被リンクを購入するとペナルティ？デメリットや被リンクの効果を解説

サイトを運営するなかで、SEO対策の1つとして被リンクの重要性を知ったが、どうすれば被リンクが獲得できるか方法を調べている人もいるでしょう。

被リンクの獲得方法として、購入が最短と考え実行しようとしている場合も考えられます。

しかし被リンクの購入は、Googleのペナルティの対象となる可能性もあります。

今回は被リンクのペナルティを受ける理由や購入のデメリット、被リンクのそもそもの効果について解説するため、ぜひ最後までお読みください。

被リンク購入で検索順位は上がる？

SEOでは被リンクが重要と聞いたが、そもそもどのようなものかわからないといった人もいるでしょう。

以下の項目では、被リンクについてのほか、被リンクの購入とはどういったものかについても併せて解説いたします。

被リンクとは

被リンクとは外部サイトから、自サイトへと向けられたリンクを指します。

つまり外部のWebサイトから、自身のWebサイトへのリンクを設置された形になります。

バックリンクや外部リンクとも呼ばれ、 SEOに良い効果を与える可能性が高いリンクです。

検索エンジンからは、有益な情報を発信しているコンテンツだから紹介されていると認定され、検索順位を決める際の要素となります。

被リンクが多いほど、自サイトへの閲覧者や訪問者が増え、知名度向上などにつながる可能性があります。

被リンク購入とは

被リンクの購入はお金を払って、外部のWebサイトに自身のWebサイトのリンク設置を依頼する形です。

しかし被リンクの購入は、Googleからの評価向上ではなく、ペナルティを受ける可能性が高まります。

実際にGoogleのガイドラインでは、被リンクの購入は禁止事項の1つです。

自分のトピック分野に関連するすべてのサイトに対してリンク リクエストをスパム的に送信する。PageRank の獲得を目的に別のサイトからリンクを購入する。

検索エンジン最適化（SEO）スターター ガイド

つまり検索エンジンから評価を受けるのは、自サイトとの関連性がある自然な被リンクです。

被リンクのメリットは？

SEOに影響を与える被リンクには、どのようなメリットがあるのかをご紹介します。

特に今回は良質な被リンクを獲得した場合に、自サイトでどのような効果があるのかを解説します。

内容を確認し、良質な被リンク獲得を目指しましょう。

SEOの評価が高まり検索順位が上がる

良質な被リンクを獲得すると、SEOの評価が高まり、検索順位が上がるというメリットがあります。

Googleはより多くの被リンクを獲得しているサイトを、「良質なサイト」と判断します。

多くのサイトから紹介されるほど、有益な情報のあるコンテンツという判断です。

Web上に自身のサイトへの入口が増える

被リンクがあると、Web上での自サイトへの入り口が増えるため、訪問者が増加するという効果があります。

自然流入が増えると、その分広告に費用をかける必要がなくなるため、コスト削減にもつながります。

被リンクは自社への流入導線の1つとして、活用ができるでしょう。

安定した集客は見込める

良質な被リンクの獲得によって、検索エンジンの上位に表示されると、断続的に新規顧客の獲得につながります。

また関連性の高いサイトからの被リンクを獲得した場合は、そちらのサイトからの流入も得られるでしょう。

被リンクの獲得によって、安定した集客の見込みが増えていきます。

ドメインパワーの上昇

良質な被リンクの獲得は、コンテンツページのみでなく、Webサイト全体の評価が上昇します。

Webサイト全体の実績や信頼性を数値にしたものをドメインパワーと呼び、検索結果上位表示には大切な指標の1つです。

Webサイト自体も信頼性の高いサイトとして、サイトのドメインパワー上昇につながります。

クローラがページへ訪問する回数が増える

被リンクを獲得すると、クローラーがページへ訪問する回数が増えるというメリットもあります。

被リンクが増えるとクローラーが巡回しやすくなり、評価されるタイミングが早くなります。

結果として自身のサイトが見つけやすくなっているかを指す、クローラビリティが上昇し、集客の増加にもつながるでしょう。

被リンク購入のデメリットは？

被リンクの獲得には、場合によってデメリットも存在します。

特に被リンクを購入した際のリスクや、デメリットについて解説いたします。

Googleからペナルティを受けないためにも、事前にリスクなどを確認しましょう。

SEO的な即効性は期待できない

被リンクを獲得できるような、良質なコンテンツ作りには時間がかかります。

コンテンツを新規で作成した場合、Googleからの評価を得るには数ヶ月の時間がかかり、被リンクを得られるようになるにはさらに時間が必要です。

また一度の施策などでは意味がないため、長期的かつ継続したサイト運営が重要になります。

Googleから「低品質なサイト」と認識される

被リンクを購入した場合、Googleから「低品質なサイト」として認識される可能性があります。

特に海外からのスパムリンクや、低品質なリンクを購入した場合は、低評価へとつながります。

コンテンツの質が低いと判断された場合は、検索順位の下落にもつながるため、サイトの評価も上昇しません。

ブラックハットサイトの場合はダメージが大きい

ブラックハットサイトの場合は、リンク自体がサイトの評価に大きなダメージを与える可能性があります。

ブラックハットSEOとは、Googleのポリシーに違反する方法で通常よりも早く検索結果を操作しようとする方法です。

以前は横行していた手段ですが、現在は被リンクの購入をしても効果が見込めないことが多く、おすすめできません。

また、以前はこのようなサイトと相互リンクすると順位が上昇することもありましたが、この方法もお勧めできるものではありません。

しかしながら、必ずしも相互リンクが悪いというわけではありません。

正しい相互リンクについては以下の記事で詳しく解説しています。

相互リンクのやり方は？SEO効果やメリット・注意点を初心者にもわかるように解説

被リンクを増やす時の注意点は？

SEOに効果があるから、被リンクを増やしたいと考える人は多くいるでしょう。

しかし被リンクを増やすには、注意しておかなければならない点もいくつかあります。

評価を受ける被リンクを増やすために、気を付けるべき点を解説します。

質の良い被リンクを増やす

上述している通り、SEOに良い影響を与えるのは、質の良い被リンクのみです。

質の良い被リンク獲得には、質の良いコンテンツ作成やSNSなどを活用した、拡散などが有効となります。

Googleから信頼性のあるサイトだと認識される必要があるため、内容が充実しておりユーザーにとって有益なコンテンツ作りが、近道につながります。

質の悪い不自然な被リンクをGoogleはスルー

購入した場合の被リンクなど、質の低い被リンクをGoogleは評価しません。

意図的でない、質の悪い被リンクが増えた場合は、Googleは無視をするため評価対象になりません。

しかしあまりにも質が悪い、不自然なリンクに対してはペナルティの対象とするため、購入などの方法は避けましょう。

外部リンクの貼り方は選べない

リンクの貼り方は、自身では選べないという点は事前に知っておきましょう。

自身ではテキストリンクで貼ってほしいと思っても、画像やバナーリンクなどで貼られる場合もあります。

必ずしも自身が望む形でリンクが貼られるわけではない、という点の認識は必要です。

まとめ

被リンクの購入はGoogleからの評価が下がるほか、ペナルティを受ける可能性がある行為です。

良質な被リンクの獲得は、SEOに影響を与え、検索順位の上昇といった結果につながります。

しかし不自然な質の低いリンクに対して、Googleは評価対象とはしません。

さらにサイト全体にダメージを与える可能性もあるため、購入をしてもメリットはないと考えて良いでしょう。

SEO対策には時間がかかるため、コツコツと進める以外に近道はありません。

手っ取り早く評価を得たいからといって、リスクのある被リンク購入は避けましょう。

有益な情報を記載したコンテンツ作りが、自然かつ良質な被リンク獲得につながります。