サイトのアクセス数を無料で調べる方法|自社・競合対応ツール【2026年】

サイトのアクセス数を無料で調べる方法|自社・競合対応ツール【2026年】

サイトのアクセス数とは、ユーザーがWebサイトを訪問・閲覧した回数を指し、PV数・セッション数・ユーザー数といった複数の指標で表されます。自社サイトの数値はGoogleの無料ツールで正確に把握でき、他社・競合サイトの数値も専用ツールで推定値として調べられます。この記事では、無料でアクセス数を調べる方法を「自社」と「他社」に分けて整理し、調べた数値を改善につなげるところまで解説します。

この記事でわかること

  • 自社のアクセス数: Googleサーチコンソールとアナリティクス(GA4)を併用すれば、無料で正確な数値と流入経路まで把握できます。
  • 他社・競合のアクセス数: SimilarWebなどでURLを入力すれば調べられますが、数値はあくまで推定値である点に注意が必要です。
  • 改善まで: アクセス数は「見て終わり」では意味がなく、サーチコンソールを起点に具体的な打ち手へ落とし込むことが重要です。
目次

アクセス数の3指標(PV・セッション・ユーザー数)の違い

「アクセス数」と一口に言っても、実際には複数の指標があり、混同するとツールの数値を読み違えます。代表的な3つの指標を先に整理します。

PV数(ページビュー数)は、ページが表示された延べ回数です。1人のユーザーが3ページ閲覧すれば、PV数は3になります。セッション数は、ユーザーがサイトを訪問した回数(1回の訪問のまとまり)です。1人が朝と夜に2回訪問すれば、セッション数は2です。ユーザー数は、サイトを訪れた人数(重複を除いたおおよその実人数)です。同じ人が何度訪れても、ユーザー数は1としてカウントされます。

3つの指標は「ユーザー数 ≦ セッション数 ≦ PV数」という大小関係になるのが基本です。GA4ではPV数が「表示回数」という名称で扱われる点も、初めて触れる方がつまずきやすいポイントです。

アクセス数の3指標の関係(PV ≧ セッション ≧ ユーザー数) PV数(表示回数):ページが表示された延べ回数 セッション数:サイトを訪問した回数 ユーザー数:訪れた実人数 1人が2回訪問し計5ページ閲覧 → ユーザー数1/セッション数2/PV数5

どの指標を見るべきかは目的によって変わります。コンテンツの読まれ方を見たいならPV数、訪問の発生回数ならセッション数、リーチした実人数の規模感ならユーザー数を確認します。

Q. PV数・セッション数・ユーザー数は何が違いますか?

A. PV数はページが表示された延べ回数、セッション数はサイトを訪問した回数、ユーザー数は訪れた実人数(重複除外)です。1人が2回訪問して合計5ページ見た場合、ユーザー数1・セッション数2・PV数5となります。通常は「ユーザー数 ≦ セッション数 ≦ PV数」の関係になります。

指標の意味を押さえたうえで、まずは自社サイトのアクセス数を調べる方法から見ていきます。

自社サイトのアクセス数を無料で調べる方法

自社サイトのアクセス数は、Googleが提供する無料ツールで正確な実数値を把握できます。かつてはFC2アクセス解析や忍者アクセス解析などの簡易ツールも定番でしたが、現在は後述のとおり状況が変わっており、無料で本格的に分析するならGoogleサーチコンソール・GA4・Microsoft Clarityの3つが主軸になります。まずは主要ツールの早見表で全体像を確認します。

ツール主にわかること料金向いている用途
Googleサーチコンソール検索流入クエリ・表示回数・クリック・掲載順位無料SEO・コンテンツ改善の打ち手出し
Googleアナリティクス(GA4)流入経路・PV/セッション/ユーザー数・CVまでの行動無料サイト全体の評価・流入〜CVの俯瞰
Microsoft Clarityヒートマップ・セッション録画(行動の可視化)完全無料ページ内の離脱・クリック箇所の特定
忍者アクセス解析訪問数・端末などの簡易ログ無料プランあり/有料は年額3,790円(税込)+初回初期設定費1,290円(税込)手軽な簡易計測
アクセス解析研究所訪問ユーザーの追跡・簡易解析完全無料広告なしで手軽に使いたい場合

表のとおり、無料でも役割の異なるツールが揃っています。なかでも中核となるサーチコンソールとGA4、そして行動分析のClarityを順に解説します。

Googleサーチコンソール|SEO・コンテンツ改善の必須ツール

Googleサーチコンソール(GSC)は、検索結果での表示回数・クリック数・掲載順位、そして流入につながった検索キーワードを無料で把握できるツールです。アクセス「後」ではなく、検索からの流入「前」のデータを扱う点がGA4との大きな違いです。

(アイダイム分析)記事コンテンツの改修を判断するうえで、サーチコンソールは事実上の必須ツールです。同一クエリで自社の複数ページが競合していないか(カニバリゼーション)、各ページがインデックスされているか、どのキーワードで何位を取れているか——コンテンツ改善に必要な判断材料は、ここでほぼ揃います。逆に言えば、サーチコンソールのデータから次の打ち手を導き出せるかどうかが、SEOの実力が問われる部分でもあります。

(自社検証)当社が海外SEO案件で対象キーワードの掲載順位を2週間以内に1位へ引き上げた際も、起点はサーチコンソールのクエリ×ページ分析でした。同じ施策の枠組みで、特定キーワードの流入を前月比+255%まで伸ばした事例もあります(直近の自社運用実績)。この結果から言えるのは、アクセス数そのものより「どのクエリで・何位で・どれだけ表示されているか」を起点にすると、改善の打ち手が具体化しやすいということです。サーチコンソールとGA4を使った無料分析の進め方は「サイトの無料分析を始めるなら!GA/GSC活用の完全ガイド」でも詳しく解説しています。

Googleアナリティクス(GA4)|流入〜CVを俯瞰するSEM視点

Googleアナリティクス(GA4)は、自社サイトのPV数・セッション数・ユーザー数を実数で計測できる無料ツールです。サーチコンソールが検索という入口を見るのに対し、GA4はサイトに来た後の行動——どの経路(検索・SNS・広告・直接など)から来て、どのページを巡り、最終的にコンバージョン(CV)に至ったか——を俯瞰します。

(アイダイム分析)GA4はSEOという一点ではなく、流入経路からCVまでをサイト全体で捉えるSEM(検索エンジンマーケティング)の視点で見るツールだと位置づけると、サーチコンソールとの役割分担が明確になります。集客の入口最適化はサーチコンソール、入口から成果までの全体評価はGA4、という使い分けです。

なお、GA4には同業他社と自社を比較できるベンチマーク機能があり、表示回数やエンゲージメントなどの指標について業界の中央値や25・75パーセンタイルと自社の位置を確認できます(2024年5月30日以降に利用可能)。基本設定から各レポートの見方までは「GA4の使い方完全ガイド|基本設定から分析レポートの見方まで図解」にまとめています。

Microsoft Clarity|完全無料の行動分析・ヒートマップ

Microsoft Clarityは、ヒートマップ(クリックやスクロールを色の濃淡で可視化する手法)とセッション録画を完全無料で利用できるツールです。GA4が「どれだけ来たか」を数値で示すのに対し、Clarityは「ページ内でユーザーがどう動いたか」を視覚的に確認できます。

どこで離脱しているか、どの要素がよくクリックされているかが一目でわかるため、アクセス数の改善ではなく、来訪後の体験改善(CVR向上)に向きます。ヒートマップの種類や具体的な改善手順は「【2026年最新】ヒートマップ分析の教科書|種類・手順・CVR改善事例」で解説しています。

Q. 自社サイトのアクセス数を無料で正確に知る方法は?

A. Googleアナリティクス(GA4)を導入すれば、PV数・セッション数・ユーザー数を無料かつ実数で計測できます。自社サイトのデータは推定値ではなく実測値のため、信頼性が高いのが特長です。検索からの流入を見たい場合はサーチコンソールを併用します。

Q. GA4とサーチコンソールはどう使い分ければいいですか?

A. サーチコンソールは検索流入「前」のデータ(表示回数・クリック・順位・流入キーワード)を扱い、SEOやコンテンツ改善の打ち手出しに使います。GA4は流入「後」の行動(流入経路・PV・CVまでの動き)をサイト全体で俯瞰します。両者は役割が異なるため、併用が基本です。

自社サイトが実数で把握できる一方、他社・競合サイトのアクセス数は別のアプローチが必要です。

他社・競合サイトのアクセス数を無料で調べる方法

競合のアクセス規模や流入経路を知ることは、自社のWeb戦略を立てるうえで有効です。ただし他社サイトには直接アクセスできないため、外部ツールが算出する推定値を使うことになります。

SimilarWeb|URL入力で競合の推定アクセス数を調べる

SimilarWebは、調べたいサイトのURLを入力するだけで、推定アクセス数・平均滞在時間・流入経路・上位流入キーワードなどを確認できるツールです。無料版でも競合のおおまかな規模感や流入構造を把握でき、より詳細な分析は有料版で行えます。

また、SimilarWebでは競合サイトの流入元を検索・SNS・広告・リファラルといったチャネル別の構成比で確認できます。単純なアクセス数だけでなく、競合がどのチャネルから流入を得ているのかという流入元の内訳まで分析することで、自社が優先して強化すべきチャネルの当たりをつけられます。複数の競合を並べてトラフィックの傾向を比較すれば、市場内での自社の立ち位置も把握しやすくなります。

重要なのは、ここで表示される数値があくまで推定値(参考値)である点です。自社のGA4が実測値であるのに対し、競合データはツールが独自に算出した値のため、規模感や傾向の把握に使い、絶対値として鵜呑みにしないのが適切な使い方です。

その他の競合分析ツール(Keywordmap等)

SimilarWeb以外にも、Keywordmapのように競合の流入キーワードや想定流入数を分析できるツールがあります。多くは有料ですが、一部機能を無料トライアルで試せるものもあります。競合のどのキーワードが流入を生んでいるかまで踏み込みたい場合に検討するとよいでしょう。競合調査の進め方やフレームワークは「競合分析の方法は?手順やフレームワークを使った方法とおすすめのツールも紹介」で詳しく解説しています。

Q. 他社サイトのアクセス数は無料で正確に分かりますか?

A. SimilarWebなどのツールでURLを入力すれば無料で調べられますが、表示されるのは推定値です。自社サイトのGA4データのような実測値ではないため、競合の規模感や流入傾向をつかむ目的で活用し、数値そのものは参考値として扱うのが適切です。

競合調査の精度には限界があるからこそ、自社で確実に取得できるデータを起点に戦略を組むことが大切です。

旧世代ツールは今どうなった?(FC2は終了済み)

かつてアクセス解析の定番だった無料ツールは、現在その多くが立ち位置を変えています。古い記事を参考に導入しようとすると誤情報につながるため、2026年時点の状況を整理します。

FC2アクセス解析は、2025年6月2日午前10時をもってサービスを終了しました。料金にかかわらず利用できなくなっているため、これから導入することはできません。一方、忍者アクセス解析は2026年現在も継続しており、無料プランのほか有料プラン(年額3,790円・税込、初回のみ初期設定費1,290円・税込)が提供されています。アクセス解析研究所も完全無料で継続提供中です。

(アイダイム分析)これらの簡易ツールは手軽さが魅力でしたが、検索流入の分析やCVまでの行動把握といった本格的な改善には機能が限られます。これから始めるなら、無料で高機能なサーチコンソール・GA4・Clarityを主軸に据えることをおすすめします。

アクセス数を「見て終わり」にしない改善の進め方

アクセス数を調べること自体が目的化すると、数値を眺めるだけで施策が進みません。重要なのは、取得したデータから次の一手を導き出すことです。

進め方の基本は、まずサーチコンソールで「表示回数は多いのにクリックされていないキーワード」や「あと少しで上位に届くキーワード」を見つけ、そのキーワードに応える内容へコンテンツを改善することです。次にGA4で流入経路とCVまでの動きを確認し、離脱が多い箇所をClarityのヒートマップで特定します。この順序で、入口(集客)から成果(CV)までを一気通貫で改善していきます。

(自社検証)当社が海外SEOで2週間以内に1位を獲得し、特定キーワードの流入を前月比+255%まで伸ばせたのも、アクセス数の増減を追うのではなく、サーチコンソールのクエリ単位のデータから改善ポイントを特定したためです(直近の自社運用実績)。この結果から言えるのは、ツールで数値を「見る」段階から、数値を根拠に「打ち手を決める」段階へ進めることが成果につながるということです。アクセス数(PV)が伸び悩む原因と対策は「ブログのアクセス数が上がらない原因|PVを上げる効果的な方法」も参考にしてください。

Q. アクセス数を調べた後、何を改善すればいいですか?

A. まずサーチコンソールで「表示は多いがクリックされないキーワード」や「上位手前のキーワード」を特定し、その検索意図に応える内容へコンテンツを改善します。次にGA4で流入経路とCVまでの行動を確認し、離脱箇所はClarityのヒートマップで特定します。集客から成果までを順に最適化するのが効果的です。

数値を取得して終わりにせず、改善のサイクルに乗せることで、アクセス解析は初めて成果に結びつきます。

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アクセス数は測れても、「どこが弱くて増えないのか」はツールの画面には出てきません。アイダイムの無料SEO診断では、インデックス状況や検索での見え方を8カテゴリで確認し、いまの数字を動かすために先に手を入れる箇所をお伝えします。

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参考情報

  • FC2アクセス解析 サービス終了のお知らせ(2025年6月2日)
  • Google アナリティクス ヘルプ「[GA4] ベンチマーク」(提供開始:2024年5月30日)
  • Microsoft Clarity 公式
  • 忍者アクセス解析 各プランの比較(https://www.ninja.co.jp/analyze/point_type3)
  • アクセス解析研究所 公式(https://accaii.com/)

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