コンテンツSEOとは?初心者にもわかりやすくメリットや手順を解説
Webページを運用していると、発信しているコンテンツが検索上位にならない、セッション数が増えないと悩んでいる人もいるでしょう。
今回はコンテンツSEOとは何かから、メリットや手順、高く評価されるコンテンツの作成方法などを解説します。
自社のコンテンツを伸ばしたい、評価されるコンテンツを作成したい場合は、ぜひ最後までお読みください。
コンテンツSEOとは
SEO対策には内部対策・外部対策・コンテンツSEOと、3つの手法があり、その中の1つがコンテンツSEOです。
記事などの文章の中身に対して、効果的な対策を行い、SEOの評価を高める方法となります。
コンテンツSEOとは良質なコンテンツを定期的に作成し、検索順位の最適化によって、検索エンジンからの集客を狙う方法です。
各検索キーワードに対応したコンテンツを整備して、検索エンジンからもユーザーからも評価されるサイトにし、アクセス数増加を目指します。
作成したコンテンツの順位が上がらない、流入が増えない場合は、キーワードに対して適切な対策ができていないと考えられます。
既存コンテンツの順位を上げる場合でも、適切な検索意図に沿った内容への追記やリライトが必要です。
適切なキーワード選定方法については、以下の記事で解説しています。
>>キーワード選定が難しい方へ|正しいやり方とおすすめツールをプロが解説
コンテンツSEOのメリット
コンテンツSEOは検索結果からの、自然な流入を目指す手法です。
しかし対策によって得られる効果は、流入増加以外にもあります。
コンテンツSEOの実施によって得られる、広告費削減や自社のブランディングなどの、メリットをご紹介します。
コンテンツが資産になる
自社で作成し、公開したコンテンツは会社の資産となります。
非公開や削除とするまでは、永久的にコンテンツはWeb上に残り、集客のサポートをしてくれるでしょう。
実施したSEOの施策はサイト内に蓄積するため、価値が大きくなっていきます。
しかしコンテンツは一度公開したら、そのままで良いわけではありません。
コンテンツの価値が減らないように、検索上位を維持できるように、絶えず情報の更新などのメンテナンスを行う必要があります。
広告費をかけずに集客することができる
SEO対策はリスティング広告と異なり、広告にかかる費用が安くなります。
リスティング広告はクリックされる度に料金を支払うため、場合によっては費用が高額になります。
上位に広告が表示されるものの、クリック率が低い点もあり、費用だけがかかって効果を得られないといった場合もあるでしょう。
しかしSEO対策は初期費用はかかりますが、継続の費用は小さく済みます。
さらに上位表示されると、リスティング広告よりもクリック率が高いため、多くの人の流入が見込めます。
CVに近いニーズを持つユーザーを呼び込みやすい
コンテンツSEOを行うメリットには、CVに近いニーズを持つユーザーからのアクセスが得られやすい点もあります。
コンテンツを作成する際には、どのようなキーワードで検索した人を狙うのか、キーワードの設定を行います。
どんな悩みを持っていて、どのような情報を求めているのかといったユーザー像を明確にしたうえで、設計と作成をするとニーズに近いユーザーを呼び込めるでしょう。
見込み客に対してアプローチ方法を考えている場合は、コンテンツSEOの実施をご検討ください。
上位を取れれば成果を継続しやすい
SEO対策を実施して、一度上位表示された記事は継続して上位に表示されやすく、アクセスや問い合わせといった成果を得られる可能性があります。
上位表示を獲得するには時間がかかりますが、一度評価されると良質なコンテンツとして、価値のある状態が続きます。
しかし一度上位になったからといって、そのままにしていると、順位はどんどん下がっていくでしょう。
定期的に流入結果の振り返りや、競合の分析によって得た結果を反映させたメンテナンスが、必要です。
高品質な記事を積み上げ集客力をあげる
コンテンツSEOを常に継続し、良質な記事を積み上げると、集客力も高まります。
先述している通り、リスティング広告とは異なり費用がかからない、半永久的に公開されるため、上位表示されるとずっとユーザーの目に留まるでしょう。
品質の高い記事を積み上げるとコンテンツだけではなく、サイト全体の評価も高まります。
サイトの評価が高まると、過去に追加したページの検索順位も向上する場合があるため、記事の積み上げは重要です。
ユーザーにとって有益なコンテンツは被リンクも得やすい
ユーザーにとって有益な情報が載っているコンテンツは、SNSや外部サイトからの被リンクを獲得できる可能性があります。
拡散される数が増えれば増えるほど、検索以外からのアクセスが増加するでしょう。
拡散されたリンクからくる場合は、コンテンツのキーワードに対して、興味がある・関心が高い可能性が考えられます。
良質なサイトからの被リンクを獲得すると、結果としてGoogleからの評価も高まります。
Googleから評価されるサイト作りはもちろん、ユーザーに拡散されるような内容の記事作りも重要です。
自社のブランディング効果もある
継続したコンテンツSEOは、自社のブランディングにも効果がある点もメリットです。
特定のキーワードに関連する内容でコンテンツを作成し、情報を蓄積させていきます。
結果としてSEOの順位が上がり、ユーザーがサイトを訪問する機会も増えていくと、ブランドの認知へとつながっていきます。
特定のキーワードでの情報が蓄積すると、専門的なサイトとしての評価も得られるでしょう。
自社ブランドの認知拡大には、コンテンツSEOは有効な手法の1つです。
コンテンツSEOのデメリット
コンテンツSEOには効果が出るまで時間がかかる、メンテナンスの手間が必要といったデメリットも存在します。
メリットはもちろん、コンテンツSEOのデメリットも知ったうえで、どのように導入するかを検討しましょう。
即効性が無い
コンテンツSEOは実施したからといって、すぐに効果が出るものではありません。
基本的には中長期的に安定した集客を獲得するための施策のため、効果が出てくるには早くても数ヶ月〜1年ほどの時間がかかります。
そのため最短で1年ほどの時間をかける必要があるという点を、担当者だけではなく、会社全体として知っておく必要があります。
時間がかかる理由としては、検索エンジンが評価を安定するのには時間がかかるためです。
検索上位のページをどれだけ作成するかにも左右されるため、全体的に時間がかかる点がデメリットとなります。
短期間で成果を望む場合は、リスティング広告など、SEOとは別の方法を検討する必要があります。
定期的にリライトなどのメンテナンスが必要
コンテンツは公開をして、上位表示がされたとしても、そのまま放っておいていいわけではありません。
公開してから効果がどのように出ているのか、順位の変化はどうなっているかなど、効果測定の実施が必須です。
定期的な情報の更新やリライトといった、メンテナンスが必要です。
メンテナンスを実施しない場合は、徐々に順位が下がり、結果として集客の効果は見込めないでしょう。
Googleは最新の情報を記載しているコンテンツを評価する傾向もあるため、関連コンテンツの増加やリライトなどは欠かせません。
作業のための時間や人員を用意する必要が出てくる点は、デメリットの1つです。
マイナス要素となる可能性がある
場合によってはコンテンツSEOは、マイナス要素となる可能性があります。
SEOを意識した記事の作成は、検索エンジンやユーザーからの評価を獲得できます。
ただ記事を作成し、公開したという記事では、信頼性に欠けてしまい高い評価を得られません。
サイト内にコンテンツの量を増やすために、記事を量産するという行為はSEOの観点からは逆効果となる可能性があります。
質の悪い記事を大量に作成してしまい、実際に大幅に検索順位を落としてしまったという場合もあります。
SEO対策の中では量の担保も必要ですが、まずはコンテンツの質を高めて、検索エンジンからの評価を上げましょう。
コンテンツSEOの基本
良質なコンテンツはGoogleからも、ユーザーからも評価されますが、視点が少し異なります。
Googleからもユーザーからも認められるコンテンツとは、どういったものかをご紹介します。
なお、どちらから見てもユーザー目線に立った記事を発信する、という根本は変わりません。
Googleからみた良いコンテンツ
Googleから見た良いコンテンツ、評価されている記事とは、どんな内容なのかを確かめましょう。
具体的にGoogleから評価されるコンテンツには、以下のような内容が必要です。
- 画像の設定
- タイトルタグの設定
- 見出しタグの設定
- 見出しに対策キーワードを入れる
- 対策キーワードについて、網羅的にコンテンツを作成する
ユーザーから見た時には必要ないと感じる部分でも、Googleにとっては大切とされている部分があります。
どのようなキーワードについて書いているのかを認識させるためには、タグの設定などは欠かせません。
サイトの構造の部分にも着目をした、コンテンツ作りが重要です。
ユーザーにとって良いコンテンツ
ユーザーにとって良いコンテンツとは、自身が抱えている疑問を解消するコンテンツです。
ユーザーは疑問を解消したいと考えて検索を行っているため、狙ったキーワードの疑問を解消しているコンテンツが、より評価を得るのは当然といえるでしょう。
また上で述べている通り、ユーザーファーストが根本となっており、ユーザーにとって有益な情報があるコンテンツが評価されています。
「Googleが掲げる10の真実」では、ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくると記載されています。
ユーザーの利便性を考えたうえで、検索エンジンが理解しやすいサイトの設計を行うと、Googleからもユーザーからも良いコンテンツと評価されるでしょう。
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コンテンツSEOの具体的なやり方
コンテンツSEOで効果を発揮し、Googleからもユーザーからも評価されるために必要な、作成手順をご紹介します。
SEOを意識した記事作成によって、上位表示を獲得し、長期的な集客ができるサイト作りを目指しましょう。
自社の商品・サービスの分析
どのような内容のコンテンツを作成するかを決めるには、自社の商品やサービスの分析が欠かせません。
詳細に分析を行うと、どのような人をターゲットに訴求していくか、という方針も決まってきます。
たとえば車を販売していたとしても、高級車と容量の大きいファミリーカーでは、ターゲットにすべき層が異なります。
それぞれの商品やサービスを詳細に分析し、ターゲットに応じたページを作りましょう。
ペルソナ設定
商品やサービスの分析を行い、ターゲットの層が決まったあとは、ペルソナの設定です。
コンテンツを届けたい対象を明確にするために、商品やサービスを求めている人を綿密に想定します。
予算はどの程度なのか、何人で利用するのか、年齢層などを具体的に設定するとユーザーが知りたい内容が記載されたコンテンツが完成するでしょう。
ペルソナ設定が難しい場合は、実際によくお客様からもらう質問などを聞いて作る方法もあります。
これから作成するコンテンツを選択する
ユーザーの想定が完了したあとは、作成するコンテンツの選択を行います。
コンテンツ作成には時間もかかるため、優先度を決めておく必要があります。
優先度を決める際には、以下の点を踏まえて、総合的に重要性が高いところから作成しましょう。
- お客様からのニーズが高いコンテンツ
- 社内での公開優先度が高いもの
- 検索回数が多く集客力がありそうなコンテンツ
作成するコンテンツを決めてから、内容作成のための準備に進みます。
競合サイトのページのチェックと熟読
内容を執筆する前に、現在どのようなサイトが上位表示されているのか、競合を確認しましょう。
作成をするキーワードで検索をし、実際の上位サイトに目を通します。
上位表示されているサイトやコンテンツは、Googleからの評価が高いと考えられるためです。
どのような見出しや構成、コンテンツの内容はどうなっているかを熟読し、自社のコンテンツ作りの参考にしましょう。
対策するSEOキーワードを選定する
自社の商品やサービスを求めている人は、どのようなキーワードで検索するかを考え、対策すべきSEOキーワードを選定しましょう。
キーワード選定を行う際はメインのキーワードのほかに、関連するキーワードも洗い出し、同時に対策を行うと幅広い集客につながります。
キーワードの洗い出しには、goodkeywordなどのツールを利用すると、スムーズに進みます。
コンテンツの執筆・ページ化
キーワードの選定まで終えると、コンテンツの執筆やページ化に進みます。
いきなりそのページを読んでも、訪問者が問題なく内容を理解できるように、ページを構成する必要があります。
ユーザーが満足する情報を記載し、専門的な内容はわかりやすく解説されているコンテンツを目指しましょう。
専門性や信頼性のある情報や検索意図を盛り込むのはもちろん、独自性のある内容も記載すると、より評価が高まります。
検証・リライト
定期的に記事の検証やリライトも、SEO対策では大切なステップです。
記事を作成して公開したら、そこで終わりではありません。
公開後にどのような動きをしたのか、ユーザーの反応はどうかといった内容を、定期的に見直しましょう。
思うような反応がない、順位が上がらないといった場合は、リライトを実施して改善を目指す必要があります。
まとめ
コンテンツSEOとは記事などの文章の中身に対して、効果的な対策を行い、SEOの評価を高める方法です。
検索上位表示を狙い、検索からの集客を目指すための方法でもあります。
コンテンツSEOは長期的な費用がかからず、自社のブランディングにつながるといったメリットがあります。
効果が出るまでに時間がかかる、定期的なメンテナンスが必要といったデメリットもありますが、実施して損はありません。
コンテンツSEOを実施する際は、自社製品やサービスの分析からペルソナ設定、競合の分析からリライトまでの手順を踏む必要があります。
コンテンツSEOは手間や時間がかかりますが、一度効果を得られると継続した成果を得られます。
少しでも集客の窓口を増やしたい場合や検索からのアクセス数増加、自社の認知度を上げたいといった際は、コンテンツSEOに力を入れましょう。