メタディスクリプション(metadescription)がクリック率を大きく左右する?理由や設定方法を解説
Webサイトを作成している中で、メタディスクリプション(metadescription)とは何か?と疑問に感じている人もいるでしょう。
メタディスクリプション(metadescription)は、検索結果に表示されるため、タイトルよりもSEOやクリック率に大きく影響を与えます。
今回は、メタディスクリプション(metadescription)を設定する理由や、重要性について解説します。
メタディスクリプションタグとは?
メタディスクリプションとは、あるワードを検索したときに検索結果で、「タイトル」の下に表示されるページの説明文です。
また、メタディスクリプションは、スニペットという言い方もあります。
メタディスクリプションは、どのページを読もうかと検索した時に、「タイトル」「説明文」(=ディスクリプションタグ)の順で読まれます。
ユーザーが実際にページを訪問して、内容を読むかどうかを判断するために必要な要素の1つです。
meta descriptionタグは直接の検索順位決定の要素ではない
メタディスクリプションタグは、SEOに対して直接的な効果はありません。
meta descriptionタグはSEOではなく、クリック率をプラスにする要因へとつながります。
meta descriptionタグは、SEOには直接のプラス作用はありませんが、補助的効果は期待できるため、ぜひ導入を検討しましょう。
meta descriptionタグの設置方法
meta descriptionタグの設置方法についても、併せて解説します。
meta descriptionタグはWebサイトの、HTMLの<head>内にあり、metaタグの内側に記載する必要があります。
実際に表記をする箇所は、<meta name=”description” content=”Webサイトの概要”>のWebサイトの概要とされている部分です。
上記以外の場所に記載をしてしまうと、正しく内容が反映されない可能性があります。
表記内容を入力したあとは、正しい場所に設置されているかどうか確認しましょう。
メタディスクリプションを設定するメリット
メタディスクリプションの役割や、効果については上記でご紹介しました。
ここからは、メタディスクリプションを設置するメリット・設置しないデメリットをご紹介します。
設置時の注意点も解説するため、併せてご確認ください。
メリット:検索結果画面のクリック率が向上する
メタディスクリプションを設置するメリットは、検索結果画面からのクリック率が向上する点です。
メタディスクリプションはPC画面の場合、120字程度が表記されるため、より的確にページを表した文章にするとクリック率上昇につながります。
ページのターゲットが抱えていそうな課題、閲覧によって得られる利益などの情報を要約して記載すると、よりクリック率が上がるでしょう。
少しでも多くの人に興味を持ってもらうために、メタディスクリプションは思わずクリックしてしまうような、魅力的な文章を入力しましょう。
デメリット:設定しないと意図しない内容が表示
メタディスクリプションは、設定が必須ではありません。
メタディスクリプションは、ページ内に存在するテキストを、Googleが自動的に検知して表示してくれます。
自分で設定をしなくても問題なくWebサイトの運営はできるため、設定していない人もいるでしょう。
しかし、メタディスクリプションを設定しないと、内容が意図していない内容になる可能性もあります。
しっかりとページの内容をユーザーに伝えるためにも、メタディスクリプションは設定しておきましょう。
【注意】直接的な順位上昇の要因にはならない
先述している通り、メタディスクリプションはSEOに直接的な影響はありません。
そのため、メタディスクリプションに対策キーワードを入れていても、直接検索結果が変動するなどの効果が出ないのが現状です。
メタディスクリプションを設定をしたからといって、検索上位に表示されるようになるわけではないという点は、注意しましょう。
しかし、タイトルタグの補助的・補完的な要素もあるため、全く無意味というわけではない点は知っておきましょう。
メタディスクリプション設置の注意点
メタディスクリプションを設置するメリットや、設置しない際のデメリットを知ったうえで、設置を検討している人に向けて、注意点を解説します。
以下でご紹介する点を踏まえて、メタディスクリプションを設置しましょう。
ページごとに設定する
メタディスクリプションタグを設置する注意点として、まずページごとにそれぞれ設定する必要があります。
メタディスクリプションはそのページの要約を記載するため、全てのページに同じdescriptionは設定しません。
全て同じ内容を流用してしまうと、ページの内容とメタディスクリプションの内容がバラけてしまいます。
メタディスクリプションを設定する際は、そのページに合った、食い違いの無い内容を記載しましょう。
魅力的なクリックしたくなるような文章
メタディスクリプションを作成する際は、ただ文章を作るだけでは効果がありません。
閲覧したユーザーがクリックしたくなるような、魅力的な文章を作成しましょう。
メタディスクリプションはタイトルと同時に見られるため、クリックをするために重要な要素です。
より魅力を感じられるような文章にするためにも、キーワードを詰め込みすぎないように作成する必要があります。
どんな内容を記載しているのか、読んだ結果どんな効果を得られるのかなどを、オリジナリティある文章で伝えましょう。
文字数は120字前後、短ければ80字前後
メタディスクリプションを作成する際には、文字数にも注意が必要です。
パソコンなどデスクトップで見る場合が多いと想定しているページは、120字前後で作成をしましょう。
短く作成する場合は80字が目安となり、見切れずに最後までメタディスクリプションを読み切れるでしょう。
スマホやタブレットなど、モバイルで見る人が多い場合は、50字での作成が目安になります。
ページの内容をわかりやすく伝えるためにも、文字数を意識した作成が重要です。
ページ内容に合致した文章を書く
先述しましたが、全てのページで同じメタディスクリプションの流用はおすすめしません。
ページごとの概要を伝える場所がメタディスクリプションのため、全て同じ内容ではページとの内容にズレが出てしまいます。
メタディスクリプションとページの内容がズレていると、何を伝えたいのかがユーザーに伝わらなくなってしまい、結果クリック率が下がる結果にもつながる可能性があります。
メタディスクリプションを設定する際は、ページ内容と合致した文章を記載しましょう。
まとめ
メタディスクリプションタグは、Webページの概要を示す、検索結果に表示される文章を指します。
タイトルと同時に見られる部分であり、SEOに直接の影響はありませんが、クリック率に大きな影響があります。
魅力的な内容を記載するとその分クリック率につながるため、記載をしておいて損はありません。
メタディスクリプションは設定が必須ではなく、Googleが自動で内容を反映させてくれます。
しかし、意図していない内容が記載されてしまう可能性があり、場合によっては思ったような効果を得られなくなるでしょう。
メタディスクリプションを設定する際は、内容はもちろん文字数などにも工夫が必要です。
ユーザーが読みやすい長さで、知りたいと思える内容を、ページごとに設定しましょう。
メタディスクリプションはページへのクリック率を左右する、タイトルに並ぶ大事な要素です。
少しでも多くの人にページを訪問してもらうためにも、魅力的なメタディスクリプションを設定しましょう。