
  • Backlinko「We Analyzed 11.8 Million Google Search Results」 https://backlinko.com/search-engine-ranking
  • Google Search Console https://search.google.com/search-console/about

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