SEO見積り依頼前に知っておきたい知識
「たくさんのSEO業者のなかから、どうやってよい業者を選ぶべき?」
「SEOを依頼する前に知っておくべきことは何?」
「SEO対策は外部に依頼する価値はあるの?」
SEO対策は自社でもやろうと思えばできる対策です。
しかし、知識が必要となり覚えるまでには時間がかかります。そこで考えるのが、SEO対策専門の業者への依頼です。SEO業者は数が多く、また、なかには悪質な業者も存在するため選ぶのが難しいです。
本記事では、悪質なSEO対策業者に捕まらないためにも、依頼前に知っておくべきSEO知識を紹介しています。
初心者にもわかりやすく、自社の事業がSEO対策に向いているかどうか、悪質な業者の特徴についても解説しています。ぜひ最後までご覧頂き、良いパートナー選びの参考にしてください。
見積りの前に、どのようなSEO対策で集客するのか
SEO対策には種類があります。
地域に根ざしたビジネスなら地域SEO、全国的な認知度向上を目指すならコンテンツSEO(オウンドメディアの活用)がよいでしょう。
本章では、各SEOの特徴と、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
地域SEO
地域SEOとは「地域名+キーワード」で検索結果の上位に表示させ集客するSEO対策です。
特定の地域の店舗やサービス業(出張対応可能な事業を含む)など、地域密着型の顧客獲得を目指す場合に、非常に効果的な方法です。
地域SEOのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 来店意欲の高い顧客を集客できる
- 競争相手が少なく、上位表示されやすい
- 地域に特化した情報発信で信頼を得やすい
デメリット
- アクセス数が少ない
デメリットも挙げましたが、あまり影響がないと考えてよいでしょう。なぜなら、アクセス数が少なくても、質の高い集客が見込めるからです。
地域SEOは、地域に根ざした活動を行っている企業にとって、効果的な集客方法です。
その地域に住んでいる方や関心のある方に向けて役立つサービスを提供し、集客につなげましょう。
弊社実績
弊社ではこのように、都市部周辺の地域キーワードでの上位表示も可能です。(2024年2月実績)
コンテンツSEO(オウンドメディア)
コンテンツSEOとは、質の高い記事を作成し、適切なキーワードを使用して検索エンジンで上位表示させる方法です。自社ブログを活用して、全国展開可能な事業や通販などの認知度向上を目指します。
コンテンツSEOのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 大量に集客が可能: 上場企業であれば、株価に影響を与えるほどのパワーがある
- 認知度向上: 質の高いコンテンツは、ユーザーの信頼を獲得し、認知度向上につながる
デメリット
- 競合との戦い:ジャンルによっては競合が強く、上位表示が難しい
- アルゴリズムの変動:検索エンジンのアルゴリズムの変動により、検索順位が下がる可能性がある
コンテンツSEOで大切なのは、ジャンル特化や、適切なキーワード選定です。
たとえば、特定のジャンルに特化して深い専門知識を反映させたり、読者に役立つ内容を提供し、キーワードで検索上位を目指すなどです。
Googleの検索エンジンアルゴリズムは変動します。
しかし、ユーザーファーストという概念は常に変わらず、質の高いコンテンツ提供の継続が最も重要です。アルゴリズムの変更に左右されないサイト運営を目指しましょう。
弊社実績
コンテンツSEOの弊社の実績として、医療ジャンルでも2語キーワードで上位表示させることも可能です。(2024年2月実績)
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SEOに向いている事業なのか確認する
SEOは全ての事業に向くわけではありません。効果を最大限に引き出すためには、SEOに適している事業かどうかの見極めが重要です。
本章では、SEOが向いている事業とそうでない事業の特徴を解説します。あなたの事業がどちらに該当するのか、ぜひ確認してみてください。
向いている事業
SEO対策は、自社で取り組むには時間と人手がかかるため、専門業者への依頼を検討する企業も多いでしょう。以下に、SEOの外部依頼が向いている企業に当てはまる2つの条件を紹介します。。
- 認知度の高いジャンルや検索需要のあるキーワードを狙う
WEB検索で情報を収集する人が多い業界では、SEOで集客できる可能性が大きいです。市場に需要があれば、SEOは非常に効果的です。検索需要の把握には、ラッコキーワードのようなツールが役立ちます。
- 競合が多い市場で差別化を図りたい
SEOを取り入れる企業が増え、競争が激しくなっています。競合が多いなかで上位表示を目指すには、特別な施策や専門知識が必要です。SEO業者なら、豊富な経験を活かして効果的な対策を提供してくれます。もし、あなたの企業が紹介した2つの条件に当てはまるなら、SEOの外部依頼を検討してみるとよいでしょう。SEOを外部に任せることによって、効率的な集客と競争力の強化が実現できます。
向いてない事業
以下の2つの条件に当てはまる場合は、SEOの外部対策は向いていません。
- 認知度の低いジャンル、スタートアップ事業など
認知度の低いジャンルやサービスの場合、検索需要がない可能性があります。ユーザーが検索しないキーワードで上位表示しても、アクセス数に繋がらないため意味がありません。
- 競合が少ないジャンル
競合が少ないと、上位表示されやすいメリットがあります。しかし、検索ボリューム自体が小さく、大きな集客効果は期待できません。SEO対策が向かない企業でも、未来を見据えて対策するのも一つです。しかし、コストはできるだけ抑えた方がよいため、自社内での対応がおすすめです。もし、コストをかけるなら、広告やSNSを通じた集客の方が効果的でしょう。
SEO投資のROIを最大化する方法
ROIとは、Return On Investmentの略で「投資収益率」を意味します。SEO投資のROIは、SEOにかけた費用に対してどれだけ利益を生んだかを示し、ROIが高いほど、その投資は効果的だったといえます。
SEO投資のROIを最大化するためには、以下の2点を心がけましょう。
目的と目標設定を明確に
「なんとなく上位表示を目指す」のではなく「売上を20%増加させる」「顧客数を1000人獲得する」など、具体的な目標を設定し、効果測定をしましょう。
KPIを定める
アクセス数・コンバージョン率・ページへの到達率・検索順位など成果を測るために必要な指標を設定します。
定期的にSEOの効果をチェックし、見直しと改善を重ね、長期的な目線で取り組みましょう。
目標とKPI設定を意識し、SEO投資のROIを最大化させ、目標達成に繋げてください。
こんなSEO業者に要注意
数多く存在するSEO業者のなかでも、悪質とされる業者の特徴を、本章にて解説します。
- 作業内容が不明瞭な業者は避けるべき
- 実績を明確に掲示している業者でも注意が必要
- 上位表示を保証できる業者はない
- ブラックハットSEO対策する業者に注意
順番にわかりやすく説明していますので、みていきましょう。
作業内容が不明瞭な業者は避けるべき
見積もりを確認し、作業内容が不明瞭な業者の場合は、少し注意が必要です。
作業内容が不十分だと、後々トラブルが起こった際に、どこまで責任を追求できるか、どう対応するべきか判断に迷ってしまいます。
事前に、作業内容の不明瞭さ・不十分さについて解決しておく必要があります。
実績を明確に掲示している業者でも注意が必要
実績は、SEO業者を選ぶ際の重要な判断材料の一つです。
しかし、実績を掲示している業者の全てが信頼できるとは限りません。提示された実績の新しさと信頼性の確認を忘れずにおこないましょう。
- 最近の実績か?
検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、過去のSEO対策の手法は難易度も低く現在では通用しません。1年以内の実績を掲載している業者を選びましょう。
- 実績の信頼性
競合や検索ボリュームが少ないキーワードで上位表示しているだけだったり、自社の事例として、関係のない企業のWebサイトを紹介したりしていないか?
SEO業者に依頼する際は、以下の点も確認しましょう。
- どのようなキーワードで上位表示させているか?
- 上位表示させたキーワードの検索ボリュームは?
- クライアントの業種や規模は?
- 口コミや評判は?
実績はあくまでも参考情報の一つです。最近の実績と、実績の信頼性などを総合的に判断し、自社に合うSEO業者を選びましょう。
上位表示を保証できる業者はない
上位表示をさせるために、SEO業者は力を注ぎます。しかし、いくら注力したからといって、上位表示を約束できる業者はいません。
保証ができない理由は以下の2点です。
- 検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しているため
検索エンジンのアルゴリズムは常に変動しており、その詳細は公開されていないため、上位表示の約束はできないはずです。再現性の高い手法でPDCAサイクルを回しながら、長期的に取り組む必要があります。
- 上位表示は様々な要因で決まるため
上位表示は、コンテンツの質、サイトの構造、被リンクの数など、さまざまな要因によって決まります。これら全てを完璧にこなすのは非常に難しく、上位表示の確約はできないでしょう。
もし、営業マンが保証に近い内容を口約束しても、契約書にはその内容は記載されていないはずです。
上位表示を保証すると話す業者はブラックです。「上位表示を保証します」などの約束に惑わされず、実績や方法をしっかりとチェックしましょう。
ブラックハットSEO対策する業者に注意
SEO対策には、ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの2種類があります。
ホワイトハットSEOは、検索エンジンのガイドラインに沿った安全な対策です。一方、ブラックハットSEOは、ガイドライン違反の不正な対策です。
ブラックハットSEOには以下のような方法があります。
- リンクスパム
- キーワードを不自然に多用する
- 大量のAI自動生成コンテンツ
特に、見積もりやヒアリング時に「被リンク対策」を強く進めてくる業者には注意しましょう。
ブラックハットSEOでは、検索エンジンからペナルティを受け、サイトが圏外に飛んだり、サイト評価が下がり上位表示できなくなったりとリスクがあります。
「被リンクはどのように獲得するのか?」「記事はどのように作成するのか?」など、自ら問いかけ、悪質なSEO対策業者に捕まらないようにしましょう。
もし、ご不明な点がございましたら、お気軽に弊社までご相談ください。
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LINE登録後、いくつかの質問に入力頂ければ、担当者がご対応いたします。
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SEO業者の対策手法
SEOの基本的な手法は、主に以下の3つに分けられます。
各対策において、しっかりと対策してくれる業者も多いですが、そうでない場合もあります。本章では、よい業者を見つけるために、気をつけるべきポイントを解説しています。
順番にみていきましょう。
コンテンツSEO
コンテンツSEOを依頼する場合に、業者選びを間違えると、効果を得られないどころか、サイト評価を下げてしまう可能性があるため、注意が必要です。
【業者側が記事を作成】
- 質が低い記事を大量に作成している可能性がある
- 専門知識を持つライターが執筆しているかどうかの確認が必要
- 記事の著作権が誰に帰属するかを明確にしておく必要がある
【自社で記事を制作し、業者にアドバイスをもらうサービス】
- コンサルティングの経験や実績をしっかりと確認する
- コンサル料に見合った成果が得られるかどうかの判断が必要
コンテンツSEOは、長期的な視点で取り組む施策です。
コンテンツSEOを成功させるためには、ユーザーにとって有益な情報発信、独自性と専門性(E-E-A-T)の高いコンテンツ作成、定期的なコンテンツの更新が大切です。
業者に依頼する場合でも、自社でコンテンツ制作のノウハウを学び、ある程度の知識をもって対応したほうがよいでしょう。
内部対策
Webサイトの内部構造やコンテンツを最適化し、検索エンジンからの評価を向上させるのが内部対策です。
【基本の内部対策】
- タイトル、ディスクリプション、H1、H2などのタイトルタグへの適切なキーワード配置
- 画像にalt属性を設定
- パンくずリストの設置
- サイトマップを作成
- 構造化データのマークアップ
- 内部リンクの設置
- ページ表示速度の改善
【より踏み込んだ内部対策】
- ソースコードの最適化
ソースコードの最適化は、検索エンジンのクローラーがウェブサイトを効率的にインデックスできるようにコードを整理する作業です。
複雑なコードはクローラーの作業の邪魔をし、インデックスの遅延や見落としの原因になります。
効果的な内部SEOを行うためには、専門知識を持つコーダーに、初期段階からコーディングしてもらうのが望ましいです。
ウェブサイトによっては、ソースコードの書き換えができないケースもあります。
業者へ見積もりを依頼する際は、まず、自社のウェブサイトがソースコードの書き換えに対応しているかを確認してください。
コードの書き換えができない場合に、基本的な設定のみの対策で高額な料金を提案してくる業者も存在するため、注意しましょう。
外部対策
外部対策とは、外部サイトからの被リンク対策がメインです。しかし、最近では自作自演の被リンクが増加し、Googleからペナルティを受けるリスクが高まっています。
被リンクの数が多いだけで評価が上がり、上位表示されていた時代もありました。しかし、現在では、Googleのアルゴリズムが変わり、被リンクの数と質の両方が大切です。Googleは、質の低い被リンクを厳しく評価し、ペナルティを与えます。
Googleからペナルティを受けると、せっかく作ったサイトが検索結果から消えてしまう可能性があります。さらに、ペナルティの解除には手間のかかる手続きが必要となるのです。
しかしながら、「ペナルティリスクのない良質なリンクを提供します」と話す業者もいます。
実際に現時点でそうだとしても、これから先のことは不明です。アルゴリズムの変動によって、またいつペナルティを受けてしまうかわからないのです。
外部リンクでSEO対策を進める業者を選ぶ際は、リスクを理解し、慎重に判断しましょう。
契約前に確認すべき事項
SEO外部業者との契約前には、以下の事項をしっかり確認しましょう。
- 提供されるサービスの詳細: どのような施策(内部SEO対策・外部SEO対策・コンテンツSEOなど)を行うのか、使用するツールや方法、期待できる成果について確認する。アルゴリズムの変更によりSEO効果が薄れた場合の対応なども。
- 作業の範囲: どこまでの作業を誰が(どちらの会社が)担当するのか明確にする。たとえば、ペナルティを受けた場合のサポートや解除責任を含めた対応など。
- 報告の頻度: 成果や進捗状況をどのくらいの頻度で報告してもらえるのか確認する
- 費用:成果報酬・固定報酬・初期費用・月額費用・支払い方法などを確認する。 トータルの費用だけではなく、追加費用の発生の有無も明確にしておく
- キャンセルポリシー: 契約を解除するための条件や解約方法、解約費用などを確認しておく
これらの項目を事前に明確にしておくと、後々のトラブルを避けられます。
口約束ではなく、契約書に明記されているかを確認し、安心してサービスが受けられるようにしておきましょう。
まとめ
SEOを外部へ依頼する際に知っておくべき知識について解説しました。
SEOには種類があり、地域密着型であれば地域SEO、全国規模での認知度アップを狙うならオウンドメディアでのコンテンツSEOが有効です。
また、SEOの効果を最大化するためには、事業の特性を踏まえた目標設定やKPIの明確化が必要です。
悪質な外部業者につかまらないために、注意が必要な業者の特徴を4つ紹介しました。
- 作業内容が不明瞭な業者は避ける
- 提示されている実績が古い場合は意味がない
- 上位表示を約束してくる業者はNG
- ブラックハットSEO対策する業者に注意
契約前には、以下の点を確認したうえでの契約が大切です。
- どのような施策で対策するのか?
- アルゴリズムの変動に伴い対応してくれるか?
- どちらの会社がどこまでやるか、作業範囲の明確化
- ペナルティを受けた場合の対応は?
- 進捗状況や成果報告はどの程度の頻度でもらえるか?
- トータル費用だけでなく、追加費用についてもしっかり確認
- 契約解除における条件や解約費用の確認
SEO対策を外部へ依頼する際は、本記事で紹介した内容をしっかりと読み込み理解したうえで、見積もりを依頼しましょう。