SEOを外注するメリット・デメリットとは?業者の選び方も解説
自社のWebサイトのSEO対策を行いたいけれど、自社内では難しい、外注を検討しているWeb担当者の人はいらっしゃるでしょう。
SEOは外注することにより自社で行うよりも施策の質が高く、Googleアルゴリズムの変動に随時対応できるというメリットがあります。
一方、デメリットとしては悪質な業者が多いことや、内容によっては費用が高くなるという点があります。
SEOを外注した場合に行われる対策や費用、メリット・デメリットを具体的に解説いたします。
SEOの基本情報を知っておいたほうがいい理由
良いSEO会社を選ぶためには、その会社の提案が自社の目標や目的に合っているかを判断しなければいけません。
そのためには、SEOの基本を知っておく必要があります。SEO業者は「どんな成果を出すか」「どのキーワードを重要視するか」を計画し、その成果については依頼者と業者間での認識の統一が重要です。
ただ、キーワードの順位を上げるだけでなく、サイトへの訪問者を増やしたり、売り上げを上げたりする目標もあります。
順位があがってアクセス数が増えても、成果に繋がらなければ意味がありません。
依頼者と業者間でこの認識にズレが生じさせないためにも、依頼する側が基本的なSEO知識をもとにした具体的な要望を伝えましょう。
思い通りの結果が得られないなど、誤解やすれ違いを防ぐためにも、SEOの基本情報の把握が必要です。
こんなSEO外注が失敗する
SEO外注が、必ずしも期待通りの成果をもたらすわけではありません。
短期間での成果を求めすぎたり、明確な目標設定が欠けていたり、外注すれば確実に結果が出ると過信していたりすると、失敗につながります。
また、適切な予算の確保も重要で、費用を捻出できない場合には戦略を見直す必要があるでしょう。
次の見出しでわかりやすく解説しています。
短期間で成果を出したい
SEOは基本的に長期的な施策です。既にウェブサイトの基盤が充実していたり、競争の少ないニッチなキーワードを狙っていたり、質の高いコンテンツが多いサイトなら、比較的早く効果が感じられます。
しかし、一般的には効果が現れるのには最低でも3ヶ月必要で、特に、新規ドメインの場合は、さらに多くの時間がかかると考えておきましょう。
すぐに成果を出したい場合は、広告運用を利用するのが最適です。広告運用、いわゆるリスティング広告は、検索結果の上部や下部に表示され、キーワードにより広告枠を購入する方式です。
SEOと異なり、即効性があるため、新規サイトでも上位表示できます。
ただし、デメリットとして、継続的に費用が必要となり、ユーザーニーズと合わない場合はクリック率が低下する可能性もあります。
そのため、SEO対策をしたうえでの広告運用がおすすめです。短期間でのアクセス増加と、長期的に安定した訪問者数の獲得が目指せるでしょう。
目的、目標が明確になっていない
外注先との間で目的や目標が明確でないと、WEBサイトの成果に差が出ます。PV、コンバージョン、検索順位などの指標がありますが、これらが同じ方向を向いていなければ期待する効果は得られません。
たとえば、売上を増やすためにコンバージョン向上を目指すものの、PVが伸び悩むといった問題が生じる場合があります。
このような問題を回避するためには、事前に自社で強化したいキーワードを決定し、外注先と共有しましょう。このプロセスを通じて施策の方向性が定まり、成果へとつながります。
双方にとってWINWINの関係を築くには、目的とゴールの明確化が重要です。
SEO外注を検討する際には、自社の目指すべき点をしっかりと整理し、外注先と共有するようにしましょう。
SEOを外注すれば必ず結果を出せると思っている
SEOを外注する際、すぐに効果を期待するのは間違いです。
SEOは不透明な部分が多く、外注先は過去のノウハウと現行の検索エンジンのアルゴリズムに合わせて、PDCAを回しながら施策を進めます。
SEOは時間をかけて効果を発揮するものなので、成果が見えるまでには根気が必要です。
外部の業者にSEO作業を依頼するときは、長期間にわたる取り組みになると理解しておきましょう。
費用を捻出できない
SEO対策は、広告費をかけずに集客できるというイメージがあります。
確かに、SEO対策を自社で行う場合、費用はかかりませんが、専門業者などに外注すると、それなりの費用が必要になります。
費用を捻出できない場合は、すべての業務ではなく、一部だけを外注したり、低価格で質の良いサービスを利用したりするなどさまざまな方面から考慮してみましょう。
SEO対策は、長期的に見れば大きな利益をもたらす可能性があります。費用対効果を考えれば、外注にかかる費用も価値のある投資ではないでしょうか。
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SEOを外注するメリット
まずは、そもそもSEOとは何かについてや、SEO対策を外注するメリット・デメリットについてご紹介します。
どんな点に注意をすべきなのかなど、実際にSEOを外注するかどうかの、判断材料の1つとしてご確認ください。
自社が運営するサイトを多くの人に見てもらうためには、SEO対策が重要です。
自社で行うよりも施策の質が高い
まず、外注するメリットは自社でSEO対策を行うよりも、施策の質が高い点です。
知識を持った人材が豊富に在籍しており、蓄積したノウハウを活用して、より専門性の高いSEO施策を施してもらえます。
外注先を選定する場合は、自社と同じ業種に対応した経験がある企業を選ぶと、より高い効果を得られる可能性があるでしょう。
もちろん、対応経験が少ない場合でもSEO対策のプロである点は変わりないため、最新の状況に応じた施策を提案されます。
より専門性の高い施策の導入を希望する場合は、SEO対策は専門企業への外注がおすすめです。
参考記事:セルフSEOは意味がない?検索順位をあげる6つのポイントを解説
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Googleのアップデートに対応できる
SEO対策はトレンドや頻繁な検索エンジンのアップデートなどがあり、対応をするには時間や労力が必要です。
自社で全て行う場合は、情報の確認から施策のアップデートを導入すべきかどうかの検討まで、行う必要があります。
しかし、専門企業に外注した場合は、自社に必要なアップデート後の内容を含めた対策を立てられるでしょう。
早急に対応すべき内容か余裕があるかどうかなど、対策のタイミングなどの判断を行ってもらえる場合もあるため、自社での対策に不安がある場合は外注に頼りましょう。
参考:helpful content update(ヘルプフルコンテンツアップデート)とは?
SEOを外注するデメリット
お金がかかる
SEO対策を外注した場合に発生するデメリットの1つは、お金が発生する点です。
自社で行った場合も当然費用は発生しますが、外注の場合はより多くの金額がかかってきます。
SEOは効果がすぐにわかるものではなく、中長期的に施策の導入と、結果の確認を行う必要が出てきます。
そのため、SEO対策の外注費用は、数十万円〜数百万円がかかる場合があります。
外注を依頼する場合はSEO対策にどの程度の費用をかけられるのか、導入したい施策の費用はどの程度かなどを検討したうえで決定しましょう。
悪質な業者に騙される
外注した場合、必ずではありませんが、悪徳業者に出会ってしまう可能性があります。
例えばGoogleのガイドラインに違反した状態で、検索結果の上位を狙おうとするといった対応を行う会社です。
もし、悪徳な業者に依頼してしまった場合、一時的な効果が出る可能性はありますが、最終的にGoogleからペナルティを受けるでしょう。
さらに、サイト自体の評判も悪くなる可能性があり、会社の評判自体を下げる危険性も含んでいます。
外注先を選定する際は、慎重に検討しましょう。
【こんな会社は要注意】外注会社選び
悪徳業者に依頼をしてしまわないために、気を付けるべき点についても解説します。
以下のような内容を伝えられた場合は、契約はよく検討をしましょう。
- 「上位表示の保証」をしてくる
- コンテンツの「質」より量を重視する
- SEO施策のデメリットやリスクを説明せず契約しようとする
これらの内容を勧めてくる場合は、悪徳業者の可能性もあります。
自社に適したSEO対策を検討する場合は、複数の企業へ相談や見積もりを行い、1番適していると感じた企業へ依頼しましょう。
SEOを外注したほうがよい状況
SEOを外注するべきかどうかは、多くの企業が直面する疑問です。状況によっては、
外部の専門家の力を借りるのも大切です。
外注したほうがいい状況は、以下の3つです。
- 社内にSEOに関する深い知識を持つスタッフがいない
- ウェブサイト運営に追われてSEO対策まで手が回らない
- 自社でSEO対策をしているものの望む結果が得られていない
このような状況が当てはまる場合は、外注を検討してみましょう。
専門家による外注は、知識、時間、そして結果の面で、あなたのビジネスに新たな価値をもたらすかもしれません。
順番に解説しますので、みていきましょう。
社内にSEOノウハウがない
社内にSEOに詳しいスタッフがいない場合、外注は賢い選択と言えます。
なぜなら、SEOを習得するまではかなりの時間を要し、知識や経験不足から修正が難しいミスを犯すリスク(取り返しのつかない状況)があるからです。
一方、SEOの専門家に外注すれば、すぐに専門的なSEO対策を開始でき、そのプロセスを通じて実践的な知識も学べるでしょう。
社内にSEOのノウハウがない場合は、外注の力を借り、効率的かつ安全にSEO対策を進めるのが望ましいです。
WEBサイト運営まで手が回らない
WEBサイトが勿体無い。という内容
WEBサイトは作っただけでは十分ではありません。サイト設計の見直しやコンテンツ制作など、継続的な取り組みがSEOを成功へと導きます。
しかし、社内リソースが限られている場合、これらの作業を適切に管理するのは難しいです。
そのため、効率的に成果を出すためには、専門的な作業を外注し、プロへ任せるのがおすすめです。
外注を上手に活用すれば、社内で手が回らないWEBサイトの運営やSEO対策を効果的に進められるでしょう。
内製化しているが結果に繋がらない
自社でSEOに取り組んでいるけれど成果がでない時は、何かが間違っている可能性があります。
原因を特定し、適切な対策を講じるためにも、外部の専門家にSEOを診断してもらうのがおすすめです。
専門家なら、豊富な経験と知識を活かして、問題を見つけ出し、改善策を提案してくれます。うまくいかない原因を明らかにし解決策を見つけ、SEO対策を成功させましょう。
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SEO外注にかかる費用相場とは?
実際にSEOを外注した場合の費用の相場について、ご紹介します。
一般的な費用相場なため、企業によって費用は変動します。
詳しい費用については、以下の表にまとめました。
SEO対策の外注費用(目安) | ||
サービス内容 | 外注費用 | 料金体系 |
SEOコンサルティング | 10万円〜50万円 | 月額固定報酬型 |
10万円〜100万円 | 一括支払い型 | |
内部対策 | 10万円〜100万円 | 一括支払い型 |
外部対策 | 1.5万円〜15万円 | 月額固定報酬型成果報酬型 |
コンテンツ対策 | 1000円〜10万円/1記事 | 一括支払い型 |
初期費用は5万円〜30万円ほどのため、同程度の金額の予算を確保しましょう。
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SEO外注サービスの種類
SEOの外注先には具体的に、どのようなサービスを実施してくれるのか?といった疑問を感じている人もいるでしょう。
外注時の費用相場を知ったところで、ここからは、外注サービスの種類について詳しく解説をします。
SEO対策もコンサルティングや内部施策のみなど、主に4つに分かれます。
希望に近いサービスはどれか、以下を読んで確認しましょう。
SEOコンサルティング
まずは、SEOコンサルティングです。
SEOを成功させるための総合的なサポートで、達成させたい目的に応じて、戦略設計や施策の提案を行います。
検索順位の上昇、クリック率の増加、認知拡大など、目的に応じて総合的にサポートしてもらえます。
現状のヒアリングから戦略設計、施策の実施と効果検証、その後の改善や戦略立案までを行います。
内部施策
内部対策とはサイト内部を巡回し、情報を集めるクローラーが、より情報を読み取りやすい状態にするための手法をいいます。
サイト内部への施策を限定して行うため、コンサルティングよりも費用は抑えられるでしょう。
具体的な対策例については、以下の通りです。
- 画像の最適化
- 内部リンクの改善
- サイト構造の最適化
上記のような内容によって、サイトの内部を検索エンジンが読みやすい状態に整えます。
外部施策
外部施策とは上記の内部対策とは反対に、外部リンクを獲得するために行うものを指します。
外部リンクの数はもちろん、サイトの質が重要です。
質の高い外部サイトから自社サイトのリンクを貼ってもらい、Webサイトの信頼性を高めると、より良いサイトと判断されやすくなります。
参考:SEO外部対策は重要?方法やメリット・デメリットを解説
コンテンツ制作
コンテンツ制作とは特定のキーワードで、検索結果の上位に表示されるような記事を作ってもらうサービスです。
コンテンツを制作する際は、検索ユーザーの疑問や悩みを解決するような「良質なコンテンツ」が重要になります。
競合の調査やキーワードの選定、SEOに対応したライティングなどの支援やアドバイスをもらえます。
参考:コンテンツSEOとは?初心者にもわかりやすくメリットや手順を解説
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Googleが推奨するSEOの外注先の選び方
外注先を選ぶにあたって、SEOに大きな影響を及ぼすGoogleの推奨する内容を確認します。
実際にSEO会社の選び方について、Googleのサポートガイド「Google検索セントラル」で、以下のように触れています。
- SEO 業者が提案する変更の実装を真剣に検討する
- SEO 業者の候補と面談する
- SEO 業者の信用照会先を調査する
- サイトの技術監査および検索機能の監査を依頼する
- 採用するかどうかを決定する
実際に企業と面談をする際には、過去の成功事例などを紹介してもらえるか、結果の予測や測定日、同業種での実績などを確認しましょう。
具体的な外注先の選び方
上記のGoogleが推奨する内容を踏まえて、具体的に外注先を選ぶ方法についてご紹介します。
SEOの外注先を選ぶ際は、以下の項目に注目してみましょう。
- 外注先との関わり方を決めておく
- 予算を決めておく
- 外注先との相性をみる
どんなに実績がある外注先でも、自社との相性が悪ければ、いい結果を得られない場合もあります。
SEOを外注する前の注意点
SEOの外注を検討する際には、SEOの成功には時間がかかる点を理解しておきましょう。
本章では、外注先を決定する前に知っておくべき重要なポイントを、3つに分けてわかりやすく説明します。
- 必ず成果が出るとは限らない
- 短期間で終了しないこと
- 他の業者も検討する
順番にみていきましょう。
必ず成果が出るとは限らない
SEOはすぐに成果が出るわけではないので、外注する際は注意が必要です。
特に、検索エンジンのアルゴリズムは年々厳しくなっており、扱っているジャンルによっては成果が現れにくいです。
また、ウェブサイト自身の強さやキーワードの競争率などによって、SEOの効果は異なります。
効果が現れるまでには時間がかかり、長い目で見ていく必要があります。
SEOを成功させるには、「ユーザーファースト」を心がけ、訪問者のニーズに応えるコンテンツの提供が、長期的にSEOで成功するためのポイントとなるでしょう。
専門家に業務を外注するメリットは、専門知識と技術を利用できる点にあります。
SEOの成果が出るには時間がかかると理解したうえで、外注先との連携を密にし、継続的に改善を図っていく姿勢が重要です。
短期間で終了しないこと
通常、SEO施策の結果がでるまでには3ヶ月から1年程度かかります。
そのため、短期間で目に見える大きな成果を求めるのではなく、長期的な戦略を立てるのが重要です。
SEO対策は一度に大きな効果が出るものではなく、継続的な取り組みにより、ウェブサイトのドメインパワーやE-E-A-T(Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性))の向上に繋がり、徐々にSEO効果がみえてきます。
SEO業者を選定する際は、長期間協力していけるパートナーとしての相性を考慮しましょう。
定期的な進捗報告やフィードバックを通じて、こまめなコミュニケーションが重要です。
他の業者も検討する
他の業者にも見積もりを取り、自社に一番合う業者を選ぶ という内容。
SEOの外注で重要なのは、複数の業者から見積もりを取り、自社に最適なサービスを提供する業者選択です。
一社だけで決定せず、いくつかの候補を比較すれば、サービスの質、コスト、提案内容を総合的に評価できます。
選択する際には、外注先が自社の目指す目標や必要とするサービスにマッチした提案をしてくれるかどうかを見極めましょう。
まとめ
SEOとはSearch Engie Optimizationの略で、検索エンジン最適化を意味します。
外注した場合、専門知識を持った人材がいるため、自社で行うよりも質の高い施策やGoogleのアップデートに対応した施策を行ってもらえます。
しかし、外注の費用が高額になる場合もあり、自社に合った費用であるかや悪徳な業者かどうかの確認は重要です。
外注の費用は数万円〜数百万円かかる場合もあり、長期的な費用が発生します。
予算に応じて、コンサルティング・内部施策・外部施策・コンテンツ制作といった種類を選択しましょう。
外注先を選ぶ際はGoogleが推奨する内容を元に、自社との相性に合った企業を選ぶと、より良い結果につながる可能性があります。
認知を広めたい、検索上位を獲得したいといった目標に対して、質の高いサービスを提供している企業への外注を検討しましょう。